田中川の生き物調査隊

平成12年3月発足。伊勢湾に注ぐ田中川流域の自然と生き物を調べ、知らせる活動をしています。三重県内の生き物も紹介します。

ハマボウ種子

2007-10-26 | ハマボウ
ハマボウ種子
田中川干潟のハマボウに会いに行ってきた。
いくつもの果実は少し開き気味で、中の種子が見えていた。開いていない果実でさえ、少し触っただけで割れて、中の種子がこぼれ落ちる。
2007.10.24

ハイビスカス・ハマボウ
紅葉するハマボウ
ハマボウ 群落の予感
ハマボウ 干潟に生まれる

ハマボウ種子
ハマボウの種子は海水に浮いて、各地の干潟にたどり着くと前々から聞いていたが、本当に浮くのか確かめてみたくなった。
潮溜まりに浮かべてみると、果実も種子も浮いた。浮いて、散り散りになって流れていく。

ハマボウ種子

カクモンノメイガ弱齢幼虫
いくつかの果実の中に、体長1センチ弱くらいの幼虫がいた。ハマボウの種子を食べるカクモンノメイガの弱齢幼虫だ。8月下旬から9月初旬頃に羽化した成虫の子供たちであろう。
ハマボウで生きる幼虫

カクモンノメイガ弱齢幼虫

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4 コメント

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種子散布 (中野)
2008-03-04 08:23:18
ハマボウの果実は、裂開果ですが、フヨウやムクゲとは異なり、9月熟すと共にお尻がゆるくなり、果実ごとスポンととれます。9月は台風の季節です。暴風と高波で、果実ごととばされ、潮にのって遠くへ散布されるのではと、勝手に想像しています。
オオハマボウは図鑑やネットの写真をみるかぎり、フヨウ型のようです。常緑のオオハマボウが落葉のハマボウに進化した時、果実も落としてしまったのか?なんて・・
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落果 (田中川)
2008-03-04 22:09:21
ハマボウの果実は2月を過ぎても未だに多くが落果せずに残っています。先日訪れた伊勢路川の群落では、群落の中央部の株には果実が残っていず、周辺部の株には果実が残っていました。この違いは何でしょうね。
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Unknown (中野)
2008-03-05 04:44:02
昨年は、カクモンノメイガの虫害が少なく珍しく、たくさんの花が先、たくさんの果実が残りました。注意深く観察をしています。9月実が熟しお尻がゆるくなり、さあ散布の季節だ,と思っていましたら、台風がいっこうに来ません.木枯らしも吹きません.年を越してもたくさんの果実が残りました。ここ春の突風が吹くようになり、果実が少なくなってきました。
風がないとどのように散布されていくのかこれもかねて気がかりだったのですが、ひび割れていくのもあれば、口をあけないのもあります。風に大きく依存しています。
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掲載の写真について (高野丈)
2018-03-02 17:01:15
ご担当者さま
お世話になります。株式会社アマナの高野丈と申します。図鑑の編集をしているのですが、こちらのブログに掲載している写真を今制作中の花図鑑に使わせていただきたく、ご連絡先をお知らせいただければ幸いです。私のメアド j.takano@amana.jp
メールアドレスがわからず、このようなお願いの仕方で申し訳ありません。どうぞよろしくお願い申し上げます。 株式会社アマナ 高野丈
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