日本高野連は3月18日、第83回選抜高校野球大会の開催を全会一致で決定しました。東日本大震災を受けて賛否両論の中での運営委員会でしたが、最終的に開催決定をした高野連の決断に賛辞を送りたいと思います。
選抜大会が中止になったのは戦時中だけで、阪神大震災の時も続けられており、今大会では「がんばろう!日本」をスローガンに掲げ、募金活動などが行われます。
大震災後多くのイベントや旅行など自粛の流れがあります。この災害で亡くなった人たちの無念さや、家族や家をなくした人たちの苦悩、そして避難所で食糧が足りない、水が足りない、暖房用の燃料が足りない、ガソリンが足りない、薬が足りない等の耐乏生活を送る多くの人たちのご苦労を思うと、当然のことではないかと思います。
ただ一方、旅行だけを考えても、旅行会社、バス会社、観光施設、みやげ物店など多くの人たちがこれで生計を立てており、こういう人たちのことも心配です。また日本経済全体の落ち込みも心配です。
このような時期であるからこそ、高校球児たちのはつらつとしたプレーは、被災地の皆さんにも、日本中にも希望を与えてくれるのではないかと思います。
今回の選抜大会には被災地の東北高校も出場できるということですが、これまで甲子園を目指して頑張ってきた多くの球児たちに、出場の場を与えることができて、よかったと思います。選抜大会は明日23日から開催されます。
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