Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

9月のBGM

2009-09-30 | 音楽
2009年9月に聴いていた愛すべき音楽たち。

①Girls! Girls! Girls!/Crazy Ken Band
クレイジーケンバンドの最新作。1曲目の「VIVA女性」を聴いたときに「これだ!」と久々に思った。
♪女性を~、みーるー(みーなーいでぇー)
と往年の映画音楽の様なメロディーは見事。
そう「マイ・フェア・レディ」の「踊り明かそう」を思わせるメロディーだね。
シングル「ガールフレンド」も素晴らしいが、僕がいちばん気に入ったのは「昼顔」。
♪奥さんのためならぁ~
と人妻に悦びを与える男を歌った曲。ルイス・ブニュエルの「昼顔」が根底にあるのは言うまでもない。剣さん、素敵です。
ガール!ガール!ガール!

②Caramel Milk~The Best Of Chara/Chara
デビュー当時から大好きだった。
個性的な声の女性ヴォーカルが好きなだけに、charaはまさにツボだった。先日BS2で放送された野外ライブで歌っていた「月と甘い涙」。あれを聴いてから僕はこのアルバムを数日間聴き続けた。囁くような歌声がいいよね。なのに歌詞が心に残る。このベストアルバムに収録される以前の初期3部作が好きで、結婚後の作品を食わず嫌いしていた。いや、やっぱり素晴らしいです。
Caramel Milk 〜THE BEST OF CHARA〜

③A Touch Of David Foster/David Foster
デヴィッド・フォスター自身のソロ作品だけでなく、彼がプロデュースした楽曲も収めたベストアルバム。「After The Love Is Gone」や「Hard To Say I'm Sorry(素直になれなくて)」は何度聴いてもいいよね。マンハッタントランスファーの「Nothin' You Can Do About It(貴女には何もできない)」とチャカ・カーンの「Through The Fire」が特に好き。「Love Theme From St.Elmo's Fire」は僕の結婚披露宴で選曲した忘れ得ぬ一曲。
Touch of David Foster

④Disco Fine - Super J-Pop Dance Hit Trax/various
森高千里の「17才」、WINKの「愛が止まらない」、C-C-Bの「ロマンティックが止まらない」・・・あの頃のJ-Pops満載のオムニバス。ほとんど歌えちゃうし、バンドでコピーした曲もあるから実に楽しい1枚。石川秀美の「Everynight」、真弓倫子(「卍」が大好きです・こら)の「アイ・ハード・ア・ルーマー」は他でなかなか聴けないので嬉しい選曲。邦楽ディスコには通わなかった人なので、何故この選曲なのかはよくわからないけど。あー、それにしても踊りたい。
DISCO FINE-SUPER J-POP DANCE HIT TRAX-

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ガンダムは文化だ

2009-09-27 | うちの子に御用?
このタイトル読んで、「また、takがガンダムの話始めやがった・・・」と思っているでしょ。
ところが、さにあらず。
これはうちのルーク・スカイウォーカー(10歳児)が近頃言った台詞なのさ。
ルークは今、ガンダムにハマっている。

だいたい「ケロロ軍曹」をアニメで見てから「ガンダム」に興味はあったし、既にガンプラは作ったことがある。さらに、ここ数年コミック本に興味を示して、家にある手塚治虫や高橋留美子をやたら読みたがった。で、ある日気がついた。僕の部屋にあるはずの「機動戦士ガンダムThe Origin」がないのだ。・・・それはルークの部屋に持ち込まれていた。
ルーク「ちち。続きはいつ買ってくるの?」
アナキンtak「あのさ、そればっかり読んで宿題を後回しにしてると禁止されちまうぞ。」
ルーク「え?ほんとに。」
アナキンtak「そうさ。だから読んだらちゃーんと本棚に入れるんだ。でないと続きを買うなって、アミダラに言われちゃうんだよ。お互いのためだ。約束守れよ。」
ルーク「うん。」
機動戦士ガンダム THE ORIGIN (1) (角川コミックス・エース)
ルークのガンダムへの興味に決定打となったのは、今年の夏BS2で放送された「ガンダム」の特集番組。いわゆる”ファーストガンダム”はテレビシリーズが何話か断片的に放送された。
ルーク「ちち。僕はさぁ、「ガンダム」のアニメ見たことないんよね。」
アナキン「そうだなぁ。・・・あれはいいものだなぁ。」
ルーク「録画しといて。」
断片的ではあるもののジャブローの前までは予備知識があるだけに、十分に面白かった様子。どうも僕がいない時に繰り返し見ているようだ。そのせいか「ガンダム」の台詞を使いこなす場面が見られるようになった(汗)。

妹であるレイア姫(8歳児)とふざけていて泣かせそうになった。すかさずルークはこう言った。
ルーク「レイア!君は強い女の子じゃないか!」
・・・ヤバイ。完全にものにしてるわ。見せたのは失敗だったかなぁと思いました。

そんなルーク、ここ数日原稿用紙に文字を書きつづっている。
アナキン「何してんのさ。」
ルーク「あ、これ?これはガンダムの第1巻を小説にしてるの。」
そ、それってノヴェライズってやつですか!?。僕も小学校高学年の頃、「サーキットの狼」を真似てマンガ書いてたことがあるけど(そっちの方がフツーだと思うが)、小説にしたことはないぞ。

アナキン「ルーク・・・ちょっとハマりすぎじゃない?」
ルーク「ちち。ガンダムは文化だから。」
・・・お前には負けたぜ。

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幸せはシャンソニア劇場から

2009-09-21 | 映画(さ行)

■「幸せはシャンソニア劇場から/Faubourg 36」(2008年・フランス=ドイツ=チェコ)

監督=クリストフ・バラティエ
主演=ジェラール・ジュニョ クロヴィス・コルニアック カド・メラット ノラ・アルネデゼール

 フランス映画にはよき伝統がある。それは人間を見つめるやさしい視点。人は生きていく上でうまくいくこともあれば、しくじることもある。善なる面も悪しき面もある。ステレオタイプに人を分類するように描くハリウッド映画とは違う。 ダメ親父にもいいところはあるし、悪役も徹底的な悪としては描かれない。売れないコメディアンは歌で才能を開花させる。2004年の傑作「コーラス」のスタッフとキャストが再び音楽で僕らに感動を与えてくれたのが本作。この愛に満ちた映画で描かれる人間模様は、しあわせな余韻を僕らに与えてくれる。

 1930年代の不況で閉館に追いやられたシャンソニア劇場。その立て直しの為に、バックステージで劇場を支えてきた裏方2人と素人芸並のコメディアンら失業者たちが立ち上がる。特にジェラール・ジュニョ演ずるピゴワルは失業したことで愛する息子と暮らせなくなってしまう。彼らとそれに加わった新人女性歌手ドゥースの奮闘。しかしドゥースが他の興行主の目にとまる成功を収めたのみで、彼女を失って劇場はますます危機に・・・。しかし、ずっと引きこもっていた”ラジオ男”マックスがドゥースの歌声を聴いてから事態は一転。眠っていた才能を再び開花させたマックスの下で、劇場は再び歌声で満たされる。この辺りはミュージカル映画的な演出で実にテンポもよく楽しい。だがその劇場の成功の影では、それを面白く思わない人々もいた。

 30年代のヨーロッパの不穏な空気。そうした時代を描くことで、単なる失業者の成功物語で終わらせないところが物語に深みを与えてくれる。劇場近くのカフェでは時の政治体制でメニューが移り変わっていくし、この映画の悪役もそうした時代に乗せられた人物として描かれる。そうした人間模様と時代背景とのバランスのよさ、脚本の巧さ。まぁ、父子ものとして泣かせどころに持って行くところや物語の結末も、”予定調和”的で意外性はないかもしれない。でもそれだけに、誰もが幸せになるために懸命に生きているということが感動をもたらしてくれる。息子との劇的な再会もなく、夜の劇場前で終わる言葉少ななラストシーン。だが、そこには確かに幸せな結末がある。こういうじわーっと感動が染みていく感じが、いい余韻となって銀幕のこちらの僕らにも幸せを運んでくれる。息子ジョジョを演じた少年は、この映画のプロデューサーであるジャック・ペランの息子(「コーラス」にも出演)。

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追悼 パトリック・スウェイジ

2009-09-20 | 映画・ビデオ
「ゴースト ニューヨークの幻」のパトリック・スウェイジが亡くなった。
あれを代表作として語られがちの彼。
「アウトサイダー」のお兄ちゃん役あたりも印象に残っている役柄だ。

「ダーティダンシング」では挿入歌も歌ってたよね。
けっこういい曲でした。
Dirty Dancing "She's Like The Wind" by Patrick Swayze (1987)


「ゴースト」はもちろんいい映画だったけど、
パトリック・スウェイジ主演作では「ハートブルー」が実はお気に入り。

薄汚い風貌だけどとっても魅力的な悪役でありました。

ご冥福をお祈りします。

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ミルク

2009-09-19 | 映画(ま行)

■「ミルク/Milk」(2008年・アメリカ)

監督=ガス・ヴァン・サント
主演=ショーン・ペン エミール・ハーシュ ジョシュ・ブローリン ジェームズ・フランコ

自らゲイであることを明かして、ゲイやマイノリティの地位向上の為に活動したハーヴェイ・ミルク氏。以前に地元の映画館でレイトショーで上映されたドキュメンタリー映画(残念ながら観られなかったが)でその存在は知っていた。本作は、そのミルク氏をショーン・ペンが演じた伝記映画である。

言われなき差別を受け続けているマイノリティを救おうとするハーヴェイの勇気と行動には感動する。彼の人柄や周囲の人々に支えられたこともあるけれど、その前向きな行動はやはり人とは違う。落選した選挙であるにもかかわらず、事務所には殺伐とした空気はない。損得勘定ではない人間的なつながりがそこにあるからなのか。「40歳になるのに人に誇れることを何もしていない。」そしてみんなの為に出馬を決意する。自分にこういう行動はとれるだろうか。

 彼の政治活動を快く思わない人々がいる。人には価値観がさまざまあることはもちろんだが、ハーヴェイに異を唱える人々は残念なことに偏見に満ちた人々だった。ハーヴェイは結局、私的な恨みから射殺されてしまうのだが、その裏側にそうした社会的な偏見があったことも無視はできない。射殺した同僚議員ダン・ホワイトはわずかな実刑で社会復帰することになるのが、その証拠ともいえる。この映画で我々が知ることは、何よりもハーヴェイ・ミルクという人物。
「希望がなければ人生は生きる価値などない。だから、希望を与えなければ。」
という彼の台詞は心に響いた。多様な価値観をもつアメリカ社会の現実、そして人間はいかに不寛容な生き物であるか、を僕らはこの映画で思い知る。そうしたことを考える時間を得たことが何よりも収穫なのかもしれない。

ショーン・ペンはいつもよりもやや声を高めに発し、”しな”をつくるような動作で役になりきっている。この人の演技こそが本当にいい仕事だ。この映画でオスカーを獲得したが、それも納得。ガス・ヴァン・サント監督がゲイの映画というと「マイ・プライベート・アイダホ」がある。男娼という役柄でゲイが扱われるだけだし、リバー・フェニックスが美しかった。本作は・・・駅でいきなり「誕生日を一人にさせないでくれ」と言ってナンパしたり(しかも濃厚なキス!)、男性二人が絡み合う場面が続くのは、わかっちゃいるけどちょっと生々しく感じられて・・・。




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えー、ひとつ歳をとってしまいました。

2009-09-13 | その他のつぶやき
9・11は私、takのお誕生日でございます。43歳になりましてございます。

社会人になって、
仕事の電話をかけるとき、出たのが子供でも、
自分を「おじちゃん」と決して呼ばなかった20代。

やっと「おじさん」と口にすることはできたけど、
相変わらずのピーターパンシンドロームで過ごした
お子ちゃま30代。

そして何とも大人げない大人になった40代。

毎年似たようなことを書いていますが、
僕には「こんな男になりたい」という目標がありまする。
それは・・・
最後の初恋 [DVD]
リチャード・ギアみたいな大人になること。

目標高すぎ・・・ですよね(汗)。

こんな私ですが、
顔見知りの皆様も、ネット見知りの皆様も、
今後ともよろしくお願いしますね。
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家庭科

2009-09-09 | うちの子に御用?
うちのルーク・スカイウォーカー(10歳児)。
家庭科を習うお年頃になった。

先日、授業で縫い取りを勉強したらしく、
しばらく家で布に自分の名前を縫って習った腕前を試していた。

ある日。
ルーク「ちち(注・”ちち”と呼ばれている)。いらないタオルハンカチとかある?」
僕は、ちょっとくたびれたタオルハンカチを渡した。
アナキンtak「ほら。これでいいかい?」
ルーク「うん。ちょっと待っててね。」

しばらくしてできあがったのがこれだ。

アナキンtak「これは・・・」
ルーク「これはジオン公国のマークだよ。ちち、嬉しいでしょ!」

シャア専用ハンカチと化したのでありました。

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