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お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

リトル・ダーリング

2025-08-06 | 映画(ら行)


◾️「リトル・ダーリング/Little Darling」(1980年・アメリカ)

監督=ロナルド・F・マックスウェル
主演=テイタム・オニール クリスティ・マクニコル アーマンド・アサンテ マット・ディロン

クリスティ・マクニコルと銀幕で出会ったのは中坊のとき。地元の映画館で「スタートレック」(1979)を観に行って、同時上映だったのが本作「リトル・ダーリング」。70年代末から子役として人気があったテイタム・オニールと人気上昇中だったクリスティ・マクニコル共演作。SF大作目当てで出かけたのにガールズムービーにプチ感動した次第。

サマーキャンプの間にロストバージン競争をする賭けに巻き込まれてしまったのは、ちょっとツッパリ(死語)のエンジェルと金持ちお嬢様のフェリス。フェリスはゲイリー先生、エンジェルは男子キャンプにいるランディ(若きマット・ディロン!)を相手に選ぶ。

あの頃性春映画はあれこれ製作されていて、テレビで放送されたら親の目を気にすること必至な作品もたくさんで、その多くが男子願望目線。本作はストーリーこそロストバージン競争だが、描かれるのは環境が違うそれぞれのヒロインが抱くミドルティーンの悩みと人間模様。金持ち娘とチヤホヤされるのでなく、自分自身を見て欲しいと願うフェリス。奔放な母親の生き方共感できず、人間関係も距離を置くエンジェル。

あの頃は2人のヒロインばかりを見ていたけれど、今の年齢で見ると気になるところも。

アーマンド・アサンテ演ずる先生に迫ったフェリスだが、相手にもされず撃沈。しかし、さも2人の間に何かが起こったと受け取れるようなことを他の女子に喋ってしまう。映画では全く描かれないが、翌日女子の間で先生がフェリスに手を出したと噂になって、先生が立場を悪くしてしまったに違いない。それらがないままやや唐突に、フェリスに「恋人だもんな」と嫌味を言う先生がビールを飲みながら登場する。フェリスは個人的な悩みを打ち明けながらひたすら謝る。今の年齢で見ると、先生は子供に手を出したと疑われて立場どころか社会的な信用を失う危機だ。どれだけ重大なことをしでかしたのか。

一方でエンジェルは現実の虚しさを知る。映画後半のクリスティ・マクニコルは、いろんな表情を見せながら葛藤と不安、本心を打ち明ける勇気を演じてみせる。改めて観ても上手いなと思う。

あの頃はクリスティが気に入ったもので、テイタムの印象が悪いままだった。改めて観て、帰路のバスに乗る場面で「(私が)21歳になるのをお楽しみに♡」と先生に告げるテイタムの笑顔が最高。そして、映画冒頭では喧嘩していた彼女を「私の親友」と母親に紹介するクリスティ・マクニコルの照れた笑顔がいい。80年代初めの青春映画の佳作として、もっと知られて欲しい作品。

サントラにはブロンディ、ジョン・レノン、スーパートランプ、リッキー・リー・ジョーンズなどが使われている。






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