フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

肩凝り

2016-04-22 23:55:02 | Weblog
地震の被害を受けている地域では車中泊を続けて揺れから逃れている方も多いようです。エコノミークラス症候群で亡くなった方もいらっしゃるようです。同じ姿勢の苦しさはさぞかしだったでしょう。私達の日常での肩凝りは何程のことかと想像します。
ところでこの肩凝りは明治時代の中頃までは「肩が凝った」と言わずに「肩がはった」と言ったようです。この肩凝りは欧米にはないという話であり、英語やフランス語では「首が痛い」とか「背中が痛い」という言い方はあるそうです。
熊本では愈々ボランティアの人達が入るようになりましたが、プライバシーさえ無さそうな避難所生活では、肩をほぐすことさえ出来ない状況です。ですから震災で出た壊れた家具の片付けだけではなく、肩もみとか肩たたきなどのボランティアをしてみてはどうでしょうか。
「微風であっても爽やかな風を送る」という言葉がありますが、こうしたお手伝いで爽やかな風を送りたいですね。