忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

かんちがい

2009-09-27 | 日々
 吉田遠志・動物絵本シリーズ◆アフリカ◆ 発行所/ベネッセコーポレーション 孫が地区の公民館で借りて来た絵本を読ませてもらった。孫も同じ本も何回も借りているのだが、母親は『本人わかっているのだかどうだか』
 内容は結構深く、大人向けともいえる絵本だ。4歳児が繰り返し本を借り読み聞かせをせがむのは私も理解できすにいるが、孫がこのシリーズに興味を持っているのは事実。

 〈5〉【かんちがい】はサイの親子の物語。親子はゾウの群れに出会い、勘違いから母サイは大けがを負う。サイの背中にとまって行動するサイドリ(ウシツツキ)がいるのも知った。
 [ダニや虫やときには傷口で固まった血を食べて、動物たちのからだをきれいにする。とまる相手がきまっていて、…]大自然の中でサイと小鳥が共存するうれしくなる光景が浮かぶ。
 〈13〉【じひびき】は、水と食物を求め命がけの移動をする、ゾウの群れに起こる悲劇。ゾウの知恵と家族愛によるつらく悲しい行為は、そこまでゾウならできるかもと思うお話。
 〈15〉【いなびかり】 仲間とはぐれ1匹になったヌーと、ヌーを獲物と狙うハイエナたち。逃れ疲れ切ったヌーの前ライオンが‥。連帯感と孤独感、弱肉強食と自然の脅威。色鉛筆?で描かれたアフリカの大地と動物たち、お別れまでに3冊を読めた。