鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1168回】 冷静に自社を分析する

2014年03月13日 | 住宅コンサルタントとして
会社の業績が順調に伸びている時は、今のやり方を継続していけばいいですが、
業績が頭打ちになったり、更には下がってきたとしたら、
それは今のやり方を変えなさい、というサインなのだと個人的には思っています。

自社の今のやり方を変える際、参考になるのは、各プロセスの数値です。

そもそもお客様の来場数が減っているのか?
それとも実際に商談数が減っているのか?
商談数自体は変わっていないのに契約数が下がっているのか?

棟数が伸びてきて、スタッフの数が増えれば増えるほど、
こうした基本的な数値の管理は不可欠になります。

そしてそうした数値となった要因は何なのか。という分析をする必要があります。

数値は、それを取ること自体が目的なのではなく、
現状を正しく認識し、正しい改善策を打つための手段なのです。

そこの目的と手段をしっかりと理解しておくと、数値を取得し続けることに違和感を感じなくなります。

お客様の来場数が減っているとしたら、

・イベント企画がお客様のニーズとズレている
・イベント開催数がそもそも少ない
・イベントの告知媒体の選定が間違っている
・エリアの選定が間違っている

などなど、いろんな仮説が出てくるでしょう。
それらの仮説をベースに改善策を決定し、すぐに実行する必要があるのです。

もちろん、実行しても結果をデータで取り、また分析し、仮説を出すことが欠かせません。

こうして、お客様の来場が安定してくるようになるのです。

来場数はそこそこなのに、商談客数が増えていない場合、そこにも当然ながら理由があります。
そして商談客数は減っていないのに契約が減っている場合にも、理由は存在するのです。

棟数が増え、スタッフの人数が増えれば増えるほど、
このように数値を取得し続け、分析し、改善策を考え、行動するというプロセスの重要性が増します。

しっかりと数字で自社を冷静に分析していきましょう!
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