Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

ホラー映画

2005-05-31 | 映画・ビデオ
どのホラー映画がオススメですか?
巷は空前のジャパンホラーのブーム。なれど僕はどうもこの波に乗りきれず(つーか単に怖いものが苦手なだけ)、「呪怨」なんてとてもじゃないが観られない。いい年して何だけど怖いんだもん。うちの子のブリーフ姿が見られなくなりそうで、怖い(笑)。中田秀夫監督作は「女優霊」を観たことありますが、他のあらゆるジャパンホラー映画は未見。

最後に劇場で観たホラー映画はレスリー・チャンの遺作となった「カルマ」かな。この映画での怖がらせ方はジャパンホラー風。そう思えると女子中学生の幽霊も動きが貞子に思えてくるし、ヒロインが奥菜恵似にすら思えてくるから不思議。クライマックスにはエレベーターに追いつめられた主人公がおびただしい数の幽霊に襲われる「ゾンビ」へのオマージュか?と思える場面も出てくる。不二家のミルキーを使った粋な場面があるんだけど、そこは恋愛に応用できるかも(ホラーの話題だった・・・)。

僕は凝ったビジュアルで視覚的に怖いホラー映画よりも、精神的に追いつめてくるようなホラー映画が好きだ。例えばスタンリー・キューブリック監督の「シャイニング」。エレベーターの扉が開いておびただしい血が流れる予告編でもう肝をつぶされた(最近「カンフーハッスル」でもパロってましたよね)。鏡に映る血文字、不気味な双子、「オレはもうすぐ気が狂う」とタイプしつづけるジャック・ニコルソン・・・思い出してもゾッとする。ミア・ファローの表情までひたすら怖かった「ローズマリーの赤ちゃん」も忘れられないなぁ。

B0007Z9Y0Uシャイニング 特別版 コンチネンタル・バージョン
ジャック・ニコルソン スティーヴン・キング スタンリー・キューブリック シェリー・デュバル


ワーナー・ホーム・ビデオ 2005-04-22
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僕のGreatest Albums(その14)

2005-05-29 | 僕のGreatest Albums
B0007G8D7OMiss Lemon
飯島真理



インディペンデントレーベル 2005-02-25
売り上げランキング : 22,905



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僕は飯島真理のファン。大学時代にはコピーバンドもやっていた。初めて聴いたのはやはり ♪愛、おぼえていますか だったのだけど、僕は当時「マクロス」にハマってはいなかった。むしろあんな巨大な宇宙船が変形していくのは邪道だろっ!と思っていたクチで(そのくせバルキリーは好きだったけど)、決してリン・ミンメイから真理ちゃんファンになったのではない。半分がライブヴァージョンで占められたアルバム「バリエ」を友達から借りてかなり聴きこんだものだ。シンガーソングライターとしての飯島真理に僕は夢中になっていく。ちなみに僕の当時愛用のシンセはYAMAHA DX-21。真理たんが登場する「サウンド・メイキング・ブック」もちゃーんと持っています。

真理たん(この呼称が既にアイドル視している?)のアルバムはどれも好きなのだが、1枚挙げろと言われたら「MISS LEMON」かな。どこか母性的なラブソングの名曲 ♪ガラスのダーリン や ♪鏡よ鏡 を収めた80年代最後のアルバム。このレコーディングに参加したキーボーディスト、ジェームス・スチューダーと結婚して活動の拠点をLAに移すことになる。それ以前のアルバムでは坂本龍一プロデュースのデビュー作「ROSE」、僕が最も好きな曲 ♪セシールの雨傘 の別ヴァージョンを含む「KIMONO STEREO」がお気に入り。 

真理たんって強い女性だと心底僕は思っている。離婚後のLAでの生活振りをコラムなどで読んでも、音楽に対する一途さ、懸命さが伝わってくる。でも実は”世間やレーベル側が求める飯島真理”と戦い続けてきた強さだと僕は思っている。リン・ミンメイの幻影を真理たんに求め続けるリスナーやマスコミ。かつて彼らに放った「私はミンメイじゃありません!」という言葉にしても、アーティストとしての飯島真理を評価して欲しい気持ちの表れだったのだ。LAに拠点を移してからの彼女の活動は意欲的だ。バート・バカラックとのコラボレーションやTOTOのメンバーとの共演作を始め、挑戦することを忘れない。ミンメイの曲をセルフカヴァーしても、そこにはちゃんと”今の私を見て!”というメッセージが込められている。

B0007WZY3EMari’s Picks“The Ultimate Collection”(1983-1985)
飯島真理



ビクターエンタテインメント 2005-04-20
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本人の選曲で2枚リリースされた最新のベストアルバム(85年までの方)。ファンとしては当時の写真を使わないのがちょっと残念。だけどそれも真理たんの意志の表われだとも思うのだ。
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初日に見参っ!「機動戦士Zガンダム」

2005-05-28 | 映画・ビデオ

今日は同僚のともちん、すしやの大将と三人で本日公開の映画に行ってきました。映画ファンサイトやっているような常識ある映画ファンなら、今日は迷わず「ミリオンダラー・ベイビー」でしょうね。さもなきゃ「オペレッタ狸御殿」。ですが我々三人が観たのは「機動戦士Zガンダム 星を継ぐもの」。実はガンダム大好きっ子三人組なのです。何も初日にいかんでも・・とも思いましたが、仕事の都合もあって今日行くことに。

そんなにお客さんいないさ・・・とたかをくくっておりましたが・・・いるわいるわ。
大将「おおっ、この列みんなガンダムなんだ(嬉)」
ともちん「男ばっかり・・・彼氏に連れられて嫌々来た人くらいしかいないのかも」
そう話す僕らの前を母親が子供を連れて通り過ぎる。
tak「ああいうのもいるんだ」
ともちん「ロボットアニメだから見に来たんでしょうねぇ。」
大将はフィギュア作りが趣味のお方。携帯に撮ってある画像をみようとする・・・
ともちん「大将、今フィギュアの画像見ないでください。すっごくコアな人に思われそうだから。」
tak「心配せんでも、今日はそんなのしかいないさ(笑)。」
初老のおばさんが列に近づいてきて僕らに尋ねる。
おばさん「これは、「ミリオンダラー・ベイビー」の列?」
ともちん「・・・違います。」
おばさんが去った後で
ともちん「ガンダムです・・・って言えなかった(笑)。」
・・・とそれぞれがそれぞれの思いを抱きながら上映が始まる。

(本編)

・・・んで終わった後の会話。
ともちん「面白かったぁ!でもストーリーについていくのに懸命だったなぁ。」
大将「絵はかなり描き足していたね。」
tak「問答無用の展開だったけど、まぁ端折り方としてはうまいよね。それにファースト・ガンダム世代の気持ちをうまいことくすぐるようにできてる。」
ともちん「声優さんはみんな同じでしたね。」
大将「いや、××は違った。」
tak&ともちん「よく気づきますね。」
tak「それにしても、SEEDでガンダムかじったような人は、人間ドラマ主体のこういう話についていけるのかな?予備知識が皆無だとちょっと厳しい映画かもね。」
ともちん「そういう人も来ていますよね。」
大将「でも大部分は僕らみたいな人だろうな。」
次の回のガンダムの上映を待つ人の列。さらに年齢層が高め。スーツ姿も目立つ。
tak「みんな好きなんだね。」
そうして三人は焼鳥屋へと消えていきました。
ともかくエンドクレジットで立ち上がるべからず!次回の予告編が待っている。百式かっこいい!改めて惚れました。
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自主映画制作講座・第4回

2005-05-24 | 映画・ビデオ
昨夜は講座の第4回でした。あぁ、今回も終了後の飲み会に行けませんでした。体育祭後の疲れとお仕事持ち帰ったりでそれどころではございませんでしたっ。次回は何とか参加しよう。

さて今回のお勉強は「ズーム」。「ズームは下手な人ほど使いたがる。1本の映画でズームが使われるのは2,3カ所だ。」という説明に、我が身を振り返る。ハンディカム手にするとどうしてもズームをまずいじってしまいます。人間の目にない機能だから面白がるんだそうで、黒澤明監督はこれを嫌ったそうです。「乱」ではズームアウトしそうな場面でもカットで割って引いていく。

ズームの効果や効果的な使い方については、いろんな監督の面白い手法が例に挙げられていて面白かった。ヒッチコックの「めまい」はこうして撮影したのか!とか、スピルバーグの「ジョーズ」での上手い(洒落てます)使い方、コッポラのゆっくりしたズーム・・・興味深いエピソードが次々に出てきましたが、受講生の皆様は「サイコ」も「めまい」も観たことがない方がけっこういて・・・。講座自体が撮影技術の話中心だから、それを求めて聴きに来た人には、映画の例を挙げても話だけではピンとこないでしょうね。もちろん実際の映像は後で見せてくださいますけど。

ラストシーンは解放感があるズームアウトが定石。「寅さん」シリーズのラストはどれもズームアウト。なるほど、なるほど。オープニングはズームインで意識を集中させる。うーむ。おっ!「マトリックス」の1作目ってこれだよね!。
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僕のGreatest Albums(その13)

2005-05-23 | 音楽
B00005GKZO終わりなき夏
ザ・ビーチ・ボーイズ


東芝EMI 1999-07-07
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夏に欠かせないアルバム3枚目は、やっぱりこれでしょっ!。高校時代に友人たちと温故知新でビーチボーイズを聴き始めた頃、最初に聴いたのがこのアルバム。思えばこれを選んだのは大正解だよなぁ。初期の代表曲はほとんど網羅されている。大瀧詠一や山下達郎を仲間うちで懸命に聴いていた頃で、そのルーツにビーチボーイズがあることから聴き始めたのがきっかけと言えるかな。

ビーチボーイズを初めて聴いたのはいつだろうか?。何気なく ♪サーフィンUSA あたりを聴いていたのかもしれないけれど、かっこいいよなぁ・・と意識し始めたのは小学校高学年。ブリジストンのタイヤのCFだった。そこに流れていたのは、♪アイ・ゲット・アラウンド。あの絡みつくようなコーラスワークに、短いCFながらも聴き惚れた。♪ファン・ファン・ファン もこの頃初めて聴いており、この2曲は今でもビーチボーイズ作品中最も好きな曲だ。この後「スマイリー・スマイル」とかも聴いたけど、当時はどうも楽しめなかったし、♪グッド・ヴァイブレーション でさえあまり好きな曲ではなかったなぁ。今聴くと違った感慨がある。ビーチボーイズはもっと深く聴いてみたいバンドのひとつだ。皆様、お勧めアルバムあったら、コメントくださーい。
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僕のGreatest Albums(その12)

2005-05-17 | 僕のGreatest Albums
B00005FPY0REMIXED WORKS vol.1 '91夏
崎谷健次郎


ポニーキャニオン 1991-07-03
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takのこのシリーズ、急に甘っちょろい路線に行きやがったな、と思う方あるかもしれないけど、掛け値なしにこのアルバムは夏に最高。崎谷健次郎というと ♪もう一度夜をとめて のヒットで知られるシンガーソングライター。80年代後半にはプロデューサーとして、斉藤由貴の音楽をダンサブルに変えるいい仕事をしてた。この「REMIX WORKS vol.1」は崎谷健次郎の夏向け楽曲を集めたアルバムで、ベストとは異なる。でも僕は崎谷健次郎作品の中では最も好きなアルバム。

1曲目 ♪ワン・サウザンド・キッシズ のレゲエっぽいアレンジが一気に気分を夏モードにしてくれる。スイートなバラード続いた後、ちょっとビターな味わいの ♪太陽の傍らで が雰囲気を変える。続く ♪思いがけないシチュエーション の疾走感が心地よい。斉藤由貴に提供した曲のセルフカヴァー ♪アクリル色の微笑 の後は、このアルバムの目玉、ニール・セダカのカヴァー ♪ラーフター・イン・ザ・レイン。このアルバムが出た少し後で煙草のCFに使われたりもした(崎谷ヴァージョンではないけれど)。上田浩恵(♪ソロ・サピエンスは名曲だった)とのデュエット曲 ♪サテライト・オブ・ラブ が派手に決まった後は、このアルバムで一番好きな ♪夏のポラロイド。

♪夏のポラロイドは秋元康の詞なのだが、この曲のサビでの恋人達の描写は見事としか言いようがない。
君は夢の中/待ち合わせしても/いつも僕に会えないと/目覚めた後すねるから/
閉じたその瞳/そっと口づけて/君が待っている空へ/僕の愛をこっそり吹き込んだ
女のコの甘えた顔が浮かんできそうな前半、彼女の寝顔にそっとキスする男の子・・・くーーーーーーっ!巧すぎるゼ!秋元康!こういうところが女性を引きつける魅力なんだろうなぁ。憎いゼ!(ちなみに僕はおニャン子ではまみまみのファンでした・恥)。

崎谷健次郎のアルバムで他に好きなのは「ambivalence」。夏っぽいと言えばこのアルバム収録の ♪潮騒の時(The Sound Of Waves) も忘れられない。
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スターウォーズ公開初日、あなたはどこにいる?

2005-05-16 | 映画・ビデオ
『Star Wars』最新作公開で、欠勤者続出の見込み
5月19日の「SW/シスの復讐」米国公開で、その日に欠勤する者が相次ぎ6億2700万ドルの損失が出るという試算が発表された。アメリカって平日に初日の興行があるんだね。「スターウォーズ」の熱烈なファンって行動力ありますからねぇ、鑑賞休暇なんて当たり前。おまけにシリーズ完結編となれば、気持ちは十分わかります。

かく言う僕も「エピソード2」のときは初日に映画館へ行き、初回の上映を見ました。でも本当に熱心な人は先行上映で観ているから、その時は正直あまり混んでなかったですね。今回も6月下旬に先行上映が始まるから、初日もそれなりの混雑で済むのでは。「エピソード2」のときは前売り券を買っていたのだが、先行上映では使えない訳で、結局初日を待つしかなかったのだ。初日を待つ間に先行で観た人々が何か言いたげな顔で「あれはね~」と来るから大変迷惑。今年の夏も俄ペプシ愛飲者が続出するんだろうなぁ。人のことは言えないけれど。
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僕のGreatest Albums(その11)

2005-05-15 | 僕のGreatest Albums
B000793EAMサマー・ナーヴス
坂本龍一&カクトウギ・セッション


Sony Music Direct 2005-03-24
売り上げランキング : 3,385


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ちょっと早い話題だけれど、夏に欠かせないアルバムって何ですか?ビーチボーイズを筆頭にいろいろあるけど、聴かない年がない!位の愛聴盤となると、まずは坂本教授の「サマー・ナーヴス」になるかな。細野晴臣や高橋ユキヒロの曲もあるからYMOの延長?と思いきや、肩の力の抜けたセッションで仕上げられたアルバム。その分だけ聴く側もリラックスできるような気がします。矢野顕子、吉田美奈子、山下達郎も参加。でもこれはそんな名前で聴かなくても十分完成度の高いアルバム。逆に名前で音楽を聴く輩にとってはJISマークが付いているようなものかもね。

3曲目の♪スリープ・オン・マイ・ベイビーが僕はこのアルバムで一番好き。アッコちゃんの名作「愛がなくちゃね」に収録されているヴァージョンよりも断然カッコいい。高校時代クラスメートに、暇さえあればこの曲ばっか口ずさんでいるのがおりました。「♪あーいきゃんてーぃきぃっ」とかなんとか。続く4曲目♪カクトウギのテーマの疾走感に思わず力が入る。そしてラストの♪ニューロニアン・ネットワーク(細野作)の脱力感が、なーんとも言えぬリゾート気分を感じさせてくれるのだ。1曲目のタイトル曲が、リゾート気分に駆り立ててくれる格好のナンバー。夏のドライブには是非この1枚を車に積んで、目的地に走り出すその時にまずはこのアルバムを聴こう。

夏に欠かせない愛聴盤をもう2枚程つづけまぁす。何が出るかな。皆さんの夏に欠かせないアルバムは何?
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告白

2005-05-14 | うちの子に御用?
・・・ってうちのルーク・スカイウォーカー(6歳児)が早くも誰かにコクったというのではありません。実は彼はある女の子に気があるのです。それを僕にだけこっそり打ち明けたのでした。
ルーク「あー、早く月曜日にならんかなぁ。」
アナキン「なんで?学校始まる日だから嫌じゃないの?」
ルーク「ねぇ、ちち。誰にも言わん?」
アナキン「うん。男同士やん、心配すんな。」
(・・・といいながらブログに書いているオレはどうなん?フォースの暗黒面に既に落ちているとしか思えん)
どうやらルークは朝の通学中に会うある女の子を好きらしい。話を聞くと上級生だとか。ふーん。うちの配偶者アミダラMも1つ年上だから、僕も人の事を言えないのだが。

ちょっと前まで「男は男、女は女」とか硬派に言っていた幼稚園児が、早くも異性に目覚めた?と思うと、成長したなぁと感慨深くもあり。しかし同時にスカートめくりして先生に怒られていた自分を重ねると怖くもあり。
ルーク「あぁ、今日は××さんの夢をみよう。」
今頃空想の羽を広げちゃっているのだろうか。じゃあ、僕も・・・(こら)。
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僕のGreatest Albums(その10)

2005-05-11 | 僕のGreatest Albums
B000002BMVEscape
Journey
Columbia




1996-10-15
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僕の音楽的ルーツを探求する懐古趣味な企画第10弾。キーボード弾きとしての僕が憧れたキーボーディストたち。前回のトニー・バンクスに続く二人目はジョナサン・ケイン。ご存じジャーニーのキーボードだ。

産業ロックの代名詞のようにも言われるジャーニー。僕が初めてジャーニーの曲を聴いたのは実は ♪オープン・アームス なんぞではない。デザイナー高田賢三が映画監督に挑戦した「夢・夢のあと」のサントラが最初。「フレンズ」のアニセー・アルビナが出演しているこの映画自体はみたことがない。♪リトル・ガール や ♪雪のテーマ ・・・FMの番組でエアチェックしたテープを繰り返し聴いたものだ。後の ♪セパレイト・ウェイズ 等とは全く異なる静なるジャーニー。そのギターの美しさに酔った。

それからしばらくして聴いたのがこの「エスケイプ」!。僕はキーボードとギターが対等のバランスになっているようなバンドを当時やたらと好んでいた(今もその傾向はあるけれど)。それまでニール・ショーンのギターがサウンドの要だったジャーニーが音的に一変したのがこのアルバム。ベイビーズなるバンドから加入したジョナサン・ケインのキーボードが、バラードにさらに深みを与え、ハードなナンバーにはそれまでにない色を添えることになった。近頃日産のCFでも使われた ♪ドント・ストップ・ビリービン や映画「海猿」で派手に使われた名曲 ♪オープン・アームス などいい曲揃い。個人的にはこの後の「フロンティアーズ」よりもはるかに好きなアルバムだ。
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