忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

うったえかける

2012-02-06 | 日々
 ふだんは無口な彼女だけれど、時たま早口でかん高く訴えかけるかのような話し方を聞くことがある。いつもは私が話しかけ、彼女はもっぱら聞き役で、その表情や態度しぐさに気持ちを理解し合っている。
 彼女の声を聞くのは山里のわが家に珍しい訪問者があった時と、外出したくなるとか食事の時間を家族が忘れているのではと心配になるとかおやつをもらっていない時。
 家族みんなとの仲良く一緒の時間が大好き。家でもいつも一緒に居たいけど離れた場所で待っているのは忘れられたのかと不安になって呼びかける。
 家族から聞き覚えた話し方を真似て懸命に伝えたいとしゃべる。私たち人に言葉は理解できなくても家族の1員、気持ちは通じる。
 あと半年ほどで14歳だが犬年齢では私を追い抜いている。「ごはん」のひとことは覚えてくれてあとは犬語で十分満足、無理せず元気に長生きが今後の願い。