田中川の生き物調査隊

平成12年3月発足。伊勢湾に注ぐ田中川流域の自然と生き物を調べ、知らせる活動をしています。三重県内の生き物も紹介します。

水面に浮くコムライシアブ

2010-08-22 | ハエ目(双翅目)

ムシヒキアブ科イシアブ亜科のコムライシアブ Choerades komurae (Matsumura, 1911)

鈴鹿市の山地,内部川の源流部。渓流脇の小さな水溜りにコムライシアブ雄が浮いていた。

新訂原色昆虫大図鑑Ⅲによると,コムライシアブは「体長11~18㎜。イッシキイシアブに類似するが,触角第3節はより細長く,♀も胸背に黄色ないし黄白の毛を密生し」,北海道・本州・四国・九州;サハリンに分布するという。
又,同書の検索表によると,コムライシアブは「体は長毛を欠く。腹部は細長い。第7腹節背板の後縁に又状突起を生じない。第7腹節背板の後縁背中線部は伸びない。♂の交尾器背面の先端近くに剛毛が融合した板状突起がある。板状突起は湾曲する。」という特徴がある。

2010.7.17


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