忘却への扉

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そうてい れんしゅう

2012-02-16 | 平和を
 夜7時のNHKテレビニュースで、四国で唯一愛媛県だけにある四国電力伊方原発事故を広域想定した大規模避難訓練のもようが映し出されていた。
 30㎞圏内ということで宇和島市の学校運動場での子供たちも避難訓練に参加の様子も見た。香川県にある電力本社からすれば原発は、大分県に近い場所。
 老朽化した築30年以上前とプルサーマル原発を含め、3基の原発が僻地にある。風向きによっては放射能を遮る物の無い海の対岸に、大分・宮崎・山口・広島など。
 東日本大震災と東電のフクシマ原発大事故被災を思えば、日本のどの原発も繰り返し兼ねない巨大な危険性を抱えたまま。避難や防災対策もだが、脱原発の方針を曲げないこと。
 地元[伊方町では、住民が中学校に集まり大型バス2台に分乗して、およそ50㎞離れた避難場所に向け出発した][今回はヘリコプターや海上自衛隊などの船も使われ、広域的な避難の手順を確認した]とも。
 他の原発を保有する県でも同様の訓練があり、原発が近くにあるこの町でもマイクでの呼びかけはあった。夕方には「今日の訓練を終わりました。ご協力ありがとうございます」の放送を聞く。
 原発事故想定の訓練だから「終わり」ですむが、事故が現実となる可能性は高い。その時どうする。先月原発事故の際の避難道路着工の促進を訴える集会に参加した人に、「わしらは 結局 どこに逃げたら ええがよ」と聞いてみた。すると「どこちゃ 逃げれんがとぉ 山も道路も 岩盤自体が ぐしゃぐしゃになって 行くとこないとぉ」 わかってはいたが逃げ場のない原発事故は怖い。