マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「DEAR WENDY ディア・ウェンディ」

2020-07-28 11:58:01 | イギリス映画&ドラマ

Dear Wendy 2005年 イギリス・ドイツ・デンマーク・フランス作品

監督 トマス・ヴィンターベア
出演 ジェイミー・ベル マーク・ウェバー クリス・オーウェン マイケル・アンガラノ アリソン・ピル ビルプルマン

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ディックは愛しのウェンディに手紙を書いていた。今しかここにいない“君へ”書くときがないから。
アメリカの小さな炭鉱の町に住んでいるディックは、炭鉱では働けず、お手伝いのクララベルのすすめで町の食料品店に務めるようになった。そこには、歳が近いスティーヴィーも働いていた。
ある日、クララベルから彼女の孫の誕生日会へ行くようにすすめられた彼は誕生日のプレゼント用におもちゃの銃を買う。小さな子供におもちゃとはいえ銃というのはどうしたものかと考えた彼はラスト20ページ破られてる本を渡す事にした。
それからしばらく経ち炭鉱で働く父親が急死したとき、家の中を片づけるとあの銃が出てきた。
何気に店に持っていくと、銃を見たスティーヴィーがこれは本物だと教えてくれた。それから、スティーヴィーも古い銃を持っていると分かり2人で廃坑で何かと遊ぶようになる。
そして、自分の銃を“ウェンディ”と名付けいつも持ち歩くようになる。
さらに、ディックは、銃を持つことで自信が持てた事を炭鉱で働けなかった他の子達に声をかけ説明した。
すると、足の悪いヒューイ、彼の弟フレディ、そして、スーザンが同意してくれた。スティーヴィーも含め“ダンディーズ”と名付けグループを作ったディック。
彼らは、銃の事についていろいろ調べながら独特の価値観を高めていくのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週は映画「SKIN/スキン」が公開中のジェイミー・ベルの出演作品を紹介します。

公開当時来日した彼が
「ファンタスティックでエキセントリックで、大きなメッセージがある作品。ただの政治的な銃規制の映画ではなく、自分の大切なものを守ったり、恋をしたり・・・政治以上のものがあると思う。」(byTV雑誌の切り抜き)
と語った作品。

それがなかなか自分には理解出来なくて・・・。(~_~;)

平和的に銃を持つ。引き金を引かないから自信が持てる。
と言われても、ナイフとかじゃダメだったの?と思ってしまうのだ。
持ったら撃ちたくなるのが心情じゃない?自己防衛の為にというのは、よく言われるけども、それもどうなんだろうと思ってしまうから。

しかし、エディがセバスチャン(クララベルの孫)が現れた事に寄り仲間の波長が狂わされたのは分かる。
それに自覚してない嫉妬に、何だか気にくわないと思ったこと、自分の力を見せつけようとしたことは理解出来る。
セバスチャンはそんなつもりは毛頭ないと分かっていても。

なんかこの感じ何処かで?と思ったら、映画「ヤングガン」に似ていると思った。ラストも些細なことで大犯罪になってしまってた事も。

それでは、目的のベル君はと言いますと、主人公のディックでした。
ちょっと自信なさげな彼が愛しい銃を持ったことで自信をつける様子が繊細ですっごくよかった。なりたくてなったリーダーじゃないけど、違う奴に奪われるのはちょっと心外というかも。
ラストはちょっと悲劇でしたが。

彼が選ぶ作品ってちょっと違うんだよね。
そこが凄いところで面白いところでもあるのですが。


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