麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

第三の野球(おもて)

2017年08月01日 | スポーツ
多くの方からお叱りを受ける覚悟で
本日は、書き進めます。
高校野球について。

続々と代表校が決まっていますが、
地区大会で最近目立つのが連合。

おぉ!
高校生も労使の問題に興味を持ち、
日本労働組合総連合会について
考えるようになったか……という
その「連合」じゃ勿論ないです。

97年に承認されて以来、条件が
どんどん緩和されちゃってる、
部員不足のチームも「甲子園」を
目指せるという制度の「連合」。
あれって、なんだかな~という話。

皆が熱狂する硬式、やや地味な軟式、
ふたつの「高校野球」と別に、
新たに「第三の野球」を!
という提案であります。

1987~93年、週刊少年マガジンで
連載された『名門!第三野球部』
とはまるで関係ない話です。

さて。
今はもうなくなったとも聞くけれど、
運動会の徒競走で順位をつけない!
という、すっとこどっこいなやつ。
あれと、硬式野球の〈連合〉が
同じに感じるのは僕だけだろうか。

理屈は勿論わかります。
平たくいえば「弱者救済」です。
あるいはまた、とんちんかんな
「平等」とか「権利」とも言えます。

人数揃わないのだから出るな!
と言っているのではなく、
柔道に体重別があって、それは寧ろ
公平性が保たれるわけだから、
「同じカテゴリー」が集まって、
その中で「日本最強」を目指そう!
と、強く思うのです。

つまり、そこまで野球がやりたいなら
「連合」が集まった大会で、よくね?
ということです。

ここで競技を離れて、部活という
くくりで言うなら、野球に限らず
「部」には達しない「同好会」
というカテゴリーがあります。

そこから始まって部になり、
さらに強豪に勝つ的な漫画も
野球に限らず多数あります。

現在の連合チームは、言わば、
同好会が何校か集まり部の顔して、
混ぜてもらっているに過ぎない。

日々練習に明け暮れる側から見れば
失礼という見方もあるのじゃないか?

もともとは「特例」。
そのまま稀に「あぁこの場合は
特別に参加は許そう」という
「連合」だったら私も何も言わない。

でも今や、同じ連盟内であれば、
その距離も問わない、週二回程度
練習できればいい、てな規定で、
甘っちょろいにも程があります。

少子化による参加減、イコール
連盟の収入も減るのはやばいね、
と役員が、あれもこれもありで!
と決めてるの?と勘繰りたくもなる。

バットもボールも凶器になりうる。
素人が扱って、万が一が起きたら
誰が責任取るんだよ、とも。

「うちの部は五人。でも毎日練習。
片道二時間かけ向こうの高校に行き、
短い時間内ながらを工夫して、
一生懸命頑張っています。
無理かもしれないけど甲子園に、
一歩でも近づくために!」みたいな
マネージャーの声も聞こえてきそう。

《チェンジ。うらに続く》
コメント
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