不自由

最近、裕次郎番組を制作しているせいか、裕次郎に関する本や記事を読み返しています。そうすると結構知らないことが多くあります。
そのひとつ、裕次郎は幼少の頃から習字が得意で逗子小学校六年生の時には書道展で入選しています。やはりと思うのは、俳優時代に書かれた字は見事なものでしたからね。そうした書の中で、奥様のまき子さんが大好きな言葉を額に入れて飾ってあるそうです。書かれた言葉は「不自由を常と思えば不足なし」です。小学校の頃からこうした言葉を知っている裕次郎だからこそ、彼の人となりを知る人達は彼の周りに集まっていたのでしょう。
ここに裕次郎がいると思うだけで、満足感に包まれます。それも嫉妬心が強いと言われる男性が惚れるのですから、凄い人です。もうひとつアナウンサーとして付け加えておきますと、裕次郎の言葉使いがとても丁寧で美しかったそうです。言葉は人なり、私も気をつけたいと思っています。