Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

自主映画制作講座・第3回

2005-05-09 | 映画・ビデオ
今回もいい勉強させてもらいました!。今日のお題はパン。要はカメラを左右・上下に首振りすることですね。映画の中でも人物を追ったりするときに一般的に用いられている基本的な手法です。されど使われ方で面白い効果が得られる。たかがパン、されどパンです。

西村先生が例に出された「アラビアのロレンス」のアカバ襲撃シーンや「サイコ」の冒頭は、僕もよく覚えている場面でした。それからカットで割るのではなく、パンを振ることで意外なものを見せる”びっくりパン”。「駅馬車」を例に出して説明していただきました。家に帰りながら”びっくりパン”って他に何があるだろう?と考えておりました。それで思いついたのが「氷の微笑」のラストシーン!。あれに勝るものはないだろうな。

カメラが上に向きを変えていくパン・アップ(ティルト・アップ)、下に向きを変えるパン・ダウン(ティルト・ダウン)についても解説していただきました。ラストシーンはパンアップが多い(空を映してエンドマーク)。パン・ダウンすると観客の意識がそこに集中するので続きを期待する、とのこと。講座が終わって思ったのだが、つーことは続編を期待させる映画のラストシーンってパン・ダウンが見られることがあるのかな?ということ。これも帰る道々考えてみました。「マトリックス・リローデッド」のラストがそうかな?カメラの視線がベッドに寝そべるネオともう一人の男の上を動いている。そして男の顔のアップ!えっえっ・・・!というあの場面。
違うかなぁ。何かこういうふうに考えると楽しいですね。
コメント (3)
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