Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

時計修理

2006-01-28 | その他のつぶやき
明日は日曜日だっちゅうのに朝早くからお仕事。
実は試験監督のバイトだったんですけどね。

普段腕時計をしない僕ですが、秒がわかる腕時計を用意しなくてはならなくて。
そこで数年前使っていたSPOONを復活させようと思いました。
SPOONはお気に入りで2つ使いました。
ところが携帯の時計ばかり見ている今の生活で、家にある腕時計はすべて電池切れ。
7年程前に使っていた初代SPOONを時計屋さんに持っていったら
「もうデジタル時計は少ないからですねぇ・・・」と一言。
初代SPOONは修理せねばならない状態だと。

仕事帰りに結局2代目SPOONを別の時計屋さんに持ち込んだ。
若い店員の方が電池交換をしてくれて復活しました。
あーよかった。明日使えそう。
「これがまだ現役で動いているって嬉しいですね。懐かしかったです。」
と言ってくれました。

久々に腕時計使うけど、なんかいいね。携帯の時計に頼り切っていたけど、明日からSPOON復活です。
※写真は2代目SPOONとELOのアルバム「TIME」
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Greatest Albums(その38) The Age Of Plastic/Buggles

2006-01-27 | 僕のGreatest Albums
ラジオ・スターの悲劇+3ラジオ・スターの悲劇+3
バグルス


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僕らはラジオ育ちだ。耳にしてきた音楽たちはラジカセのスピーカーから聞えてきたものだった。
しかしそうした音楽を聴くきっかけは、80年代にはMTVに場を奪われていく。
そんな過渡期に現れたのがバグルスであり、名曲”ラジオスターの悲劇”だった。
それにしてもなんてうまい邦題だろう。近頃こんなうまいタイトルがあるだろうか。
時代を見事に表現した曲。ピアノとシンセのイントロ、個性的なヴォーカルと女性たちの♪あーわ、あーわ。
何もかもが強く印象に残った。

バグルスはどうしてもこの曲だけで語られがちだけど、アルバム「The Age Of Plastic」もなかなかどうして名盤である。
タイトル曲”プラスティック・エイジ”が僕は特にお気に入り。むかーし選曲会議にも出したなぁ。

このシリーズでも様々なキーボーディストが登場してきた。
バグルスのジェフリー・ダウンズは、この後トレバー・ホーンとイエスに加入。
そしてプログレ系メンバーと共にエイジアでセールス的にも大成功を収めることになる。
ソロアルバムではジャーニーあたりのメジャ-な楽曲をインストでカバーするという、
およそプログレ系ミュージシャンンとは思えないミーハー振りもみせる。
そんなところが、どうも憎めない。

時代が生んだ名曲「ラジオスターの悲劇」は、今でも魅力を失わない。
映画「ウェディングシンガー」のサントラではギターポップに姿を変えてカヴァーされている。

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THE有頂天ホテル

2006-01-24 | 映画(さ行)
職場の映画観賞部の面々と行ってきましたっ!うーん、お腹いっぱいのコメディです。

■「THE有頂天ホテル」(2005年・日本)

監督=三谷幸喜
主演=役所広司 松たか子 佐藤浩市 香取慎吾 篠原涼子

 複数の登場人物を描く群像劇映画のことを”グランド・ホテル形式”と言う。これは1932年の映画「グランド・ホテル」が由来だ。グレタ・ガルボやジョーン・クロフォードが出演したこの映画。「アパートの鍵貸します」でジャック・レモンが見ようとする深夜映画でもありましたな。この「有頂天ホテル」でも引用されている(どこで出てくるかはお楽しみ)。

 さて、この映画は三谷幸喜監督がそのグランド・ホテル形式で大晦日におこる悲喜劇を描いた作品。名前も顔も知られたキャストの豪華さばかりが騒がれているけど、これまたみんな芸達者だから面白い。この映画は脚本の面白さもあるけれど、”キャスティングの妙”が成功していると思うのね。役所広司演ずる生真面目で優しくて見栄っ張りな副支配人いいですねぇ。「牡鹿は牡らしい」なんて的はずれなスピーチはおかしくて、でも悲しくて。総支配人伊東四朗のコミカルな演技も素敵。こういう伊東四朗がみたかったんだ!。篠原涼子が憎めないコールガールをかわいく演じている。う~ん、惚れ直したぜ。香取慎吾のあの歌はしばらく耳に残った。家に帰っても歌ってたもの。
♪どんきほーて、さんちょぱんさぁ~、ろーしなんんて、あ~んどぉれぇ~

 みんな素直にやりたいように生きればいいのさっ!と、自分を抑え込んでる現代人に元気をくれる映画だ。そのメッセージは定番なれど、ここまで話を盛り上げてくれるとこっちもその気になってしまう。でもそれ以上のものではない。三谷幸喜ならこれくらい笑わせてくれるだろう、という”期待を裏切らない映画”。シャーリー・マクレーンがかつて歌った♪If My Friends Could See Me NowをYOUが歌うパーティ場面も楽しかった。美術は「キル・ビル」の種田陽平。いい仕事です。


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キング・コング

2006-01-21 | 映画(か行)

◼️「キングコング/King Kong」(2005年・アメリカ)

監督=ピーター・ジャクソン
主演=ナオミ・ワッツ ジャック・ブラック エイドリアン・ブロディ

公開された頃から方々でいい評判を聞いていた。このHPにリンクしてくれている映画ファンサイト仲間でも好評だったし、アメリカの有名な映画評論家センセイもベストテンに選出していた。だけど一方で興行収入は今イチとも伝えられる「キング・コング」。上映時間が長いこと、それに「キング・コング」という題材に魅力を感じる層はどうしても年齢が高めであること。そこがネックなのかな。オリジナルの1933年版は知らずとも、せめてディーノ・デ・ラウレンティス製作の1976年版を観ている世代。若いコたちは大猿見るより、イケメン俳優見る方がいいんだろう。残念なことだ。とてもいい映画なのに。

特撮技術や暴れる大猿や恐竜のスペクタクルは確かにすごいし、それを観るだけでも映画館に金を払う価値はあるだろう。だけど、この映画は観る者が映画好きであればあるほど心に染みる映画だ。”映画好きが惚れる映画”だと思うのだ。久しぶりに「淀川長治センセイにみせたい!」と思った。それはこの映画に注ぎこまれた映画愛の深さ故だ。33年版へのオマージュが捧げられていることは、ピーター・ジャクソン監督の思い入れ。明らかにオーソン・ウェルズを意識しているジャック・ブラック。ヒッチコック映画のヒロインのようなナオミ・ワッツの美しさ。サイレント時代からある南海冒険もの(観たこたぁないが)の香り。

そして何よりも僕がすごい!と感じたのがラスト30分、台詞らしい台詞や説明臭いカットもなく、ほとんどなく映像だけでグイグイ押している演出の巧さ。3匹の恐竜との死闘の場面にしても、大道芸でコングを笑わす場面にしても、言葉を発しないコングの気持ちがひしひしと伝わってくるのだ。エンパイアステートビルの上で飛行機に襲われる場面の「そっちにいってな」と言っているかのような気持ちにさせる。そして夕陽を見つめる感動的な場面(ラストの朝日との対比が見事!)物言わぬコングはどうだ。背中と横顔が雄弁に愛を表現している。ニューヨークで暴れるコングの元へナオミ・ワッツが霧の中から登場する場面や、30年代の不況の様子を一気に映像で見せてしまう冒頭も巧いなぁ。それにしても虫嫌いで高所恐怖症の僕は、手に汗握りっぱなし。いや、こういうのを娯楽映画と言うのです。途中からあれほどいた原住民が姿を消すとか、ジェイミー・ベルにあの役は物足りないとか、いろいろあるけどそれはこの際どうでもいい。コングの勇姿に拍手を贈ろう。


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名脇役逝く

2006-01-19 | 映画・ビデオ
米女優シェリー・ウィンターズさん死亡、享年85歳 (ロイター) - goo ニュース

シェリー・ウィンターズさんが亡くなりました。
若い世代は知らないかもしれないけど、物語を引き締める名脇役であった方です。

僕が初めて出演作を観たのは「ポセイドン・アドベンチャー」。
ジーン・ハックマンらと脱出口をめざして危機を乗り越える姿に感動したもんです。
オスカーにもノミネートされた名演でした。

他に忘れられないのは「陽のあたる場所」。物語半ばで死んでしまう役柄なれど強く印象に残りました。
ちょっと変わったところでは「ダイナマイト諜報機関/クレオパトラ危機突破」の悪役もあったなぁ。

ご冥福をお祈りします。

ポセイドン・アドベンチャーポセイドン・アドベンチャー
ジーン・ハックマン ロナルド・ニーム アーネスト・ボーグナイン


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僕のGreatest Albums(その37) Tommy february6/Tommy February6

2006-01-16 | 僕のGreatest Albums


久しぶりにお気に入りアルバムを。今回はtommy。
ほんっとにこのブログが取りあげる音楽には一貫性がない。それはよーくわかっている。
でも好きになったら仕方ない。グッとくる音楽だったなら、それでもう僕にとっての「名盤」たりうるのだ。気づいたらCDの棚にそのアーティストのCDがコンプリートならんとする勢いで並び始める。Tommyもそんなアーティストのひとつだ。キキ&ララとコラボしてからレジに持っていくのが、男としてすっごく恥ずかしくなったけど(泣)。

だいたいブリリアント・グリーンが大好きだった。英語詞の心地よさとギターポップのシンプルなかっこよさにひかれたのが最初だった。そしてTommyとしてのソロ活動。最初は何を血迷ったか?と思った。硬派にひずんだギターバックに歌う川瀬智子に惹かれていたから。

でもそこは、やっぱりエイティーズ。アルバム2曲目の トミー・フェブラッテ・マカロン や、軽自動車のCFに使われた 君の瞳に恋してる のカヴァーを聴いたのが運の尽きだった。カッティングにチョッパー風シンセベース、ユーロビートにありがちなシンセのメロディ、サビの音を追うシンセベル、ストロベリー・スイッチブレイドやノーランズのカヴァー。アルバムに仕掛けられたいくつもの80年代的アイテムに僕はもう夢中になってた。

もうひとつ、Tommyに惹かれる理由がある。別にメガネフェチって訳じゃない。それは川瀬智子嬢の裏キャラだから。つまり誰もが持つ”変身願望”を具現化したキャラであるからなのだ。同じ理由で僕はマシュー南が好きだし、ジギー・スターダストを名乗っていた頃の気味悪いデビッド・ボウイも嫌いではない。僕もこのサイトでtakという別キャラを名乗っているけど、これはほとんど”素”なので、演じていたり誇張したりする部分はほとんどない。もちろん十分楽しんでいる。仕事を持つ人ならば、誰もがオンの自分とオフの自分を持つはずだ。オンの自分は本当の自分を抑えて、”ちょっと演じている自分”だという人もいるだろう。それもある種の”変身”なんだろうけど、実はそれはとても疲れることだったりする。Tommyのように変身した自分を楽しめるのは大事なこと。そんな意欲的なTommyに僕は元気をもらっている気がするのだ。


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骨折

2006-01-13 | その他のつぶやき
正月にちょいと悪い転び方をしてしまった。
足首から音がした気がしたけれど、歩けるから捻挫だろう、と湿布で済ませていた。

ところが数日経ち、子供を膝にのせたとき…
床に触れたくるぶしのあたりから、激痛が!ただの捻挫ではなさそうだ。

結局一昨日医者に行った。
医師「これは・・・剥離(はくり)骨折ですね。」
tak「えっ。」
医師「足の横に薄い骨があるんです。ほら、ここ。」
お医者さんはレントゲン写真を示しながら言った。
医師「ここ、骨が浮いてるんですよ。しばらく足首を固定しておいた方がいい。」
そして写真のように布のベルトを巻くことに。
完治には数週間かかりそう。
医師「いつやったんですか?」
tak「正月です・・・。」
医師「随分前ですね。腫れなかったんですか?」
幸い腫れがなかった。だからただの捻挫と思っていたんだろう。

それまでは痛いけど普通に歩いていたが、ベルトがあるので歩くのがぎこちない。
なーんか階段使うのもおっくうだ。
ふう、皆様も体だけは大切に。
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アデルの恋の物語

2006-01-11 | 映画(あ行)

■「アデルの恋の物語/L'Histoire D'Adele H.」(1975年・フランス)

●1975年全米批評家協会賞 主演女優賞
●1975年NY批評家協会賞 主演女優賞・脚本賞

監督=フランソワ・トリュフォー
主演=イザベル・アジャーニ ブルース・ロビンソン シルビア・マリオ

 この映画の宣伝コピーは「こんなにも愛ひとすじに生きられるものなのか・・・」。宣伝文句というよりも素直な感想という気がする。ピノン中尉側から冷めた見方をすれば、アデルは”ストーカー”なんだろう。中尉の軍服に手紙を忍ばせ、他の女性との逢い引きを執拗に追い回す。向かいの建物から階段を登る二人を見つめる場面は実に印象的だ。怖ささえ感じる。

 アデルは確かに激しすぎるし、最後は狂気に陥る。でもこの恋は純粋なる”究極の片想い”なのだ。それ故に美しいし、その一途さに僕らは感動させられるのだ。恋をすると誰しもが経験することだけど、”相手を思っている間の幸福感”ってありますよね。時にはそれ故に苦しむこともあるけれど。アデルは中尉を想い続けることだけに一途になれただけ、幸福だったのではないかな、と僕は思った。アデルは劇中「私を愛することができないなら、私に愛させて。」と迫る。これこそまさに究極の片想い。

 イザベル・アジャーニはこの演技で国際的にも認められる。声に出して手紙を書いていながら、次第に感情が高ぶる場面。死んだ姉の夢を見てうなされる場面。身も心もボロボロになりながら街をさまよう場面。恥ずかしながら「アデルの恋の物語」は初めて観た。狂気を演ずるアジャーニというと「ポゼッション」しか知らなかった僕は、この映画で改めてアジャーニの美しさとすごさを感じた。男装してパーティに忍び込む場面は、すっごくかわいい。



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たまごっち

2006-01-10 | うちの子に御用?
昨日(9日)はうちのレイア姫(5歳になりました)の誕生日。ケーキ買ってお誕生会を家族でしました。
うちのルークもあと数日で誕生日なので一緒にお誕生会。プレゼントをもらってご満悦の二人。
親としてはクリスマスをつい数週間前にしたばかりだと言うのに「またプレゼント!?」
と懐が痛い時期でございます。

ルークがやたら欲しがっていたのが「たまごっち」。今小学生の間ではブームだもんね。「おはスタ」や小学生向け雑誌でもキャラクター紹介しているし、食玩だってある。
ルーク「クラスのこがけっこうもってるんだよ。」
アナキンtak「学校に持っていったりはしてないだろうな。」
ルーク「だれももってきてないよ。おはなしをするの。あー、ぼくもほしいなぁ。」
アナキン「・・・」

ルークの「欲しい」という声にアミダラが負けた。僕が知らない間に買っていたのだ。
ルークは喜んだが、当然操作を親に聞いてくる。もちろん僕にだ。
ルーク「ちち!まめっちがうんちしそう!どうしたらいいの?」
結局僕はまめっちを風邪の病魔から救い、無事幼稚園に入園させた(笑)。

  ★

正直僕は「たまごっち」を子供に買い与えることには反対だった。
うまくいかないとすぐにリセットして、”命の尊さ”を学ばない、
という意見も10年近く前のブーム時にはあった。
僕もそれは思わないではないが、それよりも別に嫌な印象があるから。

10年近く前のブームの頃。某専門学校で僕は授業をしていたのね。
18,19もなる輩どもが授業中に”お世話”しやがんの、たまごっちの!。
アナキン「おらぁ!”お世話”すんじゃねぇ!」と怒鳴り散らすこと数回。
そりゃ僕らも18,19の頃はファミコンに夢中になったさ。それで体調崩すヤツもいたさ。でもまだ節度があった。
この手の商品ってどうしても夢中になる。それがどうしても弊害をもたらしてしまう。
きちんと節度を持って使うのは構わんと思うけど。
でも近頃の学生はそれもできゃしない。携帯電話にゲームがある今はなおさらだ。

携帯電話もゲームボーイみたいなのもそうだけど、”いつでもどこでも”という利便性が、
若い世代から「メリハリ」「気持ちの切り替え」「場を考えること」を失わせているとさえ思うのだ。
自分がすっかり”携帯依存症”なのに言うのもなんだけど、
携帯電話が普及して日本は風紀が乱れた、社会構造が変わった、と思うのだ。
高校生は携帯を持ち、長電話する料金を賄うために、とっとと学校から帰り、部活をやめてバイトをする。
バイトだって人間関係を学ぶ重要な場かもしれない。でも根底にあるのは”自分は稼ぎたい”という損得勘定だ。
ケータイというコミュニケーションの道具を持つために、その時期にしかできない大事なコミュニケーションの時間が失われている。
よって「学生時代に自分が打ち込んできことは?」「懸命になったことは?」と尋ねられてなーんも言えない輩が育つのだ。どうよ?。
僕はルークにそうなって欲しくない。心底そう思っている。
だから中学生になったら部活を奨励するつもりだ。少なくとも「部活したい」と言ったら反対しないつもりだ。

ルーク「ちち、ぼくがねるまえにね、たまごっちのいちばん右のボタン押して、
まめっちに構ってあげていい?」
こう謙虚に言うルークには”やさしさ”がある。所詮はゲームだけどまだ”かわいい”と思っている。
アナキン「明日から学校だから、きちんと宿題やってから遊ぶんだぞ。」
ルーク「うん。」
アナキン「それからね、まめっちがおじいさんになるまできちんと見届けようね。」
ルーク「うん。そうするよ。ぼくもそれがたのしみだもん。おやすみなさい。」
僕は簡単にリセットボタンは押させないゾ。
あっ・・・いちばん操作に詳しいのは結局僕じゃん。
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網走番外地

2006-01-07 | 映画(あ行)


「不器用ですから・・・」って高倉健がむかーし出演したCFでの台詞だったけど、あれって映画でみられる健さんのイメージを言い当てているようにも思える。僕が初めて観た健さんの出演作は「幸せの黄色いハンカチ」。出所して愛する女性の元へ向かう主人公を演じている。僕は健さんがヤクザ映画に主演していた頃を知らなかった。だから、映画の主人公とヤクザ役を演じてきた健さんを重ねることはできなかった。でも僕なりに、”過去にいろいろあった、不器用で、誰かへの愛情を抱いている男の姿”に妙に感動したものだ。その後も僕が知っている健さんは、「南極物語」や「遙かなる山の呼び声」や「居酒屋兆治」のような、”過去”を経験した”現在”の姿ばかりだった。

 健さんが健さんらしい映画、というとファンは「網走番外地」を挙げるのだそうだ。貧農出身の主人公がヤクザ者となり、網走刑務所に送られる。病身の母親を思い出所を目指していたが、自分の軽はずみな行動が裏目に出ることも。ある日逃走を企てた男と手錠で結ばれていたことから、自分も追われる立場になってしまう・・・。まさに”過去”の健さん。だが、ここでの健さんはやっぱり”不器用”で母親や妹への愛情を抱く男だった。そうだ、このイメージが「幸せの黄色いハンカチ」につながっているのか。

 監督は惜しくも2005年に亡くなった石井輝男。併映向けに添え物として製作されたらしいが、ヒットを記録してシリーズ化された。人間ドラマあり、追いつ追われつのサスペンスあり、人情ドラマあり、のお腹いっぱいの娯楽作。特に雪原を手錠につながれた二人がひたすら逃げ続ける場面は目を離せない名場面。単なる追いかけっこではない。逃げる二人の食い違い、追う丹波哲郎の思いと主人公との食い違い。ブレーキの効かないトロッコでのアクション場面、手錠を切るための線路の場面・・・この後半の面白さは観ないとわかるまい。
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