鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1167回】 個々の能力や手法・テクニックだけでは、業績は頭打ち

2014年03月12日 | 住宅コンサルタントとして
業績を高めるために必要なことは何なのか?

いろんなポイントがありますが、どの人でもイメージ出来るのは、
優秀な営業や設計のスタッフを採用することでしょう。

確かに働いてくれるスタッフが優秀なのに越したことはありません。

一般的に会社がある程度の規模になるまでは、優秀なスタッフさんの能力×頭数で
会社の業績は決まってきます。
例えば、営業マンの受注力が1人あたり12棟として、そういう営業マンが2人いると
その会社の年間受注棟数が24棟になる感じです。

しかしながら、ある一定レベルの規模になってきますと、
この公式が当てはまらなくなってきます。

12棟受注出来る営業マンが4人いるのに、30棟強で受注が終わってしまう感じなのですね。

それ以降、優秀なスタッフを採用しても、なかなか業績が上がらないという現象になってしまうのです。

この状態を突破するためには、やはり経営者の手腕が必要になってきます。
経営力が欠かせなくなってくるのです。

経営者とは、自ら現場で営業や設計の実務をするのが仕事ではありません。

文字通り、「経営する」ことが経営者の仕事です。

ライバルを調査し、ライバルを上回るマーケティングを展開し、商品を開発する。
スタッフの能力が100%発揮できるような環境・ルールを整える。
優秀なスタッフを採用し、育成するしくみを社内に構築する。
事業を任せられる責任者を育成する。
原価を管理するしくみを構築する。
幹部や社員さんが会社好きになるような雰囲気をつくる。

挙げればきりがないくらい、経営者としての仕事があるのです。

50棟、100棟と業績が伸びていく会社は、経営がしっかりと出来ているのです。

経営者として経営力を磨いていきましょう!
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