La mer à l'aube 2011年 フランス・ドイツ作品
監督 フォルカー・シュレンドルフ
主演 レオ=ポール・サルマン マルク・バルベ ウルリッヒ・マテス セバスティアン・アカール ヤコブ・マッチェンツ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
実話、及び、ハイリッヒ・ベル、P=L・バスとE・ユンガー著述に基づく。
1941年ドイツ占領下のフランス、シャトーブリアン。ショワゼル強制収容所。
ここには、政府に反旗を翻した人々が収容されていた。中には、映画館で占領を批判するビラを配った、まだ、17歳のギィ・モケもいた。収容所の中の治安はよく、人々ものびのびと暮らしていた。
ギィは囲いの外にいる少女、オデットに恋をしていて、いつの日か解放され彼女と一緒になることを望んでいたのだった。
だが、ある日。ドイツ将校がフランス人に殺されるという事件が発生する。ヒトラーは、その報復として、収容されているフランス人150名の処刑を命じたのだった。
シャトーブリアンの副知事は、収容所の所長から、処刑者リストを渡され、愕然とする。
何故なら、刑期があと少しで終わる者や、まだ17歳の少年の名前が掲載されていたからだった。
だが、彼らの代りの者もおらず、何の手助けも出来ないまま、そのリストを承諾するしかなかったのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
実話だというから恐ろしい。ひどすぎる。なんなの?ドイツ人!というか、ヒトラーだけど。
ドイツ人がフランス人に殺されたからって、国の全体的な連隊責任って何?
なんで、直接関わった訳でもないのに、処刑されないといけないの?
その方法も雑にというか、機械的にというか。( ̄。 ̄;)
殺す側もなんとも思わなかったのかな~と思っていたら・・・。
それでは、目的のヤコブ君はと言いますと。ドイツ人兵士のハインリヒ・オットーでした。
処刑をする兵士の中の1人。
彼だけは、処刑の練習の時から、戸惑った様子で、本番では、倒れてしまう兵士でした。
他の兵士達はタンタンと何の感情もないようにしているが、彼だけは困った様子で、弾丸もライフルに込められないほど緊張していたのでした。
こういう兵士もドイツ人の中にいたのかと思うと、ちょっと救われた気持ちになりました。
何気ない役だけど、彼、上手かったなあ。
ギィが思っていたオデットは、長生きしたのだそうです。
そこもちょっと救われたかな。(^◇^;)