今年は竹川竹斎生誕二百年にあたり、いろいろな事業が計画されていますが、今日9月27日に松阪市産業振興センターで記念講演会が行われました。この講演会は竹川竹斎生誕二百年記念事業実行委員会(委員長 下村登良男)が主催して4回計画されていますが、第2回目の今回は「竹斎の見た幕末の横浜と海外貿易」というテーマで横浜開港資料館の学芸員西川武臣氏から講演を聞きました。
竹川竹斎は文化6年(1809)伊勢国飯野郡射和村(現在の松阪市射和町)の豪商竹川家の分家、東竹川家の6代当主竹川政信の嫡男として生まれました。12歳で江戸に出て両替店で商いの修行をしましたが、この時の6年間に和漢古今の書、千巻を読破したということです。
21歳で家督を継いだ竹斎は家業の傍ら農業土木や天文・地理・測量などを学び、農民救済のため溜池の築造や桑・茶園の開発もすすめ、人材育成のため日本で初めての私設図書館「射和文庫」を設立しました。また勝海舟や大久保一翁とも付き合いがあり、横浜から伊勢茶の輸出にも力を入れました。
今日の講演会には約80名の聴講者が参加し、竹斎が活躍した時代の横浜の様子や竹川家に保存されている貴重な資料の話し等を聞きました。この講演会の今後の予定は次の通りです。
第3回
タイトル「竹川竹斎と茶の湯」
開催日 11月21日(土) 午後1時30分
場 所 松阪市産業振興センター
講 師 全国裏千家淡交会 参事 浅沼 博 氏
第4回
タイトル「天保の飢饉と竹斎」
開催日 12月 6日(日) 午後1時30分
場 所 松阪市産業振興センター
講 師 前本居宣長記念館館長 門 暉代司 氏
また講演会とは別にトークディスカッションが行われます。
タイトル 「竹斎と文蔵の近代」~射和と仙台 二つの文庫は何をめざしたか~
開催日 10月 4日(日) 午後1時30分
場 所 松阪市産業振興センター
パネラー 東北大学 大学院 高橋 章則 教授
皇學館大学 高倉 一紀 教授
竹川竹斎は文化6年(1809)伊勢国飯野郡射和村(現在の松阪市射和町)の豪商竹川家の分家、東竹川家の6代当主竹川政信の嫡男として生まれました。12歳で江戸に出て両替店で商いの修行をしましたが、この時の6年間に和漢古今の書、千巻を読破したということです。
21歳で家督を継いだ竹斎は家業の傍ら農業土木や天文・地理・測量などを学び、農民救済のため溜池の築造や桑・茶園の開発もすすめ、人材育成のため日本で初めての私設図書館「射和文庫」を設立しました。また勝海舟や大久保一翁とも付き合いがあり、横浜から伊勢茶の輸出にも力を入れました。
今日の講演会には約80名の聴講者が参加し、竹斎が活躍した時代の横浜の様子や竹川家に保存されている貴重な資料の話し等を聞きました。この講演会の今後の予定は次の通りです。
第3回
タイトル「竹川竹斎と茶の湯」
開催日 11月21日(土) 午後1時30分
場 所 松阪市産業振興センター
講 師 全国裏千家淡交会 参事 浅沼 博 氏
第4回
タイトル「天保の飢饉と竹斎」
開催日 12月 6日(日) 午後1時30分
場 所 松阪市産業振興センター
講 師 前本居宣長記念館館長 門 暉代司 氏
また講演会とは別にトークディスカッションが行われます。
タイトル 「竹斎と文蔵の近代」~射和と仙台 二つの文庫は何をめざしたか~
開催日 10月 4日(日) 午後1時30分
場 所 松阪市産業振興センター
パネラー 東北大学 大学院 高橋 章則 教授
皇學館大学 高倉 一紀 教授