鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2530回】 両親を連れての食事会

2017年12月03日 | 住宅コンサルタントとして
成人するまで親のすねを思いっきりかじらせてもらった、せめてものお返しということで、
成人してから毎年、両親にお年玉を送っておりました。

そして経済的に少し余裕ができてから、旅行をプレゼントするようになりました。

ただ、私の両親は、本当に遊ぶのが下手で、
行った先々で楽しいことを見つけたりすることが出来ないのです。

だからツアーの方が楽、と言われたので、
ここ数年は私たちがアテンドをして両親を連れて旅行に行っていました。

その旅行も、母親の視力が著しく低下したりと言うことで昨年で終了し、
今年からは食事会のみ、という形になりまして、
昨日、両親を連れて私と家内、長男、次男の6人で食事に行きました。

両親と久しぶりに歩いたのですが、歩くスピードは普段の自分と比較して3分の1~4分の1。
歩道も広くないと歩きにくそうでしたし、暗いと本当に見えない。

階段の上り下りなんて本当に大変で、
外に出てもお酒をゆっくり飲むこともできないようです。

住宅に関する仕事をさせていただいてきて、
段差が危険とか、バリアフリーの重要性なんてわかっているつもりでしたが
ご年配の方の気持ちやご苦労を改めて知りました。

父はウチの家族が全員揃っているので嬉しかったのか、
ビールと日本酒を結構飲んでしまって、グデングデンになってしまいました。

ですから、帰りはタクシーを呼んでもらって、
大阪のミナミから自宅までタクシーで帰ってもらいました。
(電車に乗って、視力が非常に弱くなった母の手を引いて帰ってもらう、なんて無理と判断しました)

ご年配の方、ご妊娠中の方、車いすの方など、
いろんな方の視点で家や街を見た時、もっとできることはあるなぁ、と実感した1日でした。

後何回、親にお返しができるか分かりませんが、
年に一度は家族全員で集まって、感謝の気持ちを伝えることを継続していきたいと思っています。
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