発想のラッキーゾーン

ちょっと気候がよくなると歩きたくなる道があります。学生時代によく歩いた京都の「哲学の小道」です。銀閣寺からの小川沿いの小一時間の道のりです。この道は歩きながら考えるには雰囲気のよい道です。哲学の道といえば、カントが思考しながら歩いたと言われる道があります。この道とは限りませんが、人は誰でも自分なりの哲学の小道を持っているものです。その道を歩くと不思議に気分が休まりアイデアが湧いてきたりします。その経験が積み重なると、その道なり場所へ出掛けると自己暗示としての効用も感じられます。そうです。そこが「発想のラッキーゾーン」になっているのです。つまり自然にそこに足が向くという場所には、かつての自分のひらめきのイメージがしみついているのですね。
もしそんな場所を持っていないとしたら、過去にここで良い思いしたという場所を思い出してみて下さい。そこがラッキーゾーンになります。お風呂でも、電車に乗っている時でもよいのです。ひらめきは緊張もなくゆったりした環境で生まれますから、その場所を見つけましょう。