
Die Wannseekonferenz 2022年 ドイツ作品
監督 マッティ・ゲショネック
出演 フィリップ・ホフマイヤー ヨハネス・アルマイヤー マキシミリアン・ブリュックナー マティアス・ブントシュー ファビアン・ブッシュ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
本作は歴史的な“ヴァンゼー会議”の議事録に基づき制作されたものである。
会議室で話し合いの準備をしているアイヒマン。
1942年1月21日。
親衛隊、ナチ党、省庁の幹部が、ヴァン湖(ゼー)の別荘に集まる。主催は、国家保安本部長官、親衛隊大尉ラインハルト・ハイドリッヒ。
提案する議題は「ユダヤ人問題の最終解決」だった。
ハインリヒ・ミュラー親衛隊中尉は、会場に着くなり準備をしていた同じく親衛隊中佐のアドルフ・アイヒマンに様子を確認していた。やがて、出席者が集まり、遅れてハイドリッヒがやってくる。
主要代表15名が集結し会議は始まった。
まずは、ゲーリング国家元師からの依頼を読み上げるハイドリッヒ。
「欧州のユダヤ人問題を総合的に解決せよ。関係中央機関に参加させ協力を立案し検討すること。」
何万人ものユダヤ人を今後どうするのか?
議論が交わされていくのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
先日話した、「ユダヤ人を嫌うのとガスで殺すのは別物」の答えというべき作品。
集めに集めたユダヤ人、1100万人を今後どうするのか?
現時点で、費用は掛かるし、場所も手狭になってきているし、射殺するにも、ドイツ人兵士らにいろんな負担がかかってきている。
それをすべて解決するのは・・・・。
具体的にアイヒマンが説明するのがそら恐ろしかったぁ~。
官僚と兵士が対立していた時は、それでもユダヤ人をかばう人がいるのかと思ったら、いやいや、ドイツ人兵士の心理的な問題を心配していたのには、え~そっち~と思った。
そして、ユダヤ人の境界線をどこまでとするかとか。
彼らは、あくまでも我らが中心。我らの利益が重要。それが最優先。
誰も何も疑問を抱かないのが、集団の恐ろしさというか、上のお達しは絶対という、暗黙の関係性の生真面目さというか。
今後、某あのお国もそうなりそうで、恐ろしのですけども・・・。
このことを知ったら、生き残ったユダヤ人の人々はどう思うだろうか?
そんな作品を明日紹介します。
では、ここからはおまけで。(~_~;)
ほぼ見かけない俳優さんばかりだった。
それでも気になって、ハインリヒを演じたフィリップ・ホフマイヤーを調べてみたら、先週紹介したモーリッツ君のドラマ「BLACKOUT~」に出演していたと判明。
主人公ピエールの若かりし頃の仲間の1人で、雰囲気全く違ってて、びっくりしましたよ~。