幻影正々堂々の追込

桜に限らず、春本番に草花が
さまざまな色彩で街を染めています。

人も。
まだ厚手のアウターかと思えば、
中にはもう半袖一枚という
幅のある出で立ちでビルの谷を往来。

そして。
真新しいスーツの新入社員の
服装より、その中から発する
NEWな空気が、花粉の攻撃を
少し和らげてくれている気にもなる
・・・そんな四月上旬。

公園では、鬼ごっこに興じる子供達。
時代は移ろい、ゲームは「ある」から
もちろんついつい興じちゃうけれど、
外で元気に走り回りもするのだ。

J-Theater『近代能楽集』は
開幕までいよいよカウントダウン。



子供達のように、この時期には
自由に舞台を駆け巡る……と
言えたら良いのだけれども。
正直にいえば、まだ三島由紀夫の
「言葉」に立ち向かっている最中。
いや最中……といっても、
ほぼトンネルの出口近く。
外の風景がはっきりと解る位置だ。
後ろには過ぎて来た随道が伸びる。

読んで、流麗な言の葉だが、
科白として語るには難解な
役者泣かせの三島の文体。

拓生組、七緒組。ふたりの小林が
それぞれの場所で紡いできたが、
いよいよ明日明後日、最後の二日を
スペース早稲田で相まみえる。
そこでまた。
シナジーが生まれるだろう。


★七緒組の面々。

4月10日～13日、シアターB１。
10(月)19時半、班女・熊野★
11(火)13時、、班女・邯鄲⭐
11(火)19時半、班女・熊野★
12(水)13時、、班女・熊野★
12(水)16時、、班女・邯鄲⭐
12(水)19時半、班女・邯鄲⭐※
13(木)15時半、班女・熊野★
13(木)19時半、班女・邯鄲⭐

⭐拓生組。※アフタートークあり。
ゲストは川口典成。

お得な二作品券は5000円
一般前売3300円
学生割引2800円