忘却への扉

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もったいないの気持ちを

2016-12-20 | 共に

 【 食品ロス削減の輪拡大期待 】 西予市 男性( 61・非常勤職員 )

 ◇長野県松本市では「残さず食べよう!30・10運動」に取り組み、食品ロスの削減が推進されているという。この運動は、食品ロスの問題に関心を持ち料理を残さず食べようというものだ。宴会の乾杯後30分は席を立たずに料理を楽しみ、お開き前の10分間は自分の席に戻ってもう1度料理を楽しむ。
 ◇日本国内では、食べ残しや買いすぎた食品の廃棄などで、食べられるのに捨てられる食品ロスが多く発生している。その量は2013年度に推計2800万㌧。このうち、まだ食べられる食品は632万㌧にも上る。これは飢餓に苦しむ国々への食糧援助量約320万トン(14年)のほぼ2倍に当たる。国民1人1日当たり茶わん1杯のご飯に相当する。
 ◇日本の昨年度の食料自給率(カロリーベース)は39%と低い。今こそ「もったいない」の気持ちを強く持ち、この運動の輪が広がることを期待したい。忘年会シーズンになった。幹事さんにはぜひ取り組んでいただきたい。]
                                    《 こだま 読者の広場 》 地方紙「投稿欄」より

 ( 忘却への扉 ) 「もったいない」の思いは、物心がついた頃から持っている。戦中戦後を体験した世代の多くは同様ではないだろうか。
 地面や床に落ちた食べ物も、ひろって平気で食べていた。明治生まれの祖父母と父母、その中でも家は祖母が「もったいない」を使っていた。質素な食事に、お茶碗に麦粒1つ残っていても注意された。
 当時学校へ弁当を持って来れない児童生徒たちが、いたことを後で知る。私は家が農家で、まだ食べる物があるだけ良かったのだ。
 先日、ある食堂でバイキング形式を選び食べていると、隣の席の数人の女性の中の1人が「欲しくて選んだんだけど、お腹がいっぱいになったから、もう食べれない」と一品残す。後一口なのにもったいないと思う。
 世界中に飢餓に苦しみ命を失う人々(こどもたち)がいる。海外だけでなく、この日本国内でも、政策による経済的貧困から、給食費も払えず、家庭での食事も満足に食べれない子供がいるとは悲し過ぎる。

コメント
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