忘却への扉

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ゆれる音

2009-09-19 | 平和を
 天気図には太平洋上に台風の存在が示されている。その影響なのだろうか、家の周辺の木々が大きく揺れざわついている。お地蔵さん前の園地での続き仕事がまだ残り数日分ある。
 その付近の高い雑木林の急傾斜の道を登る。台風が本土から遠く離れて移動していると知らなければ怖いほどの風の音が聞こえて来る。こちら側の山はあちこちで揺れているが、向かい側では動いていない。
 陽の当たる場所に出ると少し寒かった日陰と変わって、一瞬暑さを感じたが、すぐに風がちょうどの心地良さをくれた。雑木林を離れるにつれ風の音は聞こえなくなる。
 嵐ではないちょっぴり強風の下ていど、それも吹いたり止んだりの1日だった。午前中は先日行った生活習慣病検査の結果通知で、胃の精密検査をする必要がとあり病院に行った
 風による揺れや音ではないが、胃癌の疑いだともっと私の心は揺れるのが本当なのかと数分間は考えた。答を聞く前に無駄なことだと気づいて止めた。ただ老いと共に病を避けるのは難しくなる。
 今回の結果は疑い無しと出た。いつかは死を迎える。どうせなら内臓などを残しせた姿で死ねると良いなと思っている。過剰な治療の可能性を追求せず、いい加減が私は好き。なによりも献体のできる死を願う。だから非戦の平和も望む。