Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

1月のBGM

2008-01-31 | 音楽
1月に聴いていた主な音楽たち。

①ポリリズム/Perfume
ポリリズム(初回限定盤)(DVD付)
公共広告機構のCFで使われた印象的なテクノチューン。テレビで見る度に気になっていた。きちんと聴いてみたいな、と思いシングルを購入。いやぁ、これが聴いていて心地よい。無機質に加工されたボーカル、シンプルなようで随所にこだわりをみせるバッキング、レゾナンスの効いたベース音。カップリングのSEVENTH HEAVENもなかなかの佳作。これは気に入った。

②僕の太陽/AKB48
僕の太陽
うちのルーク・スカイウォーカー(9歳児)は、近頃「デルトラクエスト」に夢中。小説は8冊読破したし、テレ東でやっているアニメも大好き。その主題歌で年末まで流れていたのがこれ。「ちち、全部聴きたいから買って。」とねだられた。えーっ、AKB48をショップで買うのは恥ずかしいなぁ・・・。一応CDショップに行ったが売り切れ。やっぱり頼れるのは、Amazon様(笑)。なかなかいいじゃん。lalalala~(子供以上に口ずさんでいる?)。

③mania coba/coba
mania COBA
中古店のワゴンセールで発見。これは職場のBGMにいいじゃん!と思い購入。まだ本名で活動していた頃の”地中海三部作”を中心にしたベストアルバム。アコーディオンの音色ってなーんか落ち着くよね。カヒミ・カリイのボーカルが聴ける曲も嬉しい。

④Heart Of Rock&Roll/The Best Of Huey Lewis & The News
ハート・オブ・ロックン・ロール ザ・ベスト・オブ・ヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュース
中古店のワゴンセールで入手。ブルースハープを吹くようになって改めて聴くと、ヒューイ・ルイスのハープってシンプルながら実にかっこいいことに気付く。Workin' For A Livin' の間奏とか、コピーしてみたいなぁ。

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変人占い

2008-01-25 | その他のつぶやき
えー、世の中のB型人間は、
・個性的な
・我が道をゆく
・派手好き
などなどちょっと”変わった人”としてみられがちでございます。

大学生のとき、某女子大と合コンしたことがあるんですが、
その席でこう言われたのさ。
「えーっ、tak君って乙女座のB型なんだ!いやだぁ!」
「いやだぁ」はないだろ、「いやだぁ」は(怒)。

まぁ血液型占いなんて、
人間を4つに分類すること自体がおかしいんではございますが。

本当に変わってるのか?オレ?
という訳で、変人占いをやってみました。

結果・・・
>takさんは一人になると踊り出しそうな変人です!
そ、そっかぁ?
確かに自然とリズムとってたり、なんか口ずさんでたりとか・・・はありますなぁ。

>周りから何かしら変なことをする人だと思われているようです。
え?そういう需要(もとい)期待があるってのか?
職場にガンダム飾るとか?(やってんじゃん)

>突然踊ったりすることは、等身大で、ありのまま。周りから見ると、とてもわかりやすく信用できる人です。
わ、わかりやすい・・・(汗)

>周囲の雰囲気を素早く察知して気を配ることもできます。
うーん、そうですね。でも踊ることと何の関係が。

>今度は衣装を持参して思う存分踊って見てください。そんなあなたに好意を抱く人が現れるでしょう。
・・・。気味悪がられるだけでは。

>takさんの開運ダンスは、フォークダンスです!
そ、それなんか好きかも。
オクラハマミキサー♪ 誰か一緒に踊って。

やっぱ変わってんのかなぁ、オレ?。
それも含めて個性、っちゅうことで。
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近頃、なぜかエヴァンゲリオン

2008-01-24 | テレビ・アニメ
 昨年の新たな劇場版が上映された「新世紀エヴァンゲリオン」。そう言えば10年前最初のブームだった頃、同僚H先生が、「エヴァって凄いんですよぉ!ボクが思うにはですね・・・」と、連日見てもない僕らに対して仕事中に語り始めるのを、かなりうざったく感じていた。そのせいもあって(?)、これまでまったく見る気が起きなかったのだ。

 ところが、今僕は連日テレビシリーズをビデオで見ている。数年前にWOWOWで再放送した版をすべて録画していたのだ。いつか見るかも・・・そう思っていた。実は、今仕事で相手している学生たちは、あの「エヴァ」ブーム後の世代。それだけにアニメも見ているしコミックもかなり読んでいるし、そうなるとこちらも会話する上で基礎知識がいるよなぁ・・・と思い始めたのが始まり。連夜、配偶者アミダラMに「何見てんのよ。わっ、萌え系のキャラね。このヲタ。」とののしられながらテレビシリーズを総復習しているのだ。

 なーんか「残酷な天使のテーゼ」を口ずさみながら通勤している日すらある。うーん、送ればせながら僕に「エヴァ」ブームがきたのか?。えー、ちなみに僕はミサトさんが好きです。でも最近アスカがちょっと気に入ってきた・・・かも。

近日中にテレビシリーズを見終ることでしょう。

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マッチポイント

2008-01-23 | 映画(ま行)


■「マッチポイント/Match Point」(2005年・イギリス=アメリカ=ルクセンブルグ)

監督=ウディ・アレン
主演=ジョナサン・リス・マイヤーズ スカーレット・ヨハンソン エミリー・モーティマー

久々に観たウディ・アレン作品。アレンと言えばニューヨークなのだが、これはイギリスで撮った新作。新境地だ何だと騒がれているけど、正直言うとそんなにいいか?というのが感想である。野心家青年の”玉の輿”、不倫の上の犯罪、テニスプレイヤーの主人公・・・ジャック・クレイトンの「年上の女」、ジョージ・スティーブンスの「陽のあたる場所」、ヒッチコックの「見知らぬ乗客」、ルネ・クレマンの「太陽がいっぱい」・・・とあれこれ連想してしまうけっこう古くからある題材。確かにこれをソツなく構成して演出したウディ・アレンの腕前はさすがだ。でも、ウディ・アレンの持ち味はそっちじゃないだろう。上流階級一家それぞれのドロドロした心理状態をベルイマン調に描くのか、殺人に至るところももっとコミカルにいっちゃうのか、と僕は思っていたけどすべて裏切られた。確かにテンポもよくて飽きさせないし、楽しかったけど、それはアレン映画でなくてもできることじゃないのか。

89年のウディ作品に「重罪と軽罪」というブラックコメディがある。これも不倫のトラブルを様々な方法で解決しようとする男達の話だけど、アレン映画らしい毒と笑いが、そして贖罪への苦悩が描かれた傑作だった。それだけに、「マッチポイント」は「重罪と軽罪」を半分だけリメイクしたようなどうも中途半端な印象が僕にはあるのだ。ラストに二人の幽霊と会話するところも、そこまでわかりやすく視覚化して見せてしまうことが必要かとさえ思った。

従来のアレン映画にない新たな魅力は何と言ってもスカーレット・ヨハンソンだろう。お話の上では何とも気の毒な女性ではあるが、主人公のみならず銀幕のこっち側の男達も確実に虜にしたはずだ。ピンポンラケット片手に「次は負けたいのは誰?」と逆光の中で登場する場面は、きっと映画史に残る。上目づかいの表情だけでもクラクラなのに、Tシャツ引き裂かれたり、ネクタイ目隠しプレイなんて・・・ここまで見せられちゃたまりまへん。それにしても映画のラストのオチは、言ってしまえば「重罪と軽罪」まんまでもあるのだが、上流階級に対する一種の皮肉ととれば従来のウディ・アレンらしさ、とも言えるのかな。

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老親

2008-01-22 | 映画(ら行)

■「老親」(2000年・日本)

監督=槙坪夛鶴子
主演=萬田久子 草笛光子 小林桂樹 榎木孝明 岡本綾

 誰にでも老いはやってくる。自分もいつかは親の介護を考えなければならない時期がやってくることだろうし、その先自分も同じ立場に・・・。これからを考える為にも観ておこう、そう思っていた。正直なところ、もっと重い話だと思っていた。中村玉緒主演の医療もの昼ドラを見るようなのを想像していたのだ。しかし、それは間違いだった。老親を抱えた家族の成長物語として実に爽やかで元気をくれる映画だ。

 映画の前半は厳しい現実が描かれる。仕事を理由に親の面倒を押しつけてくる夫、長男の嫁であることからくる要求・非難、虐待に近い状況で育てられた過去・・・萬田久子演ずる主人公は精神的にギリギリになっていく。病院で花を切り落とす場面、葬儀の後で夫の親族に啖呵を切る場面。夫榎木孝明に特に象徴されているのだが、こういうときの男は本当に頼りなく見える。自分が同じ立場だったら・・・どういう行動がとれるだろう。小林桂樹扮する義父との生活で疲れていく主人公は、夫に離婚を請求。子供と東京で暮らし始めるが、そこへ義父がやって来る。なさそうでありそうなこの展開から、映画はグッと面白みを増してくる。奇妙な共同生活が始まり、義父は慣れない家事にも挑戦しようとする。孫に「ゆっくり成長するタイプ」と言われた義父が、次第にしっかりしていく様には、「かわいい」とさえ思えてくる。萬田久子の明るさと”ただではころばない”主人公の前向きな姿勢は、これまでの日本映画には成立しにくいキャラクターだ。公園での若者のダンスに体を揺らす義父と主人公。何とも微笑ましい場面だ。

 人間関係が円滑にいくのは、お互いが役割を担いそれをこなしていくこと。そう学ばされた気がする。また、岡本綾が演ずる孫娘の成長ぶりも印象的だ。特に介護福祉士として、施設のおばあちゃんにオムツをさせる場面は心に残る。義父が亡くなった後のファンタジックな場面も素敵。老いは誰にもやってくるが、老いもまた成長なのかな、と思った。年齢を重ねることによって学ぶことはたくさんある。そして家族も成長していくものなのだ。撮影中、槙坪監督は認知症の母親を連れてご自身も車椅子の身で演出したそうだ。そういうエピソードを聞くと、この映画に込められた愛がますます感じられる。


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ウルトラセブンくじ

2008-01-15 | その他のつぶやき
いつも乗り降りするバス停前のファミマ。
年末に職場で話題になった「一番くじ」のウルトラセブン版をやっていた。
おおーっ。
一番下の賞のギエロン星獣の貯金箱でもいいなぁ。
ま、1回だけやってみよっ。
通勤途中だっちゅうのに、僕は店員に声をかけた。

tak「すいません。ウルトラセブンくじを1回。」
店員は爽やかな返事とともにマイルドセブンを1箱出してきた。
うっ、これってボケか?
僕にもういっぺんヒーローの名を言わせたいのか?。

そして僕は1枚引いて店員に手渡した。
店員「ジオラマフィギュアです。」
おおーっ。朝からついてる!。
職場への道、それを持って歩く。う、けっこう目立つな、これ。

何事も無欲なのがよい結果を生む。
さ、子供に取られないようにしなきゃ。
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Greatest Albums(その57) 野球選手が夢だった/KAN

2008-01-14 | 僕のGreatest Albums
ピアノに向かって弾きがたる男性歌手が好きだ。この僕のGreatest Albumのシリーズでも、鍵盤に向かうアーティストはたくさん登場している。今回登場するKANもその一人。
野球選手が夢だった野球選手が夢だった
KAN

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KANを初めて聴いたのは、多分「言えずのI Love You」。
あのね/うんとね/うまくは言えないけど
あのね/うんとね/なんとなくわかるだろう
優しい男心を歌える人だなぁと思った。
そして「愛は勝つ」のスマッシュヒット。アルバム「野球選手が夢だった」は僕の愛聴盤となった。
ここに収められた楽曲がなんと素晴らしいことか!
どれを聴いても、そこに歌われた男心がよくわかる。特にラブソングの切なさがいい。

「けやき通りが色づく頃」
ずっとずっと君が彼を好きだったように/ずっとずっとあいつも君を愛してた
君のしあわせをあいつは祝えない/へたに好きだなんて言ってしまったからさ

「君が好き胸が痛い」
ああ/君が好き胸が痛い/もっと君の近くにいたい
ふざけきってた僕のくじけそうな孤独を/君は知らない
・・・これピアノで弾き語りの練習したよなぁ。

このアルバムで聴く度に涙を絞られてしまうのは、「1989(A Ballade of Bobby & Olivia)」。
ビリー・ジョエルの「さすらいのビリー・ザ・キッド」へのオマージュ(そういえば「愛は勝つ」は「アップタウンガール」を思わせる)とも言える名曲。
アップテンポの部分で歌われるボビーとオリビアの恋物語。
最初と最後に歌われる、かつての恋人が近くに住むことを知った男のつぶやきは、
聴く度に本当に切なくなる。
まるで村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」のような見事な2部構成。

涙ってどのくらい出るものかと試してた/12月
絵にならない路地で長い長いさよならした/That was 1985
久しぶりだね/こうして君と話せるなんて思ってなかった
でも会わないよ/思い出はあのままのほうがいい

最近はぼくもずっと好きなひとがいる/いいこだよ
いつも本気だよ/でもふりむいてくれなくて
ぼくらしいだろ/It is 1989

後のシングル曲「MAN」も大好きな曲。
これぞ究極の男歌なんである。
The Best Singles FIRST DECADE
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励みになります

2008-01-09 | その他のつぶやき
昨年とある披露宴で思いつきで吹いたのがきっかけとなって、
始まったブルースハープの練習。
車で通勤できていた数ヶ月は毎日20分くらい練習していた。
呼吸するのってやっぱり体にいいんだよね。
その間お腹のポッコリ感がなかった気がしている。
バス通勤となった今は、満足に練習できないが地道に続けていくつもり。

先月、うちのクラスの学生たちと学園祭で演奏したときに(こちら
ずーっとやりたかった「ルパン3世愛のテーマ」を演奏した。
でもハーモニカのキーを選ぶところから悩んでしまって、
それなりにこなしたとは思うのだが、ども納得がいかず・・・。

mixiのブルースハープのコミュに質問のコメントをしたところ、
プロのプレイヤー様からコメントをいただいた。
しかも丁寧にアドバイスのメールまでいただき、もう感激。
励みになります。

昨年「やるぞぉ~」と思い立った時に手にしたのがこの教則本。
本格的に取り組みたい人のための ブルースハーププレイングメソッド(CD付)
ちと難しい?と思いながらも「やる気」はとにかくあったので取り組んでます。

年明けからまともに練習できてないので、今吹きたくてたまらない。
目先を変えて別の教則本も物色中。
練習場所ってやっぱり問題ですな。車通勤の頃はよかった・・・。
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アフィリエイトリンクのクリック数年間ベストテン

2008-01-08 | その他のつぶやき
このブログとうちのメインHPに貼られたアフィリエイトリンクで、
昨年何に対してクリックが多かったかのか。
80年代映画音楽サイトをやってるもので、
80年代サントラが多いのは予想できる。
だが、調べてみると意外なものが上位に・・・。

第1位「マチルダ・メイ」(マチルダ・メイ)
えーっと、「スペース・バンパイヤ」以来僕は隠れマチルダです。
実は歌も出しているのです。
詳しくはこちらを。
B00005MZQRマチルダ・メイ
マチルダ・メイ

EPICソニー 1993-05-21
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第2位「宇宙戦艦ヤマト ヴォーカル・セレクション」(various)
宇宙戦艦ヤマト ボーカル・ベスト・セレクション
第3位「ストリート・オブ・ファイヤー」(オリジナルサウンドトラック)
ストリート・オブ・ファイヤー
第4位「アメリカ物語」(オリジナルサウンドトラック)
An American Tail: Music From The Motion Picture Soundtrack
第5位「哀しみのアダージョ~ベスト・オブ・エルザ」
哀しみのアダージョ~ベスト・オブ・エルザ

第6位「幻魔大戦」(オリジナルサウンドトラック)
第7位「ビジョン・クエスト」(オリジナルサウンドトラック)
第8位「魅少女・シャルロット」(シャルロット・ゲンスブール)
第9位「シャルロット・フォーエバー」(DVD)
第10位「トップガン」(オリジナルサウンドトラック)

・・・てなわけで、
80年代映画主題歌サイト内にある
歌うフランス娘。のコンテンツが
いかに人気があるか・・・を思い知らされた結果でございました。
いいかげんに更新しよう・・・。
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60セカンズ

2008-01-07 | 映画(さ行)
2000年・アメリカ Gone In 60 Seconds
監督=ドミニク・セナ
主演=ニコラス・ケイジ ジョバンニ・リビシ アンジェリーナ・ジョリー ロバート・デュバル 

 1974年のカーアクション映画に「バニシングIN60''」がある。スタントマン出身のH・B・ハリッキーが監督・脚本・主演と何役もこなしたワンマン映画。子供の頃テレビの映画番組でやってた記憶はあるけれど僕は未見。きっと車へのただならぬ愛情に満ちた映画なんだろうね。タランティーノもこのカーアクション映画がお気に入りだったようで、「バニシングIN60''」は「デス・プルーフinグラインドハウス」の中にも引用されている。タランティーノはカースタントに対する敬意と映画愛に満ちた作品となった。

 この「60セカンズ」は、「バニシングIN60''」のリメイク。同じ引用でも、ハリウッドの王道路線で製作するとこうも違う映画になっちゃうのか・・・。そうそう、「デス・プルーフ~」の中では女の子たちの会話にこの映画が出てきていた。
「バニシングIN60''」見た?アンジーのじゃなくって。」(英語のタイトルは同じ)
どちらも60秒で1台の車を盗むお話なんだけど、このリメイク版はまったくこのタイトルが反映されていない。24時間で50台盗む大泥棒サスペンスになっていて、その手口やテクニックをみせることに主眼が置かれている。要は「オーシャンズ11」の車ドロ版ってところか。個性豊かな泥棒仲間と、ヘマやって命を狙われる弟との義理人情がお話の核となっている。アンジェリーナ・ジョリーの役柄だって必要なのか。むしろ男だらけの映画にした方がよっぽどハードな印象を与えられただろうに。それ故か、残念ながら主人公がムスタングに話しかけながらボディをなでる場面くらいしか、車への偏愛は描かれない。せっかく映像の美が売り物(と僕は思っているのだが・・・)のドミニク・セナ監督を起用していながら、夜の闇になめらかな車の曲線が美しく光るような場面が少ないのが残念だ。音楽は元Yesのトレヴァー・ラヴィン。

60セカンズ ディレクターズ・カット版60セカンズ ディレクターズ・カット版
ジェリー・ブラッカイマー マイク・ステンソン スコット・ローゼンバーグ

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