フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

生半可(なまはんか)

2008-12-29 22:16:44 | Weblog
小学校以来の窓拭きを経験しました。明日の朝の腕の様子が心配です。
何年かの垢やほこりがついた窓ガラスは頑固な汚れがついています。これをきれいにしなければと頑張ったのですが、洗剤などを利用してもなかなか落ちません。そこでひらめいたのが新聞紙を濡らして拭くといいという事です。新聞紙のインクは油が含まれていて、その成分が油分を分解してツヤを出すという知識があったのです。
そこで早速実行。しかしうまくいかないんですね。そこでチラッと浮かんだのが今の新聞紙のインクはその効能がないインクに変わったのかと、インターネットで検索しました。そこには殆どの人が効果があると書かれています。ただ濡れた新聞紙で拭いた後、乾いた新聞紙でもう一度拭くといいんだそうです。これが出来ていないんですね。
こうした私の中途半端な知識を生半可といいます。半可というのはよく知らないのに通人ぶる人やそのさまをあらわす半可通が略され、未熟の意味がある「生」が加えられて生半可という言葉が生まれました。生半可なウンチクはすぐ底が割れてしまいます。私にとってはこれも来年の課題になりそうです。
しかし課題があるうちは元気に過ごす事が出来るだろうと、中途半端にきれいになった窓ガラスを見ながら思ったものでした。