ハバチ科のバイケイソウハバチ Aglaostigma amoorense
三重県いなべ市藤原町の山に登った.知人から借りた登山靴を履いて,初めての登山を体験.道なき急な尾根筋をひたすら登っていく.しかし,山頂までは体力的に無理と判断し,バイケイソウが群生する谷筋あたりをうろうろして下山.いつ誰が付けてくれたか分からない赤いテープをたどって下るも,登り始めた場所とは全く違ったところにたどり着いてしまった.何人かの仲間がいたので助かったが,一人だったら大変だと悟った.
バイケイソウの群生地でバイケイソウハバチを見つけた.
三重県レッドデータブック2005では絶滅危惧ⅠA類(CR)に選定されていて,体長10センチほどの黒色地に腹部中央部が黄褐色のハバチ.県内では1961年藤原岳での記録が唯一という.
バイケイソウの群生地を結構歩き回ってみたが,私は3頭を見かけただけであった.
バイケイソウは鹿に食べられないようで,他の下草類はほとんど見当たらなかったもののバイケイソウだけは群落を作っていた.
2014.5.16
バイケイソウ群生地
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