【 原発避難いじめの手記に涙 】 八幡浜市 女性( 60・介護福祉士 )
◇東京電力福島第1原発事故で福島県から横浜市に自主避難し、いじめを受けていた男子生徒の手記を読んだ。胸が張り裂けそうになり、読んでいるうちに涙で曇って文字が読めなくなった。
◇生徒のつらさや苦しさだけでなく、皆の中での孤立—。この生徒が受けた壮絶ないじめを思うと、どうして周囲の大人たちが救いの手を差し伸べてあげられなかったのか、気付いてあげられなかったのかと義憤に駆られる。こうした苦しみに耐えながらも男子生徒は心の内を吐露した。この勇気を思うと、学校側が自分たちを守ることのみを優先した勇気のなさ、行動力のなさにやるせなさを感じる。
◇今回、男子生徒が手記を書くまでの葛藤はあっただろうが、勇気をもって書いたのだろう。手記の中にある「ぼくはいきるときめた」という言葉に唯一救われる思いがした。だからこそ、この勇気に私たち大人は応えなくてはならない。そして、応えられる社会になることを切に願う。]
《 こだま 読者の広場 》 地方紙「投稿欄」より
( 忘却への扉 ) 福島県から自主避難し、いじめを受け続けていた男子生徒のいじめが、(中学では現金150万円もの要求も)明るみに出てからの横浜市教育委員会の対応は教育関係者にあるまじき態度。
横浜だけでなく、後に新潟でも原発事故で自主避難した生徒がいじめを受けていると、担任教師に相談したが、その、担任本人から名前を呼ばれるときに「菌」付けで呼ばれ不登校になる。
担任は、最初事実を否定していたが、他の生徒たちからその事実を証言され、ようやく認めた。先生自身が生徒をいじめるとは、担任をする能力もどころか教師になる資格もない。
伊方核発電所は、八幡浜市と隣接するが、その他周辺住民はこの生徒のいじめは人ごとではない。事故が起きれば同様ないじめ(被害者・加害者の両面で)が、子や孫に起こる可能性は高い。
伊方核発電所誘致と建設の際には、機動隊まで登場、札束も乱れ飛ぶ異状さ。反対派でなくても協力しなければ、大人でも国を後ろ盾とする電力側からの強引な「いじめ」を受けた。