鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1172回】 これから家を建てる人が求めるであろうこと

2014年03月17日 | 住宅コンサルタントとして
どう考えても、家を建てることを生業としている企業数は多すぎます。
ですからこれから先、残念ながら家づくりをお客様から託されることが激減し、
商売を継続できなくなる企業が出てくることでしょう。

では、どういう企業が淘汰されていくのかと言えば、
それはお客様の嗜好やニーズの変化に適応出来ない会社になるでしょう。

いつの時代も、変化に適応出来ない企業は、やっていけなくなるものです。

個人的には、10年先に家を建てる人が家づくりにかけられる予算は、
今よりも間違いなく減少すると思っています。
更に家そのものや住宅会社に求めるものも相当変わってくると思います。

10年先に家を建てる人は、今の10代後半から30代前半の方が中心です。

この世代の方は、私のような団塊ジュニア世代とは価値観もセンスもかなり違うと思うのです。
更には情報集の仕方、友達との付き合い方も、ちょっと違うような気がするのですね・・・。

この世代の方に適応していくために、
クライアント様に取り組んでいただきたいと思っていることがあります。

それをちょっとまとめると・・・

異なる4つのカテゴリーでイケてる家をプロデュース出来る会社であることを発信すること。

建設業からサービス業へと変わること。

マーケティング力を劇的に上げること。
例えば、お客様が来場される前に、自社の大半のことが分かった状態で会う。
自社の考え方やこだわりを分かってくれている、って感じですかね。

センスと施工力を磨き続けること。

自社の世界観を発信し続け、共感していただくこと。

とまあ、まとめてみると「当たり前やん!」って突っ込まれそうですが、
こうした当たり前のことを確実にやれることこそが、生き残るためには不可欠なのです。

お客様が求めるであろうことを予測し、それを提供出来る会社に変わっていくこと・・・。
ここをクライアント様と共に目指したいと思っています。
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