2010.8.6津市大里山室町にて ヤマトアブ♂
ヤマトアブ Tabanus rufidens Bigot は森林性のアブだと聞いている。鈴鹿市奥ノ谷では灯火にも飛来した。里山や丘陵地でも良く出会うアブである。
新訂原色昆虫大図鑑Ⅲによると,「体長17~23㎜。中額瘤は線状で長楕円形の下額瘤に連なる。触角は第3節基環節の基部1/3までは橙色で先端は黒色R4脈には小枝がある。」などとある。
『日本産アブ科雌成虫の分類 1.アブ属ウシアブ群,アカウシアブ群及びその関連種』によると,ヤマトアブ Tabanus rufidens (Bigot,1887)は「体長14~21㎜。胸背,腹背とも黒褐色で,胸背には黄褐色のやや不明瞭な縦条が,腹背第2節以下には黄褐色の中央三角斑があり,その後縁斑は側方で幅広く,腹背第2~4節には通常橙褐色の大きな亜側斑がある。翅は淡褐色にくすみ,縁紋は小さく不明瞭,第5径室は開いており,R4脈にはやや長い小枝がある。額三角区は淡黄褐色である。脚は脛節の大部分が橙黄色のほかは褐色~黒褐色である。」などとある。
アブ科の雌雄の判別は簡単で,雄の複眼はぴたりと合わさっているが,雌の複眼は離れている。また,腹部の末端が雄ではやや尖っている。Y氏から,そう教わっている。
『鈴鹿市の自然』にはヤマトアブは記録されていない。
生時の複眼の色は緑色をしているが,標本にすると黒くなってしまう。
新訂原色昆虫大図鑑Ⅲに,アブ科は「複眼は大きく,生時には緑色光彩がある。♀は人畜を刺咬吸血する。」などと解説されている。
2010.9.7津市河芸町久知野にて ヤマトアブ♀
2013年7月25日、出版社竹書房より発売した『世界最凶!!ヤバすぎる昆虫図鑑』の
編集制作を担当しております、編集プロダクションノトーリアスの佐藤と申します。
同書籍内に掲載した画像に一部無断掲載が判明したため、ご連絡をさせて頂いております。
本書P13内のヤマトアブの紹介ページにおきまして、当サイトのお写真を、許諾なしに掲載していたことが、判明致しました。
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サイトの管理人様および読者様、各関係者様に多大なご迷惑をかけたことを深くお詫び申し上げます。
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この度は、多大なご迷惑をかけたことを改めて深くお詫び申し上げます。
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