麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

北へんろ、西へ(六)

2020年12月28日 | 俳優座

神齢山悉地院大聖護国寺

 

・・・劇団俳優座が第332回公演として

世に放ち、2019年の静岡巡演につづき

年明けに四国四県六都市に感動を運ぶ

『北へんろ』(初演は17年、シアターχ)。

その稽古場周辺、一番の場所が冒頭の寺。

漢字十一文字が正式名称の、名刹である。

 

広大な緑の一帯には、大本山護国寺のほか

小学校ひとつ、幼稚園がふたつ、

背後には豊島岡霊園が広がる。

さらには、お茶の水女子大、日本女子大、

東邦音楽短大などキャンパスが多く、

もっと俯瞰すれば、椿山荘、

東京カテドラル聖マリア大聖堂、

小石川植物園・・・と「文京区」の名前に

相応しいスポットが盛りだくさんだ。

 

さて『北へんろ』。

仙台出身の堀江安夫氏が、

3.11後に抑えきれない気持ちを

原稿用紙にぶつけた戯曲である。

東日本大震災による津波と原発を本線に、

第二次大戦や阪神淡路大震災をも照射した

「生」と、この国について考える大作。

 

この重い作品の再々演。

未曽有のウイルスとも戦いながら、

これまで届かなかった深さへ、

スタッフ・キャスト一丸で取り組んでいます。

そして、実際ぐぐっと踏み込んだ感触が

強くある護国寺の稽古場になっています。

 

遍路の国、四国へ向けて・・・。

 

 

【四国巡演】

1月13日 徳島県鳴門市

 (鳴門市民劇場)088-684-1777

14~15日 徳島県徳島市

 (徳島市民劇場)088-653-1752

17日 香川県高松市

 (香川市民劇場)087-821-7891

18~19日 高知県高知市

 (高知市民劇場)088-823-2715

20日 愛媛県今治市

 (いまばり市民劇場)0898-32-0330

21日 愛媛県松山市

 (松山市民劇場)089-943-2460

すべて会員制の例会につき一般鑑賞はございません。

詳しくは各市民劇場まで。

 


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