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マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「復讐者たち」

2025-01-24 09:46:23 | ドイツ映画&ドラマ

Plan A(復讐者たち -ホロコーストを生き延びたユダヤ人-) 2020年 ドイツ・イスラエル作品

監督 ドロン・パズ ヨアヴ・パズ
出演  アウグスト・ディール シルヴィア・フークス マイケル・アローニ ニコライ・キンスキー

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
「家族が殺されたとしたら?創造してみてくれ、何の罪もなく殺されたらどうするのか?自問してみてくれ。」
1945年、終戦のドイツ。
ホロコーストを生き抜いたユダヤ人のマックスは、我が家へ帰ってくる。しかし、当時自分を密告したドイツ人家族がすでに住んでいた。
それでもと、自分の妻と子供の行方を聞こうとすると、そのドイツ人は脅し殴り出て行かされた。
マックスは同じ境遇のアブラハムと出会いユダヤ人の難民キャンプへと一緒に行くことにした。
そこで、家族と再会できると信じて。
途中で出会った英国軍ユダヤ旅団の軍人ミハエルからもきっと見つかるはずだと励まされた。だが、キャンプにつくと妻子を知っているという人物から無残にも殺されたことを知るのだった。
マックスは、ミハエル達が秘密裏でナチスの残党を処刑していることを知り仲間に加わる。
やがて同じような目的を持ったグループ「ナカム」とも出会ったマックス。
彼らは、ナチスのみならず、すべてのドイツ人に復讐しようとする計画があることを知るのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
これ史実なのだそう。
そうだよね、あんな理由で殺されたと知ったら、そうしたくなるのもわかる。

冒頭の言葉ではないが、自問してみてくれだな~と。

密告したドイツ人達。当時はそれが正しいこと、正義だと思っていたに違いない。
最近つくづく思うことは、昔の常識は、今の非常識ってこと。
その立場になったとき、どう考えればいいのか?
基本、長いものに巻かれる自分は、気がつかないと思う。
でも、知らなかったで、気が付かなかったで許されてよいものなのか?
う~ん、難しい。(-_-;)

昨年鑑賞してた日本の学園ドラマの中で、
いじめられていた子が、いじめっ子が改心したからと、許さなくてはいけないのか?というセリフがあった。
ドキッとしたし、ごもっともとも思った。二重苦をしいられているんだと思った。
答えは、許さなくてもいいだったし、いじめっ子には、そのことに対してず~と反省し、許されるまで努力しろだったと記憶する。(正しい答えだったかは別として。記憶もあいまいだから)

ネタバレになるけども、この作品の中でも、ある人物がマックスに言う言葉が印象に残った。
「遠い所で家族を持ち、恐怖を知らない世代を育てるのが復讐だよ。」と。
目には目をだと何の解決にもならない。
そう言っているように思えたのでした。

それでは、久しぶりのアウグスト・ディールはと言いますと。
相変わらず、うまい!演技派!なのですが、いつもの苦痛姿で観ているこっちは心苦しかった。
さらに、あの場面はまじかよ~と騙されましたし。

明日は、いよいよ、今週初めに話した「よもやま話3」が開催されます。
ご参加される皆様、楽しんできてください。
次回もあることを祈っております。
どんなドイツ作品を紹介してくださるんだろうなぁ~。

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