
Emil und die Detektive 2001年 ドイツ映画
監督 フランツィスカ・ブッフ
主演 トビアス・レツラフ アンニャ・ゾマヴィラ ユーゲン・フォーゲル マリア・シュラーダー フロリアン・ルーカス
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
12歳の少年エーミールは、父親と二人暮らし。失業中の父親は、エーミールの担任の先生の紹介でやっと職を得るが、嬉しさのあまり事故を起こしケガをすると同時に運転免許を取上げられてしまう。父親のケガが治るまで、先生の妹さんの家に世話になる事になったエーミールは、その家があるベルリンまで行くことになった。
ベルリンは、金さえあれば何でも手に入いる都市だと知っていたエーミールは、今後の父親の為に偽装運転免許書を取ってこようと大切なお金1500マルクを持ち出すのだった。そして、偶然列車の中で居合わせた男にその話をするとすぐさま免許を手配してくれたのだが。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
「飛ぶ教室」や「点子ちゃんとアントン」の原作者エーリッヒ・ケスナー作品の映画化。このお話は何度も映画化や舞台になっているようだ。ちょっと古いバージョンも見たい感じにもなったが。
原作を思いっきり現代風にしてあるのだとか。
一番の特徴は、探偵のリーダーが女の子という事らしい。
原作を読んでないので、よく分からないけども。(だから突っ込まないで~)
「飛ぶ~」も「点子ちゃん~」もとっても好きな感じだったのでこの作品も鑑賞したが、やっぱり好きな感じになった。
なんたって、子供の主張が面白い!
大人の身勝手さを訴えるのがなんともいいのだ。
ちょっと大人の自分には、ちくちく胸が痛くなるが、そこはそれ反省すべきだな~と自分の行動を考え直したりして。(爆)
そうそう、ちょうどこの映画で注目したい俳優を発見したのだ。
というのも、最近よくティル君の映画や、先日ドイツから取り寄せたベノの映画にも出演している俳優さんで、名前をJürgen Vogel(ユーゲン・フォーゲル)という方。
最近、自分の中ではもの凄く印象に残る俳優さんだったのだ。
にも関わらす、「グッバイ,レーニン!」に出演してたそうだが、どこだ?(爆)
今回は、エーミールから、金を盗んでしまう悪い大人、グルントアイスを演じている。
吸血鬼のような風貌の男で、子供達に追いかけ回される役なのだが、いかにも「悪党です」という感じはとっても面白く、すっごく似合っている感じがしたのだ。
ご本人は、やさしい感じの人らしい。(当たり前だ!)
インタビューで、「子供と見れる作品に出られて嬉しい」と言っていたから。
彼を追いかける街中の子供達というシーンは見ていて面白かった。
あれだけ子供とはいえ追いかけられたら怖いよなあなんて思ったりして。
エーミール君や、彼を助ける子供達のリーダー、ポニーちゃんや、その他いろんな子供達がとても魅力的でとてもいい感じだった。
子供の時にあんな仲間がいたらなあなんて羨ましくも思ったりして。
明日も同じく、同じ原作者の作品を紹介しようと思う。
リメイク版は先に見ちゃったんだけどね。(笑)