忘却への扉

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日ごろから正しく恐れ備える

2016-12-23 | 共に

 【 詳しい海抜地図の作成臨む 】 松山市 男性( 64・会社役員 )

 ◇四国中央市で防災の研修を受講した。愛媛県の「南海トラフ巨大地震に備えて」のパンフレットを拝見し、多くの市町で最大震度7が予想されているのに驚いた。
 ◇パンフレットによると、推定されている津波の最大の高さは四国中央市で3・6㍍、宇和島市で10・1㍍伊方町に至っては21・3㍍だ。正しく恐れ、日ごろから備えることが重要だと再認識した。また防災は行政に任せるのではなく、日ごろから地域との連携を保つことが大切になる、と書かれている。私もそれが命を救う分かれ目になると思う。そこで注意喚起のためにも、各市町は詳しい海抜の分かる地図を作成してほしい。今はスマートフォンのアプリでも海抜を知ることができるので、難しくないと思う。
 ◇津波が着たら高台に逃げろと言っても、数値的な尺度がないと安全かどうか分からない。主な地点の海抜を把握して経路や距離を頭に入れ、実際に訓練して、死者ゼロを目標に頑張りたい。]
                                    《 こだま 読者の広場 》 地方紙「投稿欄」より

 ( 忘却への扉 ) 伊方核発電所の稼働最優先で動く行政のせいか、大規模とは報道されても形式的な、一部伊方住民だけが参加する避難訓練などは実施されても、毎回私たちは置いてけぼり。
 安全神話の復活した核発電所に大事故など起こるはずもなく、本来なら避難訓練も必要としないはず。国と規制委が認めた再稼働、四電も行政も核発電所地元の一般住民に絶対「安全」を保証し伝えて当然。
 南海トラフ巨大地震も、伊方核発電所事故発生との関連かあるためか、こちらでは過小評価しかされずにいる。
 真実を知りたくてもそれを秘密や曖昧?にされてはどうしようもない見殺し、生殺し状態。かと言ってあきらめるのも嫌!。南海トラフは震災だが、伊方核発電所事故は廃炉にすれば被害を減少させるか防げる人災だ。