フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

外国映画を見て

2016-04-06 23:56:18 | Weblog
フランス映画がテレビで放送されていました。ストーリーそのものよりもお国柄が面白いなと思ったことがあります。それは路上での男女の抱擁、キスシーンが平気で行われることです。私などは気恥ずかしい思いが先にたつのですが(笑)。日本では余り見かけない習慣ですよね。この違いを愚考するに、これは日本と外国の湿度の違いからだと思います。気候、風土が人間の性格に影響を与えることがあるからです。日本全体の平均湿度は64%、フランスは32%ですから、単純に比べても2倍はじめじめしているのです。ですから、身体が触れる挨拶の表現はじめじめしているお国柄では育たないのだと思うのです。
余り湿度の高い国は文明は育たない言いますが、日本人は順応性が高いので湿気に対する知恵を磨いてきました。わび、さびという概念が生まれたのですね。からっとした空気からはあっけらかんとした気質になるのは当たり前かもしれませんね。