フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

相変わらず区切り

2012-01-26 22:51:02 | Weblog
今年は石川啄木の没後100年だそうです。昨日観劇した舟木一夫さんは芸能生活50年です。そのほか○○さんの生誕100年などもよく聞かれます。宗教の世界では宗祖の50年毎の生誕大遠忌が厳かにまた盛大に行われます。一般家庭でも、結婚記念日の金婚式や銀婚式、また、還暦や米寿のいわゆる区切りのお祝いがなされます。
この区切りがあることの良さは、心機一転の場合には大変いいのです。悪かったことをすっかり洗い流して再出発するきっかけの日としていい存在ですが、成功裏にその日を迎えた場合はどうでしょうか。心配なのは、俺はやり遂げてしまったと放心状態にならないでしょうか。回りの人達もやり遂げたことの称賛はもちろんするべきですが、その主人公に次の期待をぶつけなくてはいけません。つまり一つの夢を実現したなら、そのつぎの目標を見つけることが必要です。スポーツの世界でも新記録達成した翌年には気の緩みが出てしまい、記録を大きく伸ばすことが出来ないことがままあります。
区切りをどう捉えるかでまた心の持ち方が違って来ます。夢の次の夢、そうです、夢は永遠なのです。

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