フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

勝った時、負けた時

2016-08-26 23:36:30 | Weblog
リオ五輪では日本が過去最高のメダル数を獲得し、我々もその都度大喜びしました。しかし外野からは勝利した選手の喜びように対して苦言を呈する人もいるから世の中広いものです。まあ、日本には「勝って兜の緒を締めよ」の格言があるくらいですから、そんな意見も出るのかも知れません。
ところで勝負事は負けた時が問題です。かつてある囲碁棋士が「あの時にあそこに打っていたら、ここに気づいていればの、タラ、レバは駄目なんです」と語っていました。そして負けた時の心の持ちようなどをさらに語っています。「失敗や負けを嘆く悠長な時間はない、負けた時こそ人間は謙虚に反省する絶好のチャンスである」と。負けた時こそ元気が必要なんですね。そして勝った時は、ひとりになった時に「よくやったね」と自分を少し誉めたあとに敗者の気持ちも知るべきかも知れません。確かに敗者の気持ちをしれば余り有頂天になれませんね。対戦相手も「グッドルーザー」になろうとしているでしょうからね。

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