麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

第三の野球(うら)

2017年08月03日 | スポーツ
硬式野球の、全国高等学校による
全国大会における「連合」の始まりは、
学校の統廃合に限り97年に導入された。

さらに東日本大震災が起きて、
特別措置が講じられる。
そういう誰もが認めざるを得ない
「特例」は弊ブログ「おもて篇」に
書いたように、ありだと思います。

が、2012年の大幅緩和は、
学校間の距離を問わず、週二回程度の
練習が望ましい、と「大幅拡大」。
「拡大は、駄目ゼッタイ!」
なんです、クスリにしろ法律にしろ。

ボールやバットが凶器と書いた
「おもて」の補足でいえば。
プロレベルの投手の手元の狂った
速球を経験も技術もないが故に
避けきれずに死亡、或いは
重度の後遺障害が残るというような
不幸が起きた場合、被害加害ともに
将来に影を落とすというリスクを
考えているのだろうか。

専門は槍投げで、肩の強さを買われ
助っ人で連合に加わった「俄投手」の
スピードと威力は五輪級ながら
コントロールなくデッドボール。
将来の本塁打王は失明し、
未来のメダリストは二度と
槍を持つことがなくなる。
そんな可能性の考慮までした上の
「拡大」なのだろうか。

スポーツだから不慮の事故はある。
だけれど、規定で未然に防げた
上記のような悲劇はなくてよい。

さて。
僕はバレーボール経験者で、
野球ほどじゃないけれど、
扱いが大きなスポーツ側にいて、
言葉を発しづらい部分もある。
それを承知で「全国大会」の
「全試合」が「全国放送」される、
唯一の「大会」が硬式野球なわけで、
果たして、純粋に野球がしたいのか、
チヤホヤされる「甲子園」に参加した、
という自分史を作りたいだけなのか……
そのへん、ぶっちゃけどうよ?
と問いかけたい部分もある。

そのような理由から「連合」は
連合同士で試合をすべしと思う。

百歩譲って、それでも甲子園!
というなら、まず連合同士で戦って、
勝ち上がった一校のみが本予選
(という言い方も変だが)に
駒を進めるくらいの「厳しさ」は
あって良いのではないでしょうか。

そもそも。
獣医を目指す者が獣医学科のない
大学には入らないわけで。
野球がしたいならば、部のある、
しかも看板だけじゃなく成立している
高校に入れば良い話ではないか。

生ぬるいルールに甘えて、
「幼馴染みの花子ちゃんと一緒の
学校に行って、次に好きな野球は
連合で格好だけは甲子園を
目指しちゃうんだもんね。
あと指定校推薦で東京の大学も
ゲットしたりなんかしてね」的な、
二兎も三兎も追うことを、
後押しするテードの下らない規定は
決して必要ない!

「おもて」の最初にも書いたけれど、
多くのご批判のあることは承知です。
コメント
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