川上村1
♪川上村を侮るな~嘗めると痛い目をみるぞ~
いや、本当にもう、大変な目にあってしまいました。
地図で見る限りは何て事無いただの県南東端の山村なのですよ、だけど実際に訪ってみると何じゃこりゃぁあ、なマンホールワールド。
集落ごとに違う蓋がある罠。
取り敢えず始めは特環の二種類。
シジュウカラとカラマツ・シャクナゲ・川上犬です。
川上村2
とっか~ん、と来たら吶喊なのですが特環なのは特別環境保護区の略?
などと思っていたら正解は青森県の市浦村にありました、 別にそこに行けとはいいませんが。
上の蓋から犬をとっただけのような絵柄。
川上村(秋山梓山地区集排)
村東部の秋山地区・梓山地区の蓋。
あずさ湖は名前が気になるので行ってみたかったところですが…。
この蓋には村の花シャクナゲが描かれています。
川上村(居倉地区集排)
居倉の蓋にはもはやこの村の定番のカラマツ・シジュウカラ・シャクナゲが描かれていて、真ん中に千曲川が描かれています。
そうです、この川上村は千曲川源流だったのでした。
すっかり忘れてたよ。
川上村(川端下地区集排)
この蓋には村のシンボル三点と山が描かれています。
なかなか個性的な山々ですが、国師、朝日、金峰あたりの山だと思われ。
ちなみに川端下とかいて「かわはみ」と読むらしい、はい読めませんでした。
川上村(大深山地区集排)
この村で何が有名かと聞かれると川上犬か大深山遺跡と答えるしかない、そんな大深山の竪穴式住居(復元)です。
大きな集落がなぜかこの山の中の村に出来ていたらしく、住居跡が50箇所、発掘土器が数万点、千曲の源流で何やってたんだろ縄文人。
大町市
長野県の大町市です。
蓋の絵柄は北アルプスの山々とライチョウが描かれています。
が、下に「ライチョウ」とあるのがいじらしくてまた良い。
わざわざ書かなくても胴体のでっぷり加減で分かりますってば。
それにしても良い所でしたね、ここは。
青木湖・木崎湖、それに高瀬川の源流の龍神湖と湖には事欠かなくってゆったりと走りを堪能出来ました。
これで叱ってくれる委員長がいれば…(意味不明すぎ)
大町市(八坂村)
八坂村は山の中~。
何故か蓋の絵は金太郎に桜の花ですが。
東京の大田区に「しばざくらきんたろう」と言う名の公園がありますが、そことは関係ないんでしょうねぇ。
しかし何故この地に金太郎?あれは足柄(神奈川・静岡)の話じゃないの~~?
神戸市1
西宮駅前通りの中央分離帯にあった蓋。
港と六甲の山並みが描かれています。
もうちょっと歩くと、かの最短国道が姿を表します。
神戸市2
海から見た神戸の港と六甲の山々、なんかちょと物足りない絵柄ですけど良しとしましょう。
神戸市3
かの震災の復興事業の蓋。
ひと・まち・みらい、ときて下水道。下水道がオチなのか?関西ノリってのは良く分かりません。
神戸市4
All You Need Is KOBE
神戸こそ全て、とか言っちゃってますがどうしましょう。
ビートルズの名前を知らない世代が殖えてますしねえ。
これを説明するのは野暮ってものです。
「宇宙船?」
「そりゃ、ビーグル号だーーっ、」
何か疲れそう。
神戸市5
神戸市には基準点にも素敵な蓋がありました。
豊岡市(城崎町1)
城崎町ですが「城之崎にて」は未読、ですから何を表現したい蓋なのかは何も言えません。
豊岡市(城崎町2)
ですからもう勘弁して下さいってばぁ、しくしく。
文芸館といっても島崎藤村はヤソの実しか知りませんってば。
豊岡市(竹野町)
竹野町は北前船、どっかで見たような…。
と思い返してみたら青森県の佐井村でしたね。
日本海航路でイワシやらニシンやらを運んでた船です。
訪った前日が北前祭だったそうでタイミングの悪い男ですね、我ながら。
ついでながら北前船について調べるならば無明舎出版さん(秋田県)ははずせませんが「北前船(寄港地と交易の物語)」加藤貞仁氏著、にはこの竹野町のマンホールについての記述もあります、詳細を知りたい方は是非一読をお奨めします。
豊岡市(日高町)
日高という地名は太陽が高く上がらないと日が差さないという意味があったと記憶してます、町の東に大きな山があったりしてお昼近くまで太陽の恩恵にあずかれない山間地とか。
そんな所では「お天道様、なむなむ~」と太陽信仰が自然と深くなったとしても不思議じゃありません、むしろそれが自然。
だからという訳じゃないんだろうけど日高町の蓋に描かれているのはお日様です。