
フンバエ科のヒメフンバエ Scathophaga stercoraria (Linnaeus, 1758)
最高気温が18℃を超えたこの日、菜の花畑でヒメフンバエの雌雄と出会った。
成虫で越冬している個体たちなのであろう。
ヒメフンバエの成虫は小型の双翅類などの小昆虫を捕食するらしいが、捕食シーンはまだ見たことが無い。菜の花に訪花している様子を見ていると、花の蜜がお気に入りのように思える。昆虫ばかりをあさっているのでは無さそうである。
上の個体は腹部や腿節などに金色の柔毛がたくさん生えているので♂。
下2枚の写真は雌で、腹部や腿節の毛が銀色で本数も雄よりは少ない。
学名には逸話がある。ヒメフンバエ属(Scathophaga)の命名者Meigen(1803)がScatophagaと綴るべきところを、間違ってScathophagaと綴って発表してしまい、後日の訂正が出来ない状況となってしまい、良くあることらしいが、間違った綴りが正式な学名になっている例の一つと言う。
2009.2.15

ヒメフンバエ雌

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