麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

続・私は犬になりたい\490~イカロス雑感その7

2009年05月03日 | 東演
次に生まれるなら
 家族の一人になりたい
 私は犬になりたい

 雑種でもいい

 ¥490~♪

 前回も書いた、ある意味衝撃的な、
 そしてなぜか耳に残る『私は犬になりたい\490』のオーラスの歌詞である。

 全編を聴くと・・・某社の基本料が490円で、安い弁当も490円というほかにも、たばこと発泡酒で430円、DVD新作一泊400円、などいろんな「価格」が出てくる歌であることが解る。

 今は「わあ、変だけど、面白い」てな曲
 だが、数十年後、数百年後には・・・2009年の日本の物価はこんなだったのか、という学術的資料になるやもしれないわけだ。

 我々演劇人も、芝居創りに時代考証はしっかりおさえて創る。
 おさえつつ、あえて創造の見地からそれを外す時もあるが……。

 今回も、現代とともに過去の時代が出てくるから、その当時のファッションや流行していた歌手など・・・物語に盛り込まれている。

 創る側以上に、やたらそのあたりをチェックするお客様もいないではないが、それよりも、「芝居」という一軒の家を建てる上で基礎がしっかりしていないと立派な上物は出来ないという観点から、こだわっている。

 基礎は基礎として。
 当然、屋根や窓やドアや畳も、気合いを入れております。

 そして現代の、目の前にいる観客に大いに楽しんでもらうことが第一義です!

 そうして結果的に、昭和と平成のサーカスの差異や普遍も描いて、ひとつの記録にもなればなあ、と、小屋入り6日前に思っています。
ギャッ もう、そんな?
 初日まで日か。

 でも、今回はかなり順調で、あとはパフォーマンスの精度をあげるくらいだな、心配は。




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1 コメント

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13800円 (割也)
2009-05-24 13:47:05
故・フランク永井氏の「13800円」も、この曲が発売された1957年当時の日本の物価がわかる歌詞ですね。(13800円は当時の月給)
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