松阪市では今、東日本大震災の災害ガレキの受け入れの問題が議論を呼んでいます。昨年11月に山中市長が災害ガレキの受け入れを検討すると発表して、注目を集めました。ところがしっかりとした構想や計画、市役所内での議論が無いままでの発表で、その後この話はたち消え状態で年を越しました。今年の3月ごろからこの話が再燃して市民への説明会が開催され、市長から市民への説明が始まっています。
山中市長にとってガレキの受け入れ問題は、これまでの手法と少し違った取り組み方が必要です。これまではマスコミをうまく使って、話題を発信しながら世論を味方につけ、行政運営を進めてきました。時々市議会議員の定数削減や報酬削減に触れては、それに賛同する市民から拍手喝さいを受けてきました。
しかしこのガレキの受け入れは違ったかたちになります。松阪市にとっても、松阪市民にとってもガレキの受け入れは何ひとつ得することはないのです。私の所にも放射能を心配するメールや電話、また直接会った人などからも反対する意見が寄せられています。
私が以前にボランティアとして入った岩手県山田町でもガレキが山のように盛られていました。このガレキは、被災から立ち直ろうとする被災地の人々の心に重くのしかかっています。被災地だけでは処理できないガレキを、全国の自治体で処理してやらないと、被災地の復興は進みません。被災地を見ている山中市長も同じ思いではないかと思います。
こと、このガレキ受け入れについては、何もしないでいるのが楽なのです。そうすれば市民からの反発もありません。そしてガレキを受け入れるには多くのハードルを越えなくてはなりません。そしてそのハードルを越えてガレキの受け入れが実現しても、松阪市内で山中市長の支持率は下がることはあっても上がることはないでしょう。
しかし山中市長のこの問題への取り組みは、野田首相の消費税増税や大飯原発の再稼働問題への取り組みと同じように、大局的な見地に立っての判断なのでしょう。
来月27日に東日本大震災のガレキ受け入れについて、市民と意見交換をするシンポジューム開催されます。来年2月の市長の任期までにガレキ受け入れが実現できるのか、これから正念場を迎えます。
山中市長にとってガレキの受け入れ問題は、これまでの手法と少し違った取り組み方が必要です。これまではマスコミをうまく使って、話題を発信しながら世論を味方につけ、行政運営を進めてきました。時々市議会議員の定数削減や報酬削減に触れては、それに賛同する市民から拍手喝さいを受けてきました。
しかしこのガレキの受け入れは違ったかたちになります。松阪市にとっても、松阪市民にとってもガレキの受け入れは何ひとつ得することはないのです。私の所にも放射能を心配するメールや電話、また直接会った人などからも反対する意見が寄せられています。
私が以前にボランティアとして入った岩手県山田町でもガレキが山のように盛られていました。このガレキは、被災から立ち直ろうとする被災地の人々の心に重くのしかかっています。被災地だけでは処理できないガレキを、全国の自治体で処理してやらないと、被災地の復興は進みません。被災地を見ている山中市長も同じ思いではないかと思います。
こと、このガレキ受け入れについては、何もしないでいるのが楽なのです。そうすれば市民からの反発もありません。そしてガレキを受け入れるには多くのハードルを越えなくてはなりません。そしてそのハードルを越えてガレキの受け入れが実現しても、松阪市内で山中市長の支持率は下がることはあっても上がることはないでしょう。
しかし山中市長のこの問題への取り組みは、野田首相の消費税増税や大飯原発の再稼働問題への取り組みと同じように、大局的な見地に立っての判断なのでしょう。
来月27日に東日本大震災のガレキ受け入れについて、市民と意見交換をするシンポジューム開催されます。来年2月の市長の任期までにガレキ受け入れが実現できるのか、これから正念場を迎えます。