敏腕Pの日々のつぶやき

テアトルシアター代表。担当舞台作品について他、演劇やスポーツ等々の雑感を気の向くままに。

新宿の夜とTDL、それからブラジル。

2008年04月20日 | 東演
 金曜の夜のことだ

 新宿の西口タクシー乗り場に、中学生くらいの子供たちがズラリ並んでいた。その数約60人。手には東京ディズニーランド25thアニバーサリーの袋を提げている。顔立ちから察するに、東アジアのどこかの国の修学旅行か何かだろうか…。

 ここで思う。
 普通なら、こんな時間まで行程を組むとは教育的にあるまじき、と眉根を寄せるところだろうが、そこはそれ、演劇制作者なので。。。
「TDLからバスをチャーターしてホテルに戻るより、この方が安いのか」と。


 実際、舞浜~新宿の電車賃+新宿からのタクシー相乗りを計算すると、
 380円×60人=22,800円
 710円×15台(60÷4)=10,620円
 計33,450円

 確かにバス1台借りて、その値段では行かない気がするもんな…。
 あ、ちなみにタクシー代金を初乗りにしたのは、もっと遠いなら違う駅を使うだろうし、さらに子供達の何人かが先生から1000円札1枚を手渡されて、ヒラヒラさせていたからです。
 
 さて。先程「教育的」なんて単語を使用したが、外国での電車の乗り換えやタクシー乗車は、へたな名所旧跡より学習意義が高いと、個人的には思ったりもしている。
 食わず嫌いで、ランドもシーも行ったことないけど、聞けば夜遅くまで営業しているらしいから、閉園迄たっぷり楽しんでの帰りで、新宿零時前って時間になったのだろう。日本の交通網は、最近少々トラブルが多いとはいえ、それでも世界に冠たる安定運行だし、何より治安も良いからこそなせるワザなのだろうが……。

 そんな思いになるのも。。。
 今年12月に計画していたブラジル公演が、原油高騰による諸々の値上げで予算と大幅なズレを生じていて、只今公演の是非自体を座内で検討中だからダ。
 ギリギリまで切り詰めつつ、ただ安全面は確保するには限界があり・・・。
日伯移民100周年の友好公演だけに、出来れば予定通り敢行したいのだが。。。

 一般企業と異なり、まず収支ありき!とは言わない。その為に文化庁からの助成も受けての公演なのだが・・・。
                             
 と、ここで再び新宿の夜に話を戻せば・・・
 もしかしたら彼らも、最初はディズニーランドからバスって予定だったのに、航空運賃の値上げで“夜の社会見学(?)”がメニューに加わったのかも、と考えたりもしました。

 他人の心配はともかく。東演のブラジル公演については、近々結論を出さなければなりません。
 

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