鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2533回】 <重要なので繰り返し>紹介の本質

2017年12月06日 | 住宅コンサルタントとして
テレビを見なくなる人がますます増えていくので、
テレビ局にお金が落ちなくなっています。

雑誌や新聞、チラシも同じ。

これまでのマスメディアを活用した情報発信の効果は年々下がっていき、
そこの部分を理解できず、未だにチラシだ雑誌掲載だと言っている住宅会社は
衝撃的に来場客数が減っていくことでしょう。

数年後に向けて、今から対策を打っていかなければ、
本当に大変なことになるのです。

で、私が手を打つべきだと個人的に思っているのは、
自社の認知度を高めるためのオフィスやショールーム、モデルハウスの建築と
たくさん紹介していただけるような会社、個人となることです。

辺鄙なところに目立たないオフィスで良かったのは、はるか以前の話で、
これからの時代、広告効果が減少していく中、
比較的目がつきやすい場所にセンスの良いモデルハウスやショールームを持っていることが、
自社のブランディングにつながります。

チラシを何回も打つのであれば、目立つところにオフィスを構えた方が、結果、
費用対効果が高くなるかと思います。

それと紹介をたくさんいただけるようになること。

そのためのポイントは、以前にもたびたびこのブログで書いていますが、
重要なので再度、まとめます。

紹介をたくさんいただこうと思うのであれば、
最も大切なことは、自分が数多くの紹介をいろんな方にさせていただくことです。

紹介する人の立場、気持ちを自分自身が理解することです。

オススメのお店でも良いですし、
オススメの車の営業マン、保険のセールスマン、オススメのレストランなど、
日頃からいろんな方にいろいろと紹介し、いろんな方のお役に立つことです。

紹介って、不思議なもので、人間力が高い人が紹介すると、
紹介された側がすぐに行動に移すのに対し、
人間力が低い人が何かを紹介しても、紹介された側は動きません。

紹介をすることで、自分と同じレベルの人、
もしくは自分よりレベルが低い人しか動いてくれない、
ということが分かってきます。

そして紹介をするということの重さを自分自身が理解することになるのです。

自分がオススメ、と紹介した営業マンが外れだと、
その紹介した人からの信用はがた落ちです。

自分がオススメのお店が感じが悪くても同じ。

すなわち、人に何かを紹介するということは、紹介する方もリスクを負っているということです。

ということが分かれば、
紹介をいただこうと思うのであれば、自分がどのレベルで仕事をしていなくてはならないか、
ということが分かってくるのです。

こうしたことを理解せずに、ただいろんな方に

「家を建てる人を紹介して下さい」

とお願いしまくるのは、紹介活動とは言えない、と個人的に思っています。

こうした本質を分かっている人は、いろんな方が紹介してくれたり、
その良い評判が地域に浸透し、お客様の方から寄ってきてくれます。

紹介の本質。
皆さんは理解できていますか?
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