忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

やっと 見つける

2012-02-19 | 日々
 二階家にすり寄るように樹齢100年以上の雑木が植わっている。家は少なくとも数回は建て替わったが、ヒヨドリのご馳走になる赤い実をたくさんつけるその木は今も生きている。
 昔は田んぼの殺虫剤とか油を絞ったとも聞いた、この地方ではタマクサと呼ぶ木だが本当の名は知らない。放っておけば大木にもなる。
 そこで家や道路の邪魔をしないように枝を切ってやる。先日も二階の屋根より高く伸びたり、当たったりした枝を少し切る。
 枝は少しなのに葉っぱがしげっているせいで大げさな量に見える。木から下りては枝を片づけまた登るを繰り返して終了となるはずが、腰の剪定ノコが見あたらない。
 また何度か木を登り下り、枝を持って行った場所も探した。何日か探していて今日な夕方犬との散歩帰りにタマクサの木を見上げると、木の中ほどに引っかかっていた。
 何回も探したはずなのに不思議、今日は遅いし雨上がりなので登るのは明日にした。去年は大きい枝数本に根っこまで切った。元気で枯れないでと願うと共にノコを受け止めてくれていてありがとう。

しれいかん

2012-02-18 | 平和を
 町に何軒も在った映画館が無くなり市民劇場などで見ていた頃からも数十年が経った。テレビのチャネル権争いに敗れ、映画は年に何回か買い溜めたDVDの中から気まぐれに見る程度。
 それが友人に誘われシネマサンシャインで観たのが[連合艦隊司令長官 山本五十六 ――太平洋戦争70年目の真実――] 誰よりも開戦に反対した男がいた。
 明治維新から30年足らずで日清戦争に勝利 し、さらに日露戦争にも勝ちを収めた。大正に入っての第一次世界大戦は日本に好景気をもたらす。
 しかし昭和になると世界大恐慌が日本も深刻な経済不況が押し寄せる。戦争になればあの景気が戻って来るとの期待感はあった。
 朝鮮や中国侵略だけでは足りず、山本の意見は多数の強硬派に消され日独伊三国同盟を結び、無謀な第二次世界大戦へと走り出す。
 役所広司の山本五十六はもちろん脇を固める俳優たちの存在感も光る。ただの戦争映画の英雄伝ではない人物像が見えてくる。小料理屋の女将の非戦の呟きが生きる。
 映画ではブーゲンビル島上空で死ぬために飛び立ったとも思える場面。私には新たな真実はなかったが、若い世代に見てほしいとは思う。戦争を煽る新聞社や映画など、現代の報道機関等も同様にあの戦争の反省どころか原発事故対策やTPP、政治に関しても大本営発表そのままに暴走する危険を感じる。

とっといて

2012-02-17 | 共に
 [ 冷凍庫の中 白い容器に入っているのは ツララ。先月 庭で出来ました。息子が ポキポキ嬉しそうに折って 保存しています。おばあちゃんち(おじいちゃんちでは ないそうです)でしか 見たことのないツララが 自分ちの庭に出来たのが嬉しかったらしい。]
 冷凍庫の文字で、まさかネコ・メルを閉じ込めたのかとびっくり! ツララで良かった。プレゼントに送るなら冷凍便の宅配でね。

そうてい れんしゅう

2012-02-16 | 平和を
 夜7時のNHKテレビニュースで、四国で唯一愛媛県だけにある四国電力伊方原発事故を広域想定した大規模避難訓練のもようが映し出されていた。
 30㎞圏内ということで宇和島市の学校運動場での子供たちも避難訓練に参加の様子も見た。香川県にある電力本社からすれば原発は、大分県に近い場所。
 老朽化した築30年以上前とプルサーマル原発を含め、3基の原発が僻地にある。風向きによっては放射能を遮る物の無い海の対岸に、大分・宮崎・山口・広島など。
 東日本大震災と東電のフクシマ原発大事故被災を思えば、日本のどの原発も繰り返し兼ねない巨大な危険性を抱えたまま。避難や防災対策もだが、脱原発の方針を曲げないこと。
 地元[伊方町では、住民が中学校に集まり大型バス2台に分乗して、およそ50㎞離れた避難場所に向け出発した][今回はヘリコプターや海上自衛隊などの船も使われ、広域的な避難の手順を確認した]とも。
 他の原発を保有する県でも同様の訓練があり、原発が近くにあるこの町でもマイクでの呼びかけはあった。夕方には「今日の訓練を終わりました。ご協力ありがとうございます」の放送を聞く。
 原発事故想定の訓練だから「終わり」ですむが、事故が現実となる可能性は高い。その時どうする。先月原発事故の際の避難道路着工の促進を訴える集会に参加した人に、「わしらは 結局 どこに逃げたら ええがよ」と聞いてみた。すると「どこちゃ 逃げれんがとぉ 山も道路も 岩盤自体が ぐしゃぐしゃになって 行くとこないとぉ」 わかってはいたが逃げ場のない原発事故は怖い。

ざわわ ざわわ ざわわ

2012-02-15 | 平和を
 先日いっしょに映画を観た帰り、友人から森山良子の歌を聞きに行かないかと誘われた。夫婦でとわざわざチケットを手に入れたのに趣味が違うと断られたとか。
 聞きに行きたいのは山々だけど、家庭内の事情で遠慮する。私も友人同様に森山良子など反戦平和や社会風刺のフォークソングを歌った世代でもある。
 反戦歌手として人気のあったジョーンバエズの日本公演で 森山良子も歌う機会をもらった話を初めて聞いた。私はジョーンバエズの舞台での発言を通訳者が脅迫の圧力に屈し、でたらめな通訳をしたできごとは覚えている。
 ラジオで山田パンダの「われらフォーク世代」という番組は歌だけでなく深いトークも好きでよく聴いている。森山良子の現代の歌も好きで、二女の結婚式では。長女と涙そうそうを歌った。
 他のテレビでの歌番組などほとんど無関心な私をしばらく歌声の熱演に夢中にさせたのが、昨夜の「歌うま女王は誰だ!?歌がうまい王座決定戦 魂の大激突スペシャル 女のプライドを懸けて 歌声だけで真剣勝負!!」
 ふざけた題名の番組だが私の観たのは準決勝戦の途中からだったのが幸いしたのか、どの歌唱力にもしびれるほどの快感をもらう。
 人々に訴えかけ社会を清浄化の方向に動かす力を歌に感じる。今夜も森山良子の「さとうきび畑」を歌う姿が見れ、憲法9条のある非戦の平和の大切さを噛み締めることができた。

にかしょから

2012-02-14 | 平和を
 珍しく1日中晴天だったその日は、家近くの山にある果樹園で木に登っていた。晴天でも微妙な位置となり、山陰や木陰に移動すれば急に寒さを感じる。
 見上げると真っ青な空なのに、太陽の照る場所でできる仕事は限られている。ただ家の屋根は母屋も隠居もずうっと暖かさをもらって、見ているだけで温そう。
 犬は建物に隠れ見えないが、日当たりの良い私道に布団を広げてもらって昼寝だろう。見知らぬ乗用車が下を通ってから、たぶんわが家の犬が吠え始めた。
 「こんにちは こんにちは」女性の声が家の方でする。ケガに注意しながら急いで家に帰るが、もう犬は静かになり庭に人の姿は見えず玄関や郵便受けにも何もない。
 もしかしてものみの塔(エホバの証人)の人だったら、震災や原発事故の会話ができたかも…と会えなかったのを残念に思う。
 倉庫を出た所にさっきの車が戻って来たので頭を下げると、車内のものみの塔の人たちも頭を下げ通り過ぎて行った。
 また山で木登りを始めると次にバイクがわが家で止まり誰かが降りたが犬は吠えない。後で郵便受けを見ると地元のキリスト教会から会報が入っていた。
 神も仏もみな心の私に信仰心はないが、この日のどちらにも関心は以前からあり話を聞いたり会話をするのは好き。お金や票を目当ての言葉を聞かずに、真面目な話ができるのがいい。

ぎゃくじゃない?

2012-02-13 | 日々
 昨夜はちょっと寒気がして風邪が気になる。朝からの雨の影響で体調不良、頭もボアッとしたまま。午前中に地区で雨天実施の外である園回りの講習会はわるいけど欠席した。
 だけど定期検査の医院は休むことはできないので乗せて行ってもらう。雨と月曜日のせいか順番待ちの人たちの多いこと、受付兼待合室だけでなくその外の寒いロビーにも何人も立っている。
 全国的な流行をみせているインフルエンザ警報の先を行った市内でもあり私は予防のためにマスクをしていたが、医院内では看護師さんを除きマスク着用は数人だけ。
 待合室の椅子に腰掛けあちこちで聞こえる咳のする方を見てみるとどの人もマスク無し、腕で口をおさえ隠す小さな礼儀も知らんぷり。
 インフルエンザウイルスの飛散が気になる。早く警報でなく注意報となり流行がおさまる日を待っている。寒さが怖い。

やけるのか

2012-02-12 | 共に
 昨夜は孫への電話のさいには不在だった孫娘と話ができた。おばあちゃんが何回も電話するけど不在が続き、遅くなってからやっと通じた。
 見えないけれど「いま 裸… 」 風呂から出たばかりのよう「早く着て! 風邪ひくよ」 あわてた声でおばあちゃんが言っても「大丈夫」
 電話を再度掛けることにして衣服を身に着ける間をおいた。どうせ孫娘もばあちゃんとの会話で十分だろうが、じいちゃんも声を聞きたい。
 「用事があるがやけん すぐ止めんと」条件付きで受話器を借りた。明るいうれしそうな孫娘の声、「前回送ったあの本 どうだった?」 2人だけにわかる短い会話。
 話始めてすぐに、「早よ 止めんと! 切らんといけんろ!」 横槍が入る。2人で1分とは話さずに終わりの言葉を交わす。
 風呂から上がると居間の方で声がする。テレビの音でもないと気がつき近づくと、ちょうど3回めにばあちゃんが掛けなおした電話を切る所。
 先ほど私は別れ際の会話を済ませているが、少し離れた孫娘の声は聞こえない場所で「元気でな ありがとう バイバイ」私の声は向こうに届いたはず。
 孫娘との会話にも制限付きとは、今回もあとで「本のことなんか わかっとるがやけん 話すことなかろ!」 ほんとは私も大人の会話をしたいが、出会って2人になれた時の短い会話を待っている。

とっさに

2012-02-11 | 平和を
 他県北部で生活している孫と私も少し電話で話ができた。「雪は降ってるけど 積もってはいないよ。 でも 朝は凍った道で滑り転んだけど…」 すぐに浮かんでくる雪景色がある。
 各家庭に雪かきの道具を備える地方なので滑りこけても幼い頃からなれている。少年野球チームにも入っているので滑り込みも大丈夫? 電話の途中でこの孫も来年は中学校で必修科目の「武道」としてたぶん柔道を習うのかと気になったが話題にはしなかった。
 今年4月から必修化されるのは体育・スポーツでの授業でははなく、あくまで「武道」として柔道・剣道・相撲など。中学校と高等学校での柔道はこれまで選択科目や部活で行われていたが、それでも他のスポーツに比べ死亡や後遺症の被害者数が突出しているのは明らかなのに。
 武道=武士道に固執するなら日本を担う立場の大人側こそ改めるべき点が多数ある。自らの身を削るどころか利権を守る政財界官等、痛みは全て一般国民に押し付けて平気とは情けない。
 真部朗沖縄防衛局長の宜野湾市長選挙介入の「講話」事件、これまでの選挙でもあったとの報道からすれば当然防衛省の意向で動いているとしか思えない。
 現代日本の軍部=防衛省=自衛隊にとって武士道とはなんなのか。辞書にも[主君(日本国憲法での国民)への絶対的な忠誠のほか、信義・尚武・名誉などを重んずる。]とある。( )内追加 「葉隠」は読んだのか。
 アメリカ・米軍援護の海外派兵や密約に国家機密他軍事を防衛の目的とせず、災害時救援活動等こそが正しい道。
 高校部活で柔道をやっていた友人、「下手で投げられてばかりやったが それが役にたった 坂道で自転車が大破するほど 転んだが とっさの受け身で 無傷で済んだ」中学で全員の安全が守れる保証はあるか?

えんがわで

2012-02-10 | 日々
 久しぶりの青空と暖かい日差しに、縁側の日当たりの良い場所には犬も一緒に寝床の布団と天日干し。私の帰宅をしっぽを振ってすりより出迎えてくれたが、まだ昼寝の時間は足りなそうな顔。