Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

心の叫び

2006-05-31 | その他のつぶやき
ひとこと言わせて。

あーっ!
小西真奈美チャンと
ぐびなま飲みてぇーっ!


・・・疲れてんだろか、オレ。
CM見るたびに癒されてます。
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5月のBGM

2006-05-31 | 音楽
5月に通勤中に聴いた主なCDです。

①Tommy Airline/Tommy February6
やっぱり好きなんだよなぁTommy。別にメガネフェチではありません。最初のアルバムもこの2ndもカーオーディオに欠かせない。80年代の香りがたまんないのね。「je t'aime je t'aime」のイントロは「愛に抱かれた夜」と「ファイナルカウントダウン」を足したようだし、「Love Is Forever」はどこか「Toy Boy」を思わせる。「daNCin' bABY」で踊りたい!。
Tommy Airline (通常盤) (CCCD)

②Greatest Hits/Shakatak
古くてすいません。でもね、シャカタクを聴く心地よさは僕ら世代だったらわかるはず。「Invitation」が無性に聴きたくなった。「Night Birds」はむかーし練習した曲。今でもピアノソロはきちんと弾ける・・・と思う。ピアノに向かいたくなっちゃいました。気分は「男女七人」!プールバー!カフェバー!(今ドキの子はわかんねぇだろうなぁ)。
シャカタク・グレイテスト・ヒッツ

③超音速のピチカート・ファイヴ/Pizzicato Five
野宮真貴時代に入ってすぐ、3枚立て続けにリリースされたミニアルバムの1枚。「サンキュー」のグルーヴが気持ちいい。高浪敬太郎在籍時のピチカートは、全盛期とは違ったオシャレさがある。この頃の「学校へ行こう!」のサウンドトラックも僕はお気に入りの1枚。お仕事上でテーマソングにしようかと目論んでいる(プロレスのリングテーマかっ!)。
超音速のピチカート・ファイヴ+最新型のピチカート・ファイヴ+レディメイドのピチカート・ファイヴ

④Best Of Van Halen/Van Halen
おっされーなピチカート聴くかと思えば、簡単にHRに気持ちが切り替われる自分が恐ろしい。「ラヴ・ウォークス・イン」と「プリティ・ウーマン」が入れば完璧なんだけどなぁ・・・。「パナマ」「ホット・フォー・ティーチャー」と続く曲順がもう快感!。サミー・ヘイガー時代の楽曲も好き。「ドリームス」は学生時代に演奏するチャンスがあったのに逃してしまった。今思うとチャレンジすべきだったなぁ。
グレイテスト・ヒッツ

⑤シングル・コレクション/GODIEGO
うちのルーク・スカイウォーカー(7歳児)が幼稚園の頃、20数年前の「西遊記」をビデオで見せたことがある。すぐにこれが「ドラゴンボール」のルーツと悟った彼ははまっちゃったのね。それから「Monky Magic」をやたら聴きたがるようになった。近頃車の中でよく聴く。英語を聞えた通りに歌っているのだが、「Monky Magic」がけっこうサマになっている(バカ親)。ルークは「Holy & Bright」もお気に入り。
シングル・コレクション

⑥新しき日本語ロックの道と光/サンボマスター
サンボを初めて聴いたとき、僕の中で衝撃が走った。近頃のニッポン流行音楽は詞の深みがない、と常々思ってきた。だけどサンボは違う。ストレートなロックに言葉がビシビシ響いてくる。この衝撃は(大げさかもしれないが)ブルーハーツ以来だ。「電車男」のあの歌もいいけど、このアルバム収録の「そのぬくもりに用がある」は、初めて聴いたとき背筋に電気が走ったっけ。新作楽しみ!。
新しき日本語ロックの道と光
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てんにのぼったなまず

2006-05-30 | うちの子に御用?
てんにのぼったなまずてんにのぼったなまず
たじま ゆきひこ


福音館書店 1985-12
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うちのルーク・スカイウォーカー(7歳児)が図書館から借りてきた本。あの力強いタッチの絵が好きなのだろうか、「じごくのそうべえ」に続いてたじまゆきひこ氏の作品「てんにのぼったなまず」だ。こんなお話。

 ある村に絵を描いて村人を喜ばせているじいさんがいた。子供達に凧の絵を描いては喜ばせていた。その絵を若殿が気に入り、凧の絵を描くように家来を遣わすヶ、侍が嫌いなじいさんは決して描こうとしない。だが、嫁に行く娘がいれば美しい藤娘の絵を描くのだった。

 その祝言の日に、大地震が起り、村を津波が襲う。海水をかぶって家も田畑もやられてしまった。城の石垣も崩れたので人を集めに侍もやってくる。再び殿のために絵を描くように言われるが、じいさんはひもじくても断固として応じない。そして、子供達を元気づけるために自分のふんどしにナマズの絵を描く。そして凧にして揚げさせた。子供達があげたふんどしなまずは天に昇り、雨を降らせた。雨は田畑に山から土砂を運び、村はよみがえるのだった・・・。

 じいさんの生き様に胸を打たれる。そのじいさんが絵筆を握る姿がまた力強い。天を舞うなまずの姿には感動させられる。人の役に立つってどういうことなのか、考えさせられるよね。ルークもどうやらこのじいさんをかっこよく思ったらしい。
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ダヴィンチ・コード

2006-05-29 | 映画(た行)

■「ダヴィンチ・コード/The DaVince Code」(2006年・アメリカ)

監督=ロン・ハワード
主演=トム・ハンクス オドレイ・トトゥ ジャン・レノ イアン・マッケラン

※注・原作の内容に触れています。未読の方はご注意を。
 ダン・ブラウンのベストセラー小説を、ロン・ハワード監督が映画化した超話題作。なにせキリスト教の教義に関わる内容だけに、バチカンもナーヴァスになる。その反応がまた宣伝効果をもたらす・・・ということで大ヒットとなること必至。かくいう僕も原作を読んで映画館に行くという行動を久しぶりにとった。原作は、文章や場面の展開が実に映画的。映像化したとき、思わせぶりにこんなカットが挿入されるだろうなぁ・・・なんて思わせる部分が多々ある。ラストシーンに至ってはきちんとキスシーンまでご用意されていて、ヒッチコック映画を思わせた。それまでさんざん一緒に逃げ回っていた男女が最後の最後でキスを交わす・・・。あ、映画にこの場面出てきません。オドレイ・トトゥのファンの皆様、よかったね(笑)。

 映画は「展開が早いゾ!」「1回じゃわからんゾ!」と観る前にさんざん情報が入ってきていた。それは確かにそうだ。でも2時間余の尺に収めなくてはならないんだから、仕方ない。映画として綺麗にまとめたな、というのが僕の印象。銀行の貸金庫の場面にしても、5文字の暗号にしても、そこにたどり着くまでのハラハラ、ドキドキが、原作ではしつこく畳みかけてくる。ところが映画ではかなりあっさりと進行するから、正直拍子抜けしたところもある。インターネット使う場面が原作とは違ってやたら軽くなってるのにはビックリ。原作で長々引っ張る”出生の秘密”は、映画ではラストで一気に見せてくる。これはこれでわかりやすいし、構成としては成功だ。ただ最初のパスワードがわかるエピソードで感動した僕としては少し物足りないなぁ。原作を先に読んだからますますそう思うのかもしれない。

 映画化にあたっては魅力的なキャストが揃ったのが嬉しい。トム・ハンクスの”巻き込まれ型サスペンス”というと、大昔の「赤い靴を履いた男の子」(劇場未公開)を思い出す。ますます加わってきた渋さと大人の優しさがいい雰囲気だ。ソフィー・ヌヴー役は、我らがソフィー・マルソーも候補に挙がっていたらしい(残念)。だがこれはオドレイ・トトゥ正解でしょう。原作にはない「水の上は歩けないわ」という台詞も、彼女らしさがあって素敵だった。脇役もそれぞれが熱演をみせている。キリスト教の教義がどうのって部分は、日本人はなかなかピンとこないだろうから、純粋にミステリー/サスペンスとして楽しむが勝ち。そういう意味ではこれは成功作ですね。



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吹奏楽を聴いて思ったこと

2006-05-28 | その他のつぶやき
 北九州交響吹奏楽団の定期演奏会に行って来ました。吹奏楽の生演奏を聴くなんてすっごい久しぶり。金管楽器の音圧を客席で感じながら、懐かしさにふけっておりました。

 僕は中高生の頃、ブラスバンド部に所属してました。入部の動機?それはドラムが叩きたかったからなんです。それも入学後の春からやってたんじゃなくて、秋から。楽器を演奏することにやたら憧れていた僕。小学校6年の頃にはたてぶえで流行歌やアニメの主題歌を耳コピして吹いているような子でした。家には父親のクラシックギターがありましたが、ちょうど反抗期。親父がやってた楽器なんてするもんか、とマジで思ってました。それで憧れたのが何故かドラム。ちょうど3年生が引退するので、パーカッションに空きができた。友人からそれを聞き、入部したい旨を音楽の先生に言いました。先生は言いました。
先生「tak君は手が長そうだね。」
tak「はい。小学校の頃クラスで一番長かったこともあります。」
先生「トロンボーンやってみる気、ない?」
僕はスティックではなく、曲がりくねった真鍮でできた伸縮する楽器を手にしていました。

 今にして思えば、トロンボーンを担当したことが、僕の体に「臨機応変」を染み漬けたと思うのです。手元で管をスライドさせることで、狂っているチューニングも正してしまう楽器。音階はポジションこそ決まっているけど、それは体で”このへん”と覚えなければならない楽器。主旋律が回ってくることは滅多にないだけに、けっこう目立ちたがりのパート。

 今日の北九州交響吹奏楽団の演奏では、吹奏楽コンクールの課題曲も2曲演奏されました。僕も高校ではコンクールに出場したことがあります。特別強い学校ではなかったので、県予選どまりでしたが。本番の演奏会で、それまで練習してきた成果を出さねばならない。緊張した空気の中で、自分の演奏を楽しむことは難しい。今日の演奏会の司会を務めた山本氏も吹奏楽部経験者で、コンクールの緊張感を語っておられました。それに吹奏楽に関する様々な話題がありました。アルフレッド・リードなんて作曲家の名前聞いたのは、おそらく10数年ぶりです。

 高校卒業する頃、僕の音楽的興味はポピュラーミュージックに傾いていて、既にオリジナルを書いてデモテープ作ったりもしてました。だから大学に入って、オーケストラや吹奏楽部から勧誘されたけど、バンドに走っていったんです。今では活動なんてとんでもない。・・・でも今日の演奏会を観て、社会人になっても音楽活動できなくはない、こうして頑張ってる人もいる、と実感。なーんか活力をもらった気がします。

 昔、仕事でお会いしたとあるお坊さんに、
「音楽は職業にしたらいけません。楽しむのがよいのです。でもあなたは音楽をやってきた人だから、何らかの形で続けなさい。」
と言われたことがある。それがきっかけでコンテストに応募したこともあるのだけれど、そっちはもうかなりご無沙汰だ。僕も何らかの形で頑張ろう。うむ。
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読了

2006-05-25 | その他のつぶやき
よっしゃぁー!3冊とも読み終わったぞぉー!
ダ・ヴィンチ・コード(上)
映画鑑賞倶楽部の例会に間に合ったっ!
思えば映画を観る前に原作を読んだ経験・・・近頃はなかったなぁ。
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じごくのそうべえ

2006-05-24 | うちの子に御用?
うちのルーク・スカイウォーカー(7歳児)。学校の図書館で年間100冊の本を借りて読みなさい、と指導されている。僕自身も図書館大好きっ子だっし、本から得た感動や知識は人間形成に(偏っているかもしれないが)役立っているという自負はある。だからそういう学校の指導には大いに賛同するところだ。・・・と言ってもルークはまだ2年生だから、借りてくる本は絵本中心。今回借りてきたのは、これだ。


ルーク「ちち(注・僕は”ちち”と呼ばれている)。今日はねぇ、怖い本を借りてきたんだよ。」
アナキンtak「へぇー、でもあんまり怖いお話読むと、夜トイレに行けなくなるぞ。」
ルーク「だいじょうぶ。はい、今日はこれだよ。読んでみて。」

おぉ、「じごくのそうべえ」じゃないか!桂米朝の落語が元ネタ。この関西弁が、テンポよくって、子供に読んであげるのには最適だもんね、これ。子供の頃、僕も読んだ記憶がある。特に鬼のお腹に入ってから、いろんな臓器をくすぐったり引っ張ったりして脱出するところがおかしくておかしくて。あの頃とは違って、今は読み聞かせる側となった僕。この面白さを伝えたい!とばかりに熱が入ってしまう。ルークはケラケラ笑ってる。うーん、僕の読み聞かせはやっぱ上手いぜ(自意識過剰)。

それにしても「じごくの・・・」というタイトルで怖いお話と判断したんだろうね。この手のタイトルに惹かれるのは、遺伝子のせいか?B級映画やカンフー映画に多そうな文句だもんね。
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Greatest Albums(その45) The Dream Of The Blue Turtle/Sting

2006-05-22 | 僕のGreatest Albums


今回はスティングの「ブルータートルの夢」。僕がスティングの楽曲に惹かれ始めたのは、ここから。遅いでしょ。ポリス全盛期が実は僕の洋楽離れ期と重なっており、「見つめていたい」とか「孤独のメッセージ」など有名曲しか知らなかったのだ。恥ずかしながら、ポリスは後に聴くことになる。

音系サークルに所属していた大学時代。鍵盤弾きとしておシャレに音楽を奏でるためには、プレイヤーとしてのセンスが必要。僕はそう悟った。そのためには、単にポップスばかり聴くのでなく、幅広いジャンルに及ぶこと。特にフュージョン/ジャズのプレイを勉強するべきだ。そういう意味で、当時新進のジャズミュージシャンを配したこのアルバムと、続く「ナッシング・ライク・ザ・サン」、「ブリング・オン・ザ・ナイト」は、僕にとって刺激となるアルバムだった。「セット・ゼム・フリー」の独特なグルーヴ感、「フォートレス・アラウンド・ユア・ハート」の渋さ。社会派「ラシアンズ」にうなづき、そして「バーボンストリートの月」の雰囲気に酔う。「ブリング・オン・ザ・ナイト」のライブ映像にも夢中になったなぁ。あのちょっとしたフレーズが、どうしてこんなにかっちょいいんだ!。テクもないくせに真似しようとしてたっけ。以後もスティングはお気に入りのアーティストだ。

以前とある上司に
「takさん、スティングに似てますね。」
と言われたことがある。悪い気はしなかった。でもよーく考えると、おデコ広いってことなのかな?。また、カラオケでアン・ルイスをうなっていたら、バンド歴ある人に話しかけられ、こう言われた。
「いい声ですね。ポリスの「ロクサーヌ」似合いそうだな。」
ルックスもスティングで、声もスティング(!)。しかしてtakのその実体は!。



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マネキン人形の運び方

2006-05-20 | その他のつぶやき
マネキン
今日はgoo blogのTB練習帳からのお題です。
「体験した・体験してみたいアルバイト・パートの仕事はなんですか?」

 随分昔の話。学生の頃にしたアルバイトでよく覚えているのは、何と言ってもデパートの催事場に、荷物やディスプレイの品物を運び込むアルバイト。ブティックハンガーをガラガラ運ぶのは大したことはない。ギリシャの神殿の柱を思わせるようなオブジェや大道具を運ぶのは、重かったし大変だった。

 特に印象的だったのは、マネキン人形の運び方。そういえば映画「スウィング・ガールズ」でもバイト中にマネキンにキスする場面があったなぁ。もちろん、あんなことはしたら怒られます。問題はその運び方。

①まず、マネキン人形を二つ並べで、自分はその間に立ちます。要は人形と人形に挟まれて、三人並んでいるようなイメージ。
②次に、マネキン人形の腰から手を回します。
③そのまま手を前にまわし、マネキン人形の股間に前から指先を差し込む。
④そして持ち上げる。”両手に花”状態で運ぶ。
僕らはそう教わりました。

 一緒にバイトした友人は背が低くてシャイな男の子。マネキンに挟まれるとマネキンよりも背が低かったりするのね。そして上記③の過程が彼には問題でした。「指先を・・・こうするんだ。」とバイト先の方に言われて、彼は「えーっ!」と赤面。お年頃の男の子には恥ずかしかったのですね。

 つい最近やったアルバイトは、とある国家資格の試験監督アルバイト。朝が早いけど、何事もなければ立っているだけだし、払いも悪くない。またあったらやりまーす。
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Vフォー・ヴェンデッタ

2006-05-16 | 映画(は行)

■「Vフォー・ヴェンデッタ/V For Vendetta」(2005年・アメリカ=ドイツ)

監督=ジェイムズ・マクティーグ
主演=ナタリー・ポートマン ヒューゴ・ウィービング ジョン・ハート

第三次世界大戦が終わった後、アメリカ合衆国は崩壊し、イギリスは独裁政権の国家となっている。独裁者の圧政に人々が苦しんでいるイギリスで、テロ行為を行う人物”V”が現れる。彼は裁判所の建物を、チャイコフスキーの「1812」を流しながら花火とともに派手に破壊するのだ。この曲を聴くとコージー・パウエルの顔が浮かぶロック・ファンでなくても、この場面にはやたらと興奮させられる。芝居じみたVの登場後、”本当に面白いのか?この映画”と勘ぐっていた僕は、これで考えを改めた。面白い。オーウェルの「1984」を思わせる古くささが何ともいい雰囲気だ。

それにしても革命が成就するまでの過程をエンターテイメントにするなんて今までにない発想!。ウォシャウスキー兄弟の着眼点はなかなかだ。日々の生活を安穏と送る僕らに、Vと同様に”今のままでいいのか?”というメッセージを送りつけているかのようですらある。我々の現実社会でも、テロのニュースは数日おきに流される。政治が様々な面で問題があり、乱れているからこそ、そうした事件が引き起こされる。この映画は、ある意味9・11が生んだ映画なのかもしれない。そう思うと、けっこう考えさせられる。

一切素顔を見せずにVを演じきったヒューゴ・ウィービングの潔さに拍手。クライマックスで同じニヤけたマスクを町中の人がつけて現れるところ、エージェント・スミスを思い出さずにはいられなかった。また増殖かっ!(笑)。


徹底したファシストを演じきったジョン・ハートも見事としか言いようがない。ジョン・ハートつながりだから思うのかもしれないが、全体的にマイケル・ラドフォード監督の「1984」みたいな陰鬱としたムードのシリアスな作風だったら、もっとイギリス的暗さが漂う違った映画になっていたかも。閑話休題、僕はこの映画のあるシーンで衝撃を受けた。それは人体実験のむごいシーンではない。それは、どピンクのロリータファッションで登場するナタリー・ポートマン!。スキンヘッドの熱演も素晴らしかったけど、この場面が頭から離れないんだよなぁ。



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