フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

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2016-04-04 19:58:00 | Weblog
今日は太平洋戦争の連合艦隊司令長官、山本五十六の誕生日です。山本長官の名言に「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」があるのは有名な話です。部下を持つ人、子育て中のお母さん達は心に留め置くべき言葉です。
現代の若者は上司などから支配される「縦の関係」と競争の「横の関係」に悩んでいます。そんな中で、この言葉の持つ意味は味わい深いものです。お母さんにとってもこの言葉で、親に出来ることは精一杯の手助けをして、子供に親の目が常に届いている安心感を与える言葉にもつながります。
最近の学校教育では他人と協力しながら行動する力の育成が不充分ですが、山本五十六の言葉通りの教えを受けていれば、教えられたものが次にその教えをリレーするという繋がりが出来るわけです。それと例えば、サラリーマンは押し付けられた多忙には、心身を消耗させるが、納得して引き受けた多忙にはむしろ意欲がかきたてるものです。ですから、こうした言葉が光るのです。