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スズメバチ科シダクロスズメバチ Vespula shidai Ishikawa,Yamana et Wagner
津市美杉町の大洞山,標高700m付近のキャンプ場あたり。草地にハチが止まった。こんな高所の寒い日に飛ぶ蜂がいたのに驚いた。シダクロスズメバチではないかと思う。
ウィキペディアに,「シダクロスズメバチは海抜約300m以上の山林や高地に好んで生息し,クロスズメバチよりもやや大きく、巣は褐色で形成するコロニーもやや大型になることが多い。」と書いてある。
新訂原色昆虫大図鑑Ⅲによると,クロスズメバチの近縁種シダクロスズメバチは「働きバチ,女王バチの頭盾の縦黒条が頭盾の前縁に到達すること,複眼凹部の白斑が強くえぐれること,♂大腮の基部に三角形の黒斑があることでクロスズメバチから区別できる。」
『札幌の昆虫』によると,シダクロスズメバチの体長は女王で16~19㎜,働きバチで10~14㎜,♂で14~16㎜という。
2010.12.12
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