Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

2022年7月のプレイリスト

2022-07-31 | 音楽


2022年7月に聴いていた愛すべき31曲

群青(YOASOBI)
Ressurection(華麗なる復活)(Brian May with Cozy Powell)
Live Versionはメドレー。
コージー・パウエルのドラムソロ〜チャイコフスキーの1812〜Bohemian Rhapsodyへとなだれ込むとこがめちゃくちゃ好き♡
Everybody Shake(和田アキ子)
もう悩み無用っ♪CMで使用されたかっちょいい楽曲。
Paris perdu(Mireille Mathieu)
映画「モン・パリ」主題歌
Stars(THE YELLOW MONKEY)
イエスタデイより応用効くトゥデイ♪
Rise(Sing Like Talking)
エアロフォンでやりたい!🎷思案中。
ミックスナッツ(Official 髭男 dism)
This Is My Night(Chaka Khan)
Sir Duke(愛するデューク)(Stevie Wonder)
高校時代吹奏楽部で演奏。ブラスの名フレーズをエアロフォンで吹いてみる🎷
Red Breeze(水樹奈々)

エクストラ・マジック・アワー(Akino with bless4)
アニメ「甘城ブリリアントパーク」主題歌
Gimme Shelter(The Rolling Stones)
Love (Nat King Cole)
シンプルなのに歌詞が心に響くって素敵だ
Missing You (Tina Turner)
七夕の夜、君に逢いたい(Chappie)
今宵の月のように(甲斐よしひろ)
BSPの「カバーズ」にて。これが収録された甲斐さんのカバーアルバムは愛聴盤。
赤と緑のリボン(和久井映美)
クリスマスソングなのに時々ふと聴きたくなる
Nothin' But A Good Time (Poison)
The Warrior (Scandal)
ドライブ、通勤BGMに80年代ロックを🎸
なんかアガるっ!
もってけ!セーラーふく(泉こなた(平野綾)、柊かがみ(加藤英美里)、柊つかさ(福原香織)、高良みゆき(遠藤綾))
最後に笑っちゃうのはアタシのはず♪

Spining World (Perfume)
ハネた16ビートを感じる8ビートがカッコいい
愛 Know マジック (米米クラブ)
あの時期のシングル曲ではいちばん好き
A GREAT DAY FOR FREEDOM 2022 (Pink Floyd)
ウクライナのアーティストとのコラボ曲にカップリングされた作品
きっと愛がある (西田ひかる)
New Hampshire Hornpipe (Dave Grusin)
映画「黄昏」サウンドトラック盤収録曲
Boom Boom (Let's Go Back To My Room)(Paul Lekakis)
80's ダンスチューンが増えるとストレスが溜まった証拠。んー、まだ大丈夫?😁
GLOLY DAYS (D-LOOP)
90年代楽曲でも特にお気に入り
I Want You (Savage Garden)
Ever Since The World Began (Survivor)
Never Enough (Loren Allred)
ずーっと避けてた「グレイテスト・ショーマン」やっと観たw

宇宙のトンネル (CHOCOLAT)
キリンジver.も好きだけどやっぱりこっち



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ナイトメア・アリー

2022-07-28 | 映画(な行)


◼️「ナイトメア・アリー/Nightmare Alley」(2021年・アメリカ)

監督=ベネチオ・デル・トロ
主演=ブラッドリー・クーパー ケイト・ブランシェット ルーニー・マーラ トニ・コレット ウィレム・デフォー

予告編でどんな映画なのかがまったく掴めなかった。近頃の外国映画の予告編って、あらすじをバカ丁寧に教えてくれるものが目立つだけに、意味深なシーンだけを繋ぐ謎めいた予告編に心が引っかかっていた。

その謎めいた空気は映画冒頭から。死体らしきものを重そうに床下に落として、黙って部屋に火を放つ男ブラッドリー・クーパー  。いかがわしい見世物小屋が立ち並ぶカーニバル(移動遊園地?)を訪れた彼はとにかく言葉を発しない。「お前の過去なんて誰も気にしない」との言葉から、彼はカーニバル一座に身を置くことになる。ウィレム・デフォー、ロン・パールマンと、出てくるだけで怪しげな雰囲気を出してくれる名優たち。やがて読心術を覚えた彼は一座の危機を口八丁で救ったことで自信を深め、電気人間の見せ物をやっていたルーニー・マーラを連れて出て行く。

大げさな劇伴もない前半。ボソボソしゃべるトニ・コレット、飲んだくれのデヴィッド・ストラザーン、そして強烈な印象を残す"獣人"。言葉数が異様に少ない前半戦。主人公が保安官を言いくるめる場面を境目に、この映画は言葉が満ちあふれてくる。

ケイト・ブランシェットが登場してからの後半戦は、主人公が嘘にまみれた深みにどんどんハマっていく姿が描かれる。野心、みなぎる自信。成功を支えるために悪事に手を染める。重ねる嘘、嘘。さらに嘘。読心術は見せ物。しかし次々と自分のことを言い当てる様子に、その術を過剰に信じてしまう人間の弱さよ。クライマックスに登場する老判事夫婦のエピソードは短いながらも強い印象を残す。出番は少ないがメアリー・スティーンバーゲンは怪演だ。

デル・トロ監督作は凝ったビジュアル重視のイメージがある。本作でもホルマリン漬けの胎児が登場する気味悪い場面はあるけれど、代表作「シェイプ・オブ・ウォーター」ほどデフォルメされたビジュアルの面白さはない。

しかし、本当にグロテスクなのは人間の悪行が見せる醜さである。映像の陰影や夜の場面、ケイト・ブランシェットの黒い衣装まで、深みのある黒が印象的なこの映画。映画館の暗闇は色彩としての黒をきちんと表現するために必要だと言われる。これを映画館で観たら、人間が闇に染まっていく様子が堪能できたのかもしれない。そんな暗闇で聴くラストの「宿命だ」のひと言。それは観ている僕らまで引き込むような重たい響きだったのではないだろうか。



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ハイジ

2022-07-23 | 映画(は行)


◼️「ハイジ/Heidi」(2005年・イギリス)

監督=ポール・マーカス
主演=エマ・ボルジャー マックス・フォン・シドー ジェラルディン・チャップリン ダイアナ・リグ

ヨハンナ・スピリの原作の実写映画化。アルムおんじは名優マックス・フォン・シドー、ロッテンマイヤーさんはジェラルディン・チャップリン、クララのおばあさまが元ボンドガールのダイアナ・リグという大物を配したキャスティング。ハイジ、クララを演じたお嬢様方もイメージ損なうことなく好演しており、堅実なつくりの実写化になっている。

されど2時間弱の尺に、デーテおばさんに連れてこられるところから、歩けるようになったクララが父親と抱き合うクライマックスまでが、ギュッと詰め込まれている感はどうしてもあるので、じっくり見てきた高畑勲ハイジ世代には、駆け足でストーリーを追っているように思えて仕方ない。

だが、アルプスやデルフリ村の様子はハイジの物語の世界に観ている僕らを引き込んでくれるし、夢遊病になってしまうハイジの痛々しさ、アルムおんじの素性やフランクフルトから戻ってきたハイジにも冷たく接する頑なさは、実に丁寧に描かれていて好印象。

全体としては期待どおりで、それ以上ではない映画かもしれない。「クララが…立ってる!」はおんじが言ってはいけないと思うし、乳しぼりはしないし、ペーターがやたら暗いのがちょっと残念。だけど、おんじが自分の死後を口にするところには現実味があるし、ハイジが「おじいさん、愛してるわ!」と言うラストシーンは成長を感じてなかなか素敵。

スピリの原作の後日談を他の作家が書いた続編があるようだ。その映画化でチャーリー・シーンがペーターを演じた「アルプスを越えて」を観てみたい。

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クロスロード

2022-07-18 | 映画(か行)


◼️「クロスロード/Crossroad」(1986年・アメリカ)

監督=ウォルター・ヒル
主演=ラルフ・マッチオ ジョー・セネカ ジェイミー・ガーツ

ジュリアード音楽院で学ぶ主人公ユージンは、クラシックギターを専攻し見事なテクニックを持つ一方で、ブルースに心ひかれて仕方ない。テクニックと引き換えに十字路で出会った悪魔に魂を売ったと言う伝説が残るロバート・ジョンソンに特に夢中になっていた。彼はロバートと共演を重ねたブルースハープ奏者ウィリー・ブラウンが近くの医療機関にいると知り、ロバートの未完の作品について教えて欲しいと頼み込む。故郷のミシシッピまで連れて行ってくれたら教えるとのウィリー。かくして二人のミシシッピへの旅が始まった。

できれば、エリック・クラプトンもクリーム時代にカバーした名曲Crossroadの歌詞を是非一読してからこの映画を観て欲しい。歌詞に出てくるウィリー・ブラウンがその老人なのか?、そして伝説の十字路を目指す旅の物語がこの映画だ。

ロングアイランド生まれのボンボンにブルースは無理と笑われながらも、必死で食い下がるユージンの若さがいい。ラルフ・マッチオはヒット作「ベスト・キッド」の後だけに、偉大な老人から教えを受ける役柄が重なってしまう。そして悪魔と契約してテクニックを得たというロバート・ジョンソンの伝説を、字面通りに映像化した潔さ。😳マジかよ!と呆れる映画ファンとしての気持ちと、🤩すんげえ!と前のめりになる音楽ファンとしての気持ちがディスプレイの前で交錯w。

クライマックスは契約書を手にした悪魔の前で、スティーブ・ヴァイとラルフ・マッチオの怒涛のギターバトル🎸⚡️。それまでの現実味が一気に崩れ去る。しかしこの展開が受け入れられるのも、80年代映画のいいところかも。ヴァイが演ずる悪魔はブルースを基調にしたヘヴィメタルギタリスト。数々のテクニックを見せつけるヴァイに、身につけたブルースにクラシック仕込みの高速運指を交えて立ち向かうマッチオ君。最初からデキる奴が活躍する映画を嫌う僕だけど、この映画にはきちんと成長物語がある。それが演奏で示されることは素晴らしい。

クラシックの素養バリバリのギタリストであるイングウェイ・マルムスティーンの後任として、ヴァイがアルカトラスに加わるのが1984年。このシーンに影響あるのかもと勝手に想像してしまう。

このクライマックスだけでなく、ウィリーのブルースハープと共演するユージンとのステージ場面も楽しい。アメリカ南部の人種をめぐる対立関係や閉鎖的な空気感もサラッと描かれる。ダンサー志望の家出娘ジェイミー・ガーツを交えた三人旅となる構図も世代の差を観客に見せつけるのに効果的。

😳悪魔出さなきゃいけねえのかよ?。ライ・クーダーがいろんなギタリストと共演したかったんだろうが、ラストはやりすぎだろ?。バイオレンスのないウォルター・ヒル監督、こんなファンタジーでいいのかよ?
と映画ファンとしての僕が言う。

🤩いいんだよ、ベイビー。いい音があって、ワクワクする。そこでテレキャスターが輝いてて、ブルージーなハープの音がたまんねえ。それでサイコーじゃねえか。
と音楽ファンとしての僕が言う。

はい、音楽ファンの僕の勝ちー🎸💪w。


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機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島

2022-07-13 | 映画(か行)


◼️「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」(2022年・日本)

監督=安彦良和
声の出演=古谷徹 武内駿輔 成田剣 古川登志夫 潘めぐみ

伝説のファースト第15話。作画は崩壊してるのに感激した異色のエピソードだけに、いろんな思いが交錯する。
あれは失敗だったと思っていたのか
今改めて語りたいメッセージがあるのか
THE ORIGINやったついでなのか
あの30分をどうやって引き伸ばすのか
そもそも何故このエピソードなのか
期待もあり、文句もあり、さらなる続編の期待あり、公開前からいろんな言葉が飛び交ってた。ファンってほんっと身勝手。だけど黙っていられないのもファン。まず観てからだ。僕も公開最初の週末に劇場へ。

オリジナルと比べると、ドアンが子供たちを守ると決めた理由が明確に示されないとか、「あなたにはあの夕陽の美しさが…」っていい台詞がなくなっているとか、確かに気になるところはある。だけど、やたら尖ってたオリジナルのアムロよりも、置かれた状況に戸惑う様子は好感。特に子供たちとのつながりがジブリアニメ並みの微笑ましさで描かれるだけに、僕はこの改変は効果的だったと思うのだ。

戦況が描かれる部分では、連邦軍とジオンの対立にドラマティックなストーリーが加えられている。マクベの登場に気持ちがアガる。地球の主要都市への容赦ない攻撃を示唆しながら、第二次世界大戦でパリが燃えなかった理由を部下が文化を重んじたからだ、ジオンにはそんな者はいない!と言い放つ。これに対するラストのマクベの言動が、指揮官としての懐の深さを感じさせて実にいい。

対してホワイトベースの面々は相変わらずで嬉しくなる。ブライトがホワイトベースの指揮官として思い悩む姿とそれを見守るミライの気配り。オリジナルではまだ登場しないスレッガー中尉が、カイ・シデンと独断でアムロ救出を企てる。出たっ!セイラさんの平手打ち!🤣

そんなこんなで嬉しくなってるファースト世代なのだが、一方でスクリーンのこっち側ではロシアのウクライナ侵攻という現実がある。ドアン率いるサザンクロス隊が市街地を攻撃するシーンでは、ニュース映像で流れたウクライナ東部の街が重なって見えた。「戦争の匂いを消させてもらえませんか」と言うアムロの言葉と行動。そこには行動に裏付けられた信頼がある。こっち側の厳しい現実を思うと辛くなる場面もあるが、この作品が投げかけた反戦のメッセージは、きっと多くの人に伝わるはず。

CGを用いたモビルスーツの描写とアクションはスピーディでこれまでにない迫力。しかしその一方で、ドアンのザクが登場する場面と、雷鳴と共に現れるクライマックスのガンダムがやたらと不気味に見える。それは戦いに向かう勇姿ではなく、兵器としての脅威に見えるのだ。そう思えるからこそ、ラストのアムロの行動が大きな意味を持つように思える。



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マッキントッシュの男

2022-07-09 | 映画(ま行)

◼️「マッキントッシュの男/The Mackintosh Man」(1972年・アメリカ)

監督=ジョン・ヒューストン
主演=ポール・ニューマン ドミニク・サンダ ジェームズ・メイスン

ボンド映画みたいなスパイアクションを期待すると、この映画に肩透かしを喰らうだろう。どちらかと言うと、ジョン・ル・カレ原作の渋くって生々しいスパイの実態めいた映画だとは言える。しかし、なんとも歯切れが悪い。アイルランドの荒涼たる風景にスパイ映画に僕らが求めてしまう派手さがないからだろうか。

それでも中盤からはカーチェイスもあれば、政界の大物に迫るクライマックスも用意されている。モーリス・ジャールの音楽も印象的だし、評価される要素はいろいろあるのに、どうも気持ちが盛り上がらない。スミス夫人を演ずるドミニク・サンダが映画に華を添えてくれるのだけど、一般的なスパイ映画に出てくる女性のようにキャーキャー助けを求めたりもなく、あの激しいカーチェイスに顔色ひとつ変えない冷静さ。

舞台をマルタ島に移すあたりから、彼女が主役でも面白いのでは…とだんだん思えてきた。そして賛否両論のラスト。やっと追いつめた悪役にはぐらかしの国会答弁のように言いくるめられてしまう、われらがポール・ニューマン。

え?え?ええー?お前、それはないだろう…っと思っていたら響く銃声。

最後までカッコいいのはドミニク・サンダだった。今どきのハリウッドの作風ならば、彼女の感情をもっと露わにさせて、ポール・ニューマンへの失望をもっと強調したところだろう。そこを「あんたも殺したいわ」のひと言で締めくくるクールさ。この結末だから、ますます歯切れが悪く感じるのかもしれないけど、この結末でなかったらこの映画の印象はもっともっと地味になっていたに違いない。それにしてもあの刑務所の囚人服、なんてカッコいいんだろう。

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モン・パリ

2022-07-04 | 映画(ま行)

◼️「モン・パリ/L'événement le plus important depuis que l'homme a marché sur la Lune」(1973年・フランス)

監督作=ジャック・ドゥミ
主演=カトリーヌ・ドヌーヴ マルチェロ・マストロヤンニ ミシュリーヌ・プレール クロード・メルキ

僕が人生で初めて観たフランス映画。男性が妊娠する!?というコメディ映画と聞いて、ニキビ面の中坊は面白がってテレビで観たのだ。配信でウン十年ぶりに再鑑賞。監督ジャック・ドゥミ、音楽ミシェル・ルグラン、主演にカトリーヌ・ドヌーブ。あの時に、テレビの前でケラケラ笑ってた少年は、ウン十年後にそのメンバーで製作された「ロシュフォールの恋人たち」が大好きな映画ファンになるのだ。

体調不良を感じ始めたマルコは、「あなたに何があったら大変」と恋人イレーヌが言うもんだから、しぶしぶ医者に診てもらった。すると「妊娠している」と想像を超える診断が。専門医である大学教授は、「人工的な食品でホルモンバランスが崩れた結果だ、あなたは人類最初の妊娠した男性だ」と言うのだ。学会で紹介したい教授が名前を公表してしまったから大騒ぎに発展。マスコミだけでなく、マタニティグッズ販売会社がマルコをモデルに起用し一躍注目を浴びる存在に。

原題は「人類が月面を歩いて以来の最も重大な出来事」。いや、まさにそういうお話。

善人しか出てこないと言うよりも、人を疑わない人しか出てこない。テレビ討論会の場面に出てきた数名を除いて、誰もがマルコの身に起こったことを信じている。突然有名人になった彼を利用する悪人もいない。でもそれが脇役の一人一人まで人間味が感じられて、とても心地よいのだ。今の年齢で改めて観てると、ツッコミ入れるよりもその現実味のなさと人間模様が楽しくて。フランス映画らしい素敵なコメディ。

ミレーユ・マチューが劇中の舞台で、巻き舌で歌うパワフルな主題歌が印象的。パリの街並みが変わりゆく様子を並べながらも、街への変わらぬ愛着を歌う。それは60年代から70年代のウーマンリブの風潮で変わり始めた男と女の関係なのかも。そんな時代でも愛し愛される男と女の関係は変わらないと、この歌と映画のラストが示してくれるのだ。

イレーヌはマルコの妊娠にショックを受けるも、すぐに事態を受け入れて「次は男が産むのが当然よ」とのたまう。マルコとテレビ出演すれば、カメラ目線で自分の美容院をPR。とにかくカトリーヌ・ドヌーブがキラキラしてる。この頃私的にもパートナーだったマルチェロ・マルトロヤンニ。他の映画でみせる深刻な表情とは違ってなんともユーモラス。大きなお腹をカバーするオーバーオール姿に笑ってしまう。

人生最初に観たフランス映画がこの映画だったのは、幸せな巡りあわせだったのかも。


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2022年6月のプレイリスト

2022-07-01 | 音楽

2022年6月に聴いていた愛すべき30曲

さよならゲーム(浜田省吾)
頑張んなきゃ!という日に何故か聴きたくなる
One For The Mockingbird(Cutting Crew)
Land Of Confusion(Genesis)
Ubugoe(森口博子)
「ククルス・ドアンの島」主題歌
Un Homme Qui Me Plait(あの愛をふたたび)(Francis Lai)
J・P・ベルモンド主演の同名映画主題曲
wavy flow(Aimer)
Trans Europe Express(The Routes)
クラフトワークの素敵なカバー
Playing With The Boys(Kenny Loggins)
「トップガン」ビーチバレー場面の曲ね
ドライフラワー(優里)
あー、カラオケ行きたい🎤
プロミスザスター(BiSH)

Don't Stop Believin'(Journey)
Blade Runner (End Titles) (Vangelis)
DANDAN(THE YELLOW MONKEY)
Synchrogazer(水樹奈々)
Better Days Are Coming(Neil Sedaca)
「Z 時を越えて」の元ネタ楽曲
Mister X(Mathilda May)
僕らのマチルダは歌も素晴らしいのです♡
シルバーグレイの街(難波弘之)
難波センセイ流かっちょいいシティポップス
Tapestry(Carole King)
これ聴くと癒される…😌
COPACABANA(T-Square)
アルバム「夏の惑星」が似合う季節がやって来る
Regeneration(fripside)
ツインボーカルとなった新生fripside

Invitations(Shakatak)
The Cinema Show(Genesis)
クライマックスのキーボードソロがたまらん🎹
This Guy's In Love With You(Herb Alpert & The Tijuana Brass)
Rock & Roll Night (佐野元春)
ステラブリーズ(春奈るな)
夏に聴きたいアニソン筆頭はこれ♪
Don't Fight It(Kenny Loggins & Steve Perry)
80'sのゴキゲン(死語)なデュエット
パリは燃えているか(加古隆)
NHKの番組「バタフライエフェクト」は毎週見入ってしまう
Who's Gonna Rock You(The Nolans)
ビリー・オーシャン作の隠れた名曲
RAINBOW CHASER(伊藤銀次)




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